Words by Brandon Menancio, Photos by Bryan Menancio
定価をはるかに超える価格で売られている人気沸騰の時計を追い求めている人たちに、ちょっとだけG-SHOCKを処方しよう(もちろん、私は医者ではないが、自称時計学者として、合法的に切り抜けられるでしょう……)。なぜかって? だって、すごく楽しいから。今回、G-SHOCKのアップデートモデル、GA-B2100に1週間ほど触れてみましたが、予想をはるかに上回る楽しさを味わえました。
まず、こちらは2019年に発売された超人気モデルGA-2100のアップデートモデルです。新バージョンでは、充電システム「タフソーラー」(電池のゴミが減ってヤッター!)やBluetooth接続などG-SHOCKの便利な新機能が搭載されていますが、それ以外の見た目はほとんど変わっていません。
それはそれでいいのですが、この時計と素晴らしい時間を過ごせたのは、そこではありません。楽しい色使いと軽量な複合材を用いながら過酷な環境に耐えられるからなのです。文字どおり、さまざまな機会でこれらの時計を着用することができますし、場違いに感じることもないでしょう。またファッション哲学の表明の手段として、フォーマルな服装で身につけることもできます。そして手頃な価格帯のため、気軽に購入できるのも魅力です。数週間、ランチ代を節約すれば、あなたもクラブの仲間入りです。
この時計をつけているとリセールバリューのことはあまり考えず、破損の心配もなく、高級な時計が恋しくなることもありませんでした。快適でつけやすく、色も鮮やかで、正直なところ、一日中、笑顔で過ごせそうでした。手に入らないものを追いかける必要はないのですから。
FOMO(フォーモ、fear of missing out)はヒドイものです。僕たちは今を生きるべきなのに、やっていないこと、つけていないものに注目して不安を感じてしまっています。FOMOを解消するために、この新しいGA-B2100を手に入れましょう。ただし、この記事を読んで、GA-B2100の楽しさを知って、FOMOにならないようにお願いしますね。
HODINKEE SHOPは、G-SHOCKの正規販売店です。G-SHOCKの詳細については、公式Webサイトをご覧ください。
話題の記事
Breaking News パテック フィリップ Ref.5711 ノーチラスがチャリティのための1点ものとして復活
日本の時計収集を支えた機械式時計ブームと、市場を牽引した時計ディーラーたち
Four + One カントリー歌手の時計コレクションが描く音楽キャリアの軌跡