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我々が知っていること
4月、私の親愛なる同僚のジャック・フォースターは、HYT ムーンランナー スーパーノバ ブルーのハンズオンレビューでハイパーウォッチについて詩的に語り、このカテゴリーを「単に高価なだけでなく、実用水準をはるかに超越した、複雑であることそれ自体が目的化された時計であり、粘り強さと想像力、そして時計製造において前例のない先端技術を投入する気さえあれば、何でもできることを誇示するために存在している」と特徴付けた。
HYTは今、夜光のコンセプトを追求したムーンランナーのモデルとともに戻ってきた。本作には、大量の夜光が注入されており、HYTの新CEO、ダビデ・チェラート(Davide Cerrato)氏は、宇宙、時間、探検をテーマに掲げている。
プレスリリースで、彼はこう問いかけた。「時計は暗闇でも美しく見えるだろうか?」
その答えとして彼はこう語った「新作のムーンランナー ホワイトネオンは、暗いところでも明るいところと同じくらい魅力的で興味深い時計にするという大きなチャレンジのためにデザインされました。実現するために、宇宙のハイパー光源の力をデザインに取り入れたのです」。
チェラート氏は、不透明な黒い液体で満たされた毛細管をレトログレードアワー表示として使用していると語った。チューブ全体には独自の色合いを持つムーンカラーの夜光(ルミキャスト)が採用されており、時間が進むと黒い液体で完全に見えなくなってしまう。そしてそれはHYTが開発に携わったハイドロカーボンやテックライトでできた48mmのケース内のダイヤルの外周に、際立ったコントラストを生み出している。
Cal.601-MOは時刻を表示し、日付と月も表示する。しかし、主役は文字盤中央のムーンフェイズ表示となる光り輝く球体だ。
だが、この時計はわずか10本しか作られない。
我々が思うこと
ジャックが以前述べたように、このハイパーウォッチは「想像力に富んだメカニカルデザイン」であり、「光と戯れ、夜光の素晴らしさをアピールする」という目的にピッタリだ。HYTが夜光セラミックであるルミキャストを独自に開発し、Cal.601-MOの一部としてムーンフェイズ複雑機構全体を開発したことを考えたうえで、このマイクロ流体工学を考えれば、印象的なエンジニアリングの偉業を成し遂げたことに気づくだろう。
チェラートCEOが指揮を執るHYTは、注目に値する存在だ。このところ、面白いモデルを発表している。13万スイスフラン(約1840万円)という高価格のショックも、ムーンランナー ホワイトネオンが極限を追求した時計だとして評価すれば、少しは軽やかになるはずだ。
基本情報
ブランド: HYT
モデル名: ムーンランナー ホワイトネオン (Moon Runner White Neon)
型番: HO2800-A
ケース素材: ハイドロカーボンとテックライトのケース
文字盤色: ブラック/グレー/ルミキャスト
インデックス: アラビア数字
夜光: ルミキャスト
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: ストラップ
ムーブメント情報
キャリバー: 601-MO
機構: 液体式レトログラードアワー表示、センター秒針、日付表示、 3D ムーンフェイズ
パワーリザーブ: 72時間
巻き上げ方式:手巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 42
価格・発売時期
価格:13万スイスフラン(約1840万円)
販売: HYTブティックにて
限定: あり、10本
詳細は、HYT公式サイトへ。
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