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我々の知っていること
パネライ サブマーシブル クアランタ クアトロによって、パネライはふたつの初体験をする。同社がサステナブルな方法で調達したケース素材であるeスティール™がサブマーシブルシリーズに初めて採用されたこと、そしてパネライが高度に研磨され光沢のあるセラミックを時計に初めて取り入れたことだ。ダイヤルカラーは3色で、ベゼルもそれに合わせたものとなっている。Verde Smeraldo(グリーン)、Grigio Roccia(グレー)、Blu Profondo(ブルー)の3色だ。
パネライは昨年、ベゼルレスのルミノール マリーナでeスティール™を導入。サブマーシブルシリーズのトレードマークはもちろん逆回転防止ダイビングベゼルで、このパーツにパネライは光沢仕上げされたセラミックを使用している。文字盤は上部が明るく、下部が暗いというグラデーションパターンを採用。内部には、十数モデルのパネライに採用されているテッパンのP.900を搭載した。
質量の話になるが、サブマーシブル クアランタ クアトロの72gにあたる部分にリサイクル素材が使用されている。これは時計の総重量137gの52%相当である。パネライ サブマーシブル クアランタ クアトロに使用されているeスティール™は、時計産業が環境に与える影響を軽減するためのパネライの大きな取り組みの一部だ(詳細は、インタビュー記事『Interview パネライCEOジャンマルク・ポントルエが明かす「2025年までに100%eSteel化」を一端とする次代のエコシステム』を参照)。
我々が思うこと
ジョン・ビューズ(Jon Bues)が昨年のルミノール マリーナ eSteelについて書いたとき、"文字盤のeスティール™ロゴは、オプションであれば個人的には見送りたいものだ "と言っていた。まあ、ロゴは今年もどこにも行かなかったが、変更はされた。今回、パネライはeSteelロゴに採用していた明るいブルーの「e」は廃され、ロゴをさりげなく文字盤に溶け込ませて余計な注目を集めないようにした。私は、この新しい落ち着いたデザインは素晴らしい進化であり、当初はこのデザインに関心が低かった人たちにもアピールするものだと考えている。
サブマーシブル クアランタ クアトロは、その機能性からもパネライがeスティール™モデルのラインナップを拡充するプラットフォームとして最適なモデルだ。また、従来のスティールに比べてeスティール™がもたらす長期的なメリットを観察するために、理想的なテストケースとして機能するだろう。この新しいトリオは、サブマーシブルをサステナビリティの観点から着実に進化させたものであり、これこそ消費者と業界が求めていたものなのだ。
基本情報
ブランド : パネライ(Panerai)
モデル名 : サブマーシブル クアランタ クアトロ eスティール™
型番 : PAM01287(グリーン)、PAM01288(グレー)、PAM01289(ブルー)
直径 : 44mm
ケース素材 : eスティール™
文字盤色 : グリーン、グレー、ブルー
インデックス : ルミナスアワーマーカーとドット
夜光 : スーパールミノバ
防水性能 : 300m
ストラップ/ブレスレット: リサイクルPETストラップ
ムーブメント情報
キャリバー : P.900
機構 : 時、分、スモールセコンド、デイト
直径 : 28.2mm
厚さ: 4.2mm
パワーリザーブ : 72時間
巻き上げ方式 : 自動巻き
振動数 : 2万8800振動/時
石数 : 23
価格 & 発売時期
価格 : 134万2000円(税込)
発売時期 : 2022年4月
限定 : なし
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パネライの詳細については、同社のウェブサイトをご覧ください。