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我々が知っていること
ニルマル・プルジャ(Nimsdai Purja)が2019年に登頂した14峰の山頂と、モンブランの新作、ジオスフェール クロノグラフの共通点は何だろうか? どちらも海抜の空気よりはるかに酸素が少ないということだ。もちろん標高の高いところでの酸素不足は予測できることだが、この時計に関しては完全に酸素を含まない状態で封入されている。これは緯度の変化で発生する曇りをなくし、酸化を防いでムーブメントを保護するためだ。
ゼロ オキシジェン技術が機能すれば、時計に搭載されたCal.MB 29.27はより長く新しい状態を保つことができる。このキャリバーは、クロノグラフ機能、3時位置の日付表示、そして30分積算計を備えた複雑なものだ。9時位置には12時間計、12時位置には北半球と南半球の地球儀が回転している。さらに6時位置には24時間計と昼夜表示。つまり、登山家にとって有益な情報が満載なのだ。
ニルマルは、ドキュメンタリー映画『ニルマル・プルジャ 不可能を可能にした登山家(原題は14 Peaks: Nothing Is Impossible)』でおなじみだろう。この映画は、彼とシェルパのチームが、7ヵ月間で標高2万6000feet以上のすべての山頂、合計14の山頂に登るという旅を追ったものだ。映画のネタバレはしないが、もしあなたが登山と関係のあるスイスの時計ブランドなら、ニルマルはあなたのブランドを代表する登山家であると言えるだろう。エベレストでの“渋滞”の写真を見たことがある人なら、ニルマルの仕事も知っているはずだ。
我々が思うこと
ケースバックには、ニルマルが親しんできたエベレストの姿が描かれている。そしてケースバックはモンブランが誇るもうひとりの偉大な登山家、ラインホルト・メスナー(Reinhold Messner)へのオマージュだ。1978年に彼が登頂した際のルートを強調している。1980年、メスナーはエベレストの単独登頂に初めて成功した。
モンブランによると、ニルマルは今月行われるエベレスト遠征でこの時計を着用する予定だ。
私自身は、新しいジオスフェール クロノグラフのゼロ酸素の側面は少し大げさだと思うが、モンブランがニルマルと契約したことは現代の時計界において最もすばらしい“得”だと考えられている。ニルマルには独特の信頼感があり、彼の使命は進歩的で刺激的だ。彼はヒマラヤ山脈を征服した栄光をシェルパに返したことで知られている。その上、イギリス特殊舟艇部隊に所属し、それ以前はグルカとして活躍した。
彼は本物だ。ブランドアンバサダーのおかげで、モンブランの活動にもっと注意を払うようになった。皆、その手腕に脱帽である。
基本情報
ブランド: モンブラン (Montblanc)
モデル名: ジオスフェール クロノグラフ ゼロ オキシジェン リミテッドエディション
型番: 129624
直径: 44mm
厚み: 17mm
ケース素材: チタニウム
文字盤: ブラック&ブルー
インデックス: スーパールミノバ付き、ブルーライン夜光アラビア数字
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ブルースフマートカーフストラップ、チタン製バックル
ムーヴメント情報
キャリバー: MB 29.27
機能: 時・分・秒表示、日付表示、ワールドタイムコンプリケーション付きクロノグラフ
パワーリザーブ: 46時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 33
価格 & 発売時期
価格: 103万6200円(税込)
発売時期: モンブランおよび正規の販売代理店で発売中。
限定: あり。世界限定290本。
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