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Introducing H.モーザーとスタジオ・アンダードッグから新たなパッションフルーツコラボが登場

モーザーが若手イギリスブランドと手を組み、フルーティーな限定モデルを発表した。

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我々が知っていること

H.モーザーは、イギリスの若手ブランドであるスタジオ・アンダードッグとの限定コラボレーションモデル、“パッションフルーツ”ウォッチのペアをリリースした。エンデバー・パーペチュアルカレンダー パッションフルーツは、ブランドのよく知られたプラットフォームをベースにしており、スタジオ・アンダードッグの03シリーズ パッションフルーツは、モノプッシャークロノグラフ機能を備えたモデルである。このパッションフルーツペアはセットでのみ販売され、限定100本となる。

h moser studio underdog passionfruit

 このパッションフルーツのペアは、トロピカルフルーツであるパッションフルーツの深い紫色と鮮やかな黄色を取り入れている。エンデバー・パーペチュアルは、モーザーのよく知られたミニマルなパーペチュアルカレンダーフォーマットを採用している一方で、03シリーズ クロノグラフはスタジオ・アンダードッグとその創業者リチャード・ベンク(Richard Benc)氏との意外なコラボレーションである。

h. moser monopusher chronograph studio underd0g

 昨年の02シリーズ フィールドウォッチに続く03シリーズでは、約63時間のパワーリザーブを持つ手巻きキャリバー、セリタ製SW510 Mを搭載したモノプッシャークロノグラフを採用したことで、ブランドが再び進化を遂げた。コラボレーターたちはこの多層ダイヤルを“粗いグラデーションのアンバーとロイヤルパープル”と呼んでいる。リューズの上、2時位置にプッシャーがあり、9時位置にはスモールセコンド、3時位置にはパープルカラーの30分積算計を配置。なおセリタ製ムーブメントはサファイアシースルーバックをとおして見ることができる。このデザインはスタジオ・アンダードッグの最初のクロノグラフシリーズに似ているものの、H.モーザーらしいシンプルさが取り入れられており、ロゴが省かれている。各ブランドによれば、パッションフルーツの種を表現するためにそれぞれのパッションフルーツにはグリーンのタッチを施しているという。03シリーズではクロノグラフ秒針の先端にその緑があしらわれている。

h. moser perpetual calendar passionfruit

 スタジオ・アンダードッグとのコラボに加え、H.モーザーはエンデバー・パーペチュアルカレンダーの新たなバージョンも発表した。新作のダイヤルには、エンデバー・パーペチュアルの過去のバージョンでおなじみであったパープルラッカーとグラン・フー エナメルを採用。ムーブメントにはモーザーの自社製Cal.HMC 800が搭載されている。私たちは2015年にこの革新的なパーペチュアルカレンダーを1週間着用してレビューを行い、昨年はタンタル素材を用いたモデルも紹介したばかりのため、その仕組みをここで詳しく説明することは避けるが(スペック欄に概要を記載している)、これはパーペチュアルカレンダーを楽しくミニマルに、そしてデザイン重視で解釈したものなのだ。

 新しいパッションフルーツエディションは世界限定100本。ペアのみの販売となり、価格は1056万円(税込予価)である。


我々の考え
studio underdog moser monopusher chronograph
studio underdog moser monopusher chronograph

これは見た瞬間気に入った。特にスタジオ・アンダードッグのクロノグラフにひと目惚れした。ただ最後の部分を読んでがっかりした。ペア販売のみだって? そんな! 楽しくて、モーザーのなかで最も手が届きやすい時計になるはずだったのに、結局はモーザーのパーペチュアルカレンダーを買えるような限られた人だけの特別なセットになってしまったのだ。

h moser passionfruit collection

 それでも、このコラボには依然としてワクワクしている。今回で3度目のリリースとなるスタジオ・アンダードッグは、さらに高級市場へと進化し、単なる1度や2度の成功ではないことを証明した。昨年のフィールドウォッチも楽しめたし、今回のモーザーとのコラボレーションもどんな仕上がりになったのか、とても楽しみにしている。

 一方で、モーザーはスイス時計業界に新風を吹き込み続けている。H.モーザーとスタジオ・アンダードッグは、まさにデザインの相性が抜群な組み合わせだ。スタジオ・アンダードッグは若くて楽しく、手ごろな価格で、モーザーのユーモアたっぷりのミニマリズムと完璧に調和している。かつてH.モーザーの独特のスタイルは、スイスの本格的な時計製造技術に支えられ、時計業界で最も新鮮な存在のひとつだった。今ではスタジオ・アンダードッグがそのバトンを受け取り、新進気鋭のブランドのひとつとなっているようだ。

 この100本のクロノグラフはすでに(あるいはほとんどが)顧客の手に渡っていると思うが、これが両ブランドの最後のコラボにならないことを願っている。


基本情報

ブランド: H.モーザー×スタジオ・アンダードッグ(H. Moser and Studio Underd0g)
モデル名: エンデバー・パーペチュアルカレンダー パッションフルーツ(Endeavour Perpetual Calendar "Passion Fruit")
型番: 1800-1200

直径: 42mm
厚さ: 12.8mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: サンバーストパターンが施されたパープルラッカーダイヤル、槌目仕上げのマラクージャ フュメ グラン・フー エナメル、18Kイエローゴールドのベースダイヤル
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: ブラックのアリゲーターレザーストラップ、SS製フォールディングクラスプ

モデル名: 03シリーズ パッションフルーツ(03Series Passi0n Fruit)
型番: 03PFB

直径: 38.5mm
厚さ: 12.6mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: 上部はグラデーションアンバー、下部は放射状のサテン仕上げが施されたロイヤルパープル
ストラップ/ブレスレット: ストラップテーラーによる手縫いのブラックエプソンカーフレザーストラップ


ムーブメント情報
h. moser passionfruit movements

ムーブメント側。クロノグラフ(左)とパーペチュアルカレンダー(右)。

エンデバー・パーペチュアルカレンダー パッションフルーツ
キャリバー: HMC 800
機能: 時・分・スモールセコンド、パーペチュアルカレンダー(日付・月・うるう年表示)、パワーリザーブインジケーター
直径: 34mm
厚さ: 6.3mm
パワーリザーブ: 約7日間(ツインバレル)
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 1万8000振動/時
石数: 32

03シリーズ パッションフルーツ
キャリバー: セリタ製SW510 M
機能: 時・分・スモールセコンド、モノプッシャークロノグラフ(30分積算計)
直径: 30mm
厚さ: 7mm
パワーリザーブ: 約63時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 23
追加情報: サイン入りのロジウムメッキブリッジ


価格 & 発売時期

価格: 1056万円(税込予価)
発売時期: 2024年10月日本入荷予定
限定: あり、世界限定100本(ペアでの販売のみ)

詳細は、スタジオ・アンダードッグまたはH.モーザーの公式サイトをご覧ください。