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我々が知っていること
モバードは古い魂を持つブランドです。1881年に創業し、20世紀をとおして着実なデザインの変遷によって形成されてきたこのブランドは、長らく幾何学とプロポーションという同じアイデアに回帰してきました。この秋、私が同社の本社を訪れ、新しい1917 ヘリテージ コレクションが、ステップドベゼル、レクたんギュラーケース、そして1970年代のカラフルなデザインを持つ初期の腕時計と並べられているを見たとき、モバードのデザインDNAの明確な継続を感じました。
このコレクションは単なる復古ではなく、ブーメランのように感じられます。なぜなら2025年の今でも、1世紀前に最初に考案されたときと同様に時宜を得ているように見えるからです。モバードが懐中時計メーカーからモダンなデザインハウスへの変革を始めたあと、ヴィンテージデザインがメインストリームに安定して位置づけられている時代である今日、1917はその初期の腕時計のクリーンな幾何学を現代に再解釈しているのです。
その感性をより広い層に伝えるために、モバードはインディアナ・ペイサーズのスターである、タイリース・ハリバートン(Tyrese Haliburton)氏に目を向けました。「私はいつもオールドソウルを持っていると言われてきました」と彼は私に語りました。「古い音楽、ヴィンテージファッション、古い家具が大好きです。そして1917を見たとき、まさに私にぴったりだったのです。私はスクエアウォッチが大好きですが、それはタイムレスでありながらより個性的だからです」。彼はポストシーズンをとおしてそれを着け続け、私たちとの通話の前日に撮った彼の婚約写真でも着用したと語ってくれた。「すべてに合うのです」と彼は言います。「ハイファッションにもカジュアルにも。しっくりくるのです」
1917はレクタンギュラーケース、ステップドベゼル、そしてモバードのミュージアムダイヤル時代より前を彷彿とさせる無駄のないダイヤルが特徴です。1917 ヘリテージ コレクションは、ブランドのアール・デコの遺産に敬意を表したふたつのサイズで展開されます。大きいほうの45.2mmモデルは、様式化されたアラビア数字と新しくアップデートされた一体型ブレスレットでオリジナルのシルエットを復活させています。
ブルー、イエローゴールド(YG)トーンベゼル付きのチャーコールグレー、グリーン、またはシルバーホワイトのサンバーストオンブレダイヤルを備えたステンレススティール(SS)製が選択可能で、それぞれセリタの自動巻きムーブメントを搭載し、シースルーバックを備えています。ブレスレットはバタフライクラスプに向かってテーパーするソリッドスティールリンクを使用しており、手首に着けると測定値が示唆するよりもスリムに装着できることを証言できるでしょう。詳細は下に記載します。
34.1mmモデルはよりコンパクトなフォームで同じデザインキューを持ち、こちらも測定値が示唆するよりも少し小さく装着できます。両モデルともSSまたはYGの仕上げに、シャンパーニュ、トープ、チェリー、またはグリーンのオンブレダイヤルを組み合わせています。いくつかのモデルには初期のモバードデザインにインスパイアされた、ラボグロウンダイヤモンドをあしらったベゼルまたはフラワーモチーフのリューズが追加されています。
このコレクションは様々なモデル、ムーブメント、そしてカラーで現在入手可能であり(下に概説)、価格は795ドルから1795ドル(日本円で約12万4600~28万2000円)です。
我々の考え
ヴィンテージモバードはHODINKEEでたくさん取り上げられており、最近ではリッチ・フォードンの素晴らしい記事が挙げられます。しかし現代のコレクションを見て、ブランドがどのようにそのふたつのバランスを取るのかに興味がありました。このような強力なヴィンテージカタログを持つことはプラスであると私は思いますが、それ自体が課題も伴います。ブランドとして、そのヘリテージをどこまで認識するのか? “新しいものはよいが、ヴィンテージほどではない”という典型的な評価にブランドが陥るのを恐れるか? それは難しい課題ですが、モバードはここでそれをうまくやっていると感じます。彼らはそのヘリテージに背を向けることなく、受け継いでいます。しかし同時に、現代的な感性も持っています。それが私がもっとも興味を持ったもの、すなわちサイズへとつながるのです。
私の細い手首でも、私は45.2mmモデルを好みます。なぜならそのサイズにしてはかなりコンパクトだからです。あなたが何を考えているかはわかっています。本当に45.2mmが手首に小さく装着できるのか? と。日常使いの時計が36mmである私はそのサイズを聞いたとき、同じ懐疑心を抱きました。しかし試着して衝撃を受けたのです。大きいことに疑いはないですが、私はそれを着けこなすことができると思ったのです。数値上では34mmが私にぴったりであるはずですが、実際はそうではないのです。自分が34mmよりも45.2mmを好んでいることに気づき、驚きました。45.2mmケースをカタログに導入することはブランドのヴィンテージモデルをより大きく現代的なサイズで補完する試みであり、それはかなりうまくいっていると思います。
ヴィンテージモバードと言えば、もうひとつの一般的なエントリーポイントは間違いなくミュージアムウォッチです。どちらの場合も、ブランドがこのような1世紀にわたるウォッチメイキングの伝統を持つことはよいことです。しかし当然ながら、ブランドは次の世代へと導く現代の提案を導入したいと考えています。それがこの1917 コレクションが最終的に行っていることであり、幾何学的なケースが今流行していることに疑いはありません。1000ドル(日本円で約15万6000円)未満のスタート地点で、これは多くの人々が求める入手のしやすたと供給を提供し、(現代の)ブランドへの素晴らしいエントリーになっているでしょう。
基本情報
ブランド: モバード(Movado)
モデル名: 1917 ヘリテージ シリーズ(1917 Heritage Series)
直径: 45.20mm、34-35mm
ケース素材: ステンレススティールまたはイエローゴールド IP
文字盤色: ヴィンテージブルー、エレメンタルブルー、チャーコール、ヴィンテージグリーン、シルバーホワイト、ブルー、トープ、シャンパーニュ、グリーン、チェリー(サンバーストオンブレ仕上げ)
インデックス: アラビア数字
ストラップ/ブレスレット: SS製の一体型ブレスレット、コニャックレザーストラップ、ブラックレザーストラップ、およびチェリーレザーストラップ(リファレンスによる)。
ムーブメント情報
キャリバー: セリタ製SW200(45.2mmモデル)/クォーツ(34-35mm)
機能: 時・分表示、センターセコンド
直径: 25.60mm(45.2mmモデル)
厚さ: 4.60mm(45.2mmモデル)
パワーリザーブ: 38時間(45.2mmモデル)
巻き上げ方式: 自動巻き(45.2mmモデル)
振動数: 2万8800振動/時(45.2mmモデル)
石数: 26(45.2mmモデル)
価格&発売時期
価格: 795ドルから1795ドル(日本円で約12万4600~28万2000円)
発売: 発売中
限定: なし
詳しくはこちらをご覧ください。
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