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Introducing G-SHOCK GA-B2100 ついにBluetoothとソーラー充電まで内蔵したあの八角形モデル(編集部撮り下ろし)

それでいて、サイズは(ほぼ)そのままなのだ。

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クイック解説

 進化のスピードを加速させるG-SHOCKから、最新のアイコンモデルであるGA-2100にアップデートを施したGA-B2100が登場。2019年に発表されたGA-2100に、早くもBluetooth(2100の前に配される“B”の型番がその証)とタフソーラーを搭載した高機能モデルに仕上がっている。

 GA-B2100はタフソーラーを備えたことで、最大約7ヵ月、パワーセービング状態では約18ヵ月の連続駆動時間を達成。GA-2100の電池寿命は約3年とされていたので、少なくとも半年に一度しっかり充電してさえいれば、GA-B2100は大幅に長い期間の使用が可能となった(デジタル表示の5600系で同じくタフソーラーとBluetoothを搭載するモデルでは、それぞれ約10ヵ月、22ヵ月の駆動時間。アナログ針の駆動でより電力を消費するため、GA-B2100のほうがやや短い駆動時間に)。

 さらに、高機能モデルではもはやおなじみとなった、Bluetoothを介してのアプリ「CASIO WATCHES」によるモバイルリンクの搭載。これにより、スマホアプリから世界約300都市での時刻合わせや、自動時刻修正、携帯電話探索などが行える。

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 現代の高機能G-SHOCKにおける二大スタンダードとも言えるタフソーラーとBluetoothリンク機能。これらを搭載しながらGA-B2100は、GA-2100とほぼ同じサイズを実現した。“ほぼ”というのは、厚みが約0.1mm増したからなのだが、正直、着用した印象では感じ取ることが難しいレベルだった。ケースサイズは、GA-2100と同じく48.5 × 45.4mm。価格はイエローのみ2万3100円、ブラック2型、ブルー、グリーンの4モデルは2万2000円(すべて税込)で、5月14日より発売される。

 これらのカラーリングは、G-SHOCK初のカラーモデルとして登場したDW-56009BV(1987年海外発売・イエロー)、DW-5600B-3V(1991年海外発売・グリーン)、DW-56002V(1991年海外発売・ブルー)を再現したもので、またブラック × グレー(GA-B2100-1A)も1987年に海外で発売されたDW-5600C-1Vの配色となっている。

ポジティブ液晶を採用する2モデル。

Bluetoothなどの文字にもビビッドなカラーが配される。

ボタンなどの配置は従来どおり。

ケースサイドから見ても、厚みの増加は視認できないレベル。

ファースト・インプレッション

  正直、今回のリリースには意表を突かれた。まさかベーシックなGA-2100にこれほど早くアップデートがなされるとは思わなかったからだ。昨年メタルカバードモデルであるGM-2100が発表され、次なる進化はブレスレットまでフルメタル化された2100だろうと想像していた。CMF(カラー・マテリアル・フィニッシュ)コンセプトを推し進めるカシオは、外装面での質感を急激に高めているだけに、G-SHOCKのもうひとつの顔(本来の顔?)とも言うべき利便性・機能性を純粋に拡張したGA-B2100は、G-SHOCKのスタンダードとしての立ち位置をより強めていくと思われる。2019年からわずか3年で、G-SHOCKの粋を注ぎ込むようなコレクションにまで成長したということだ。

 今回ラインナップされた5モデルは、そのうち4本が1987〜91年に海外で展開されたカラーリングを復活させたものだということはすでに述べた。いずれの発色も素晴らしいクオリティで、僕のお気に入りはイエローだ。そして、GA-2100ではおなじみなのだが、遊環や尾錠の素材がモデルによって異なっている。ブラック × ブラック(GA-B2100-1A1)とイエロー(GA-B2100C-9A)のみ仕上げの異なる樹脂製で、それ以外は金属製だ。

GA-B2100-1A 2万2000円(税込)

中央のGA-B2100-1A1のみ、夜光に従来同様のグリーン色が採用される。

 さらに、細かい色の使い分けは針やベゼルにも及んでいる。復刻カラーである4色は白ベースの夜光塗料が配され、ブラック × ブラックのモデルにはGA-2100と同じくグリーンベースの夜光となる。ベゼルにおいてはカラーモデルは黒で統一されているものの、ブラック2色についてはグレーか型押しのみの仕様となり、5本それぞれに違った表情を見せている。

 以前、デザイナーの網倉さんにお話を伺った際、すべてバランスを考慮して微妙な色の使い分けをしているとのことだったので、今回もそれが十分に伺える仕上がりだ。

 GA-B2100は薄型G-SHOCKのアイコンとして、確固たる地位を築きつつある。何しろ、ベーシックな角型G-SHOCKで近しいスペックを備えたモデルの厚みが13.4mmであるのに対し、11.9mmだ。この個性を堅持しながら、多機能化の第一歩を踏み出した2100シリーズにはますます期待が高まる。期せずして、今年はタフソーラーが初めてG-SHOCKに搭載(G-5600-1だ)されて20年の節目。G-SHOCKが培ってきた技術力もまた歴史が積み重ねられているわけで、次にどんな機能が2100に採用されるのか、ワクワクする日々が続きそうだ。

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基本情報

ブランド: G-SHOCK
モデル名: GA-B2100
型番:GA-B2100-1A、GA-B2100-1A1、GA-B2100-2A、GA-B2100-3A、GA-B2100C-9A

直径: 48.5 × 45.4mm
厚さ: 11.9mm
ケース素材:樹脂
文字盤色: ブラック
インデックス: バー
夜光: あり、ダブルLEDライトも搭載
防水性能: 20気圧
ストラップ/ブレスレット:ウレタンバンド

唯一同じトーンでまとめられた、インデックスまでがブラックのモデル。


ムーブメント情報

機構:●耐衝撃構造 ●針退避機能(針が液晶表示と重なって見づらいときは、針を液晶表示の上から一時的に退避させることが可能) ●ワールドタイム:世界38都市(サマータイム設定機能付き)+UTC(協定世界時)の時刻表示 ●ストップウオッチ(100分の1秒(1時間未満)/1秒(1時間以上)、24時間計、スプリット付き) ●タイマー(セット単位:1秒、最大セット:24時間、1秒単位で計測) ●時刻アラーム5本・時報 ●モバイルリンク機能(Bluetooth low energyによる) ●12/24時間制表示切替 ●操作音ON/OFF切替機能 ●ダブルLEDライト:文字板用LEDライト(スーパーイルミネーター、残照機能、残照時間切替(1.5秒/3秒)付き)、LCD部用LEDバックライト(スーパーイルミネーター、残照機能、残照時間切替(1.5秒/3秒)付き)


パワーリザーブ: 約7ヵ月(フル充電からソーラー充電なしの状態)、約18ヵ月(パワーセービング状態)
巻き上げ方式: タフソーラー


価格 & 発売時期

価格: GA-B2100-1A、GA-B2100-1A1、GA-B2100-2A、GA-B2100-3A 2万2000円 GA-B2100C-9A 2万3100円(すべて税込)
発売時期: 5月14日
限定:通常ライン

詳細は、G-SHOCK公式サイトへ。

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カシオはソーラーBluetoothを推してるが、ソーラー電波の方がいいと思うのは僕だけだろうか?アプリも面倒だと思う。

このコメントは削除されました。

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なるほど。そういう事情もあるのかも知れませんね。僕としてはソーラー電波のほうが便利だし、その機能を省いているのは、怠慢というかコスト削減だけが目的に思えてしまって、懐疑的になってしまいます。 GPS電波はまだまだ普通の電波ソーラーに比べて大きいですね。小型化して選択肢が多くなれば、仰る通りいいものになりそうだし、僕も欲しいと思います。

H
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GPSの小型化は、最近あまりトピックにあがってこないテーマですね。興味深い。セイコーもGPSなしのアストロンを発表するなど、時計自体の小型化が優先される傾向にありますが、小さくて使い勝手のよいGPS時計は、たしかにニーズがありそうです。今度国産3社に話してみます(笑)

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GPS電波がクォーツ時計では一番訴求力があると思うんですけどね。アストロンのGPSはだいぶ小型化してきましたが、まだまだデザインの自由度は低いサイズ感だと思います。GPSでドレスウォッチも含めて何でも作れるようになれば、今のクォーツを置き換える存在になれる気がします。GPSなら電波塔あるなしに関わらず世界中で使えますしね。やるとしたら国産3社だと思うのでぜひ頑張って欲しいです。

H
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いつもコメントありがとうございます。電波受信系(衛生電波やGPS)はサイズの制限もさることながら、実際海外でもうまく受信できないケースも多いのでそのあたりを考慮したカシオの選択なのかもしれませんね。ただ、アプリ少々手間ですよね(笑)