trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

Introducing G-SHOCK GM-2100 “カシオーク”にメタルカバードモデルが誕生(編集部撮り下ろし)

皆さんお待ちかね。純正のメタル顔カシオークがついに登場だ。

ADVERTISEMENT
クイック解説

 2019年の発表後、“カシオーク”の通称とともに一躍スターダムにのし上がったG-SHOCKのGA-2100。そんな大人気作に、メタルベゼルカバーを採用した新シリーズが発表された。それがGA-2100をベースにしたGM-2100だ。なお、カシオークことGA-2100の誕生秘話については、記事「G-SHOCK カシオークと呼ばれる令和の寵児GA-2100の開発秘話を独占取材」のなかで開発陣へのインタビューで深掘りしているので、詳細はそちらをチェックいただきたい。

 さて、新たに登場するGM-2100は、特徴的な八角形フォルム、そして薄型化を図ったデジタル・アナログのコンビネーションディスプレイというGA-2100のスタイルはそのままに、鍛造成形のステンレススティールベゼルが採用された。ベゼルは下の画像にあるように、一枚のSS板を叩いて成形。そして、ベゼルトップ面には円周のヘアライン加工、斜面にはミラー加工と表面処理を施すことで、金属特有の美しい質感を引き出した。

 ダイヤルは、縦方向のヘアラインとメタリック感のある色合いを表現したブラック(実際の色味はシルバーグレーが近い)のほかにネイビー、グリーン、レッドの蒸着処理を施した計4タイプをラインナップ。またネイビーダイヤルのGM-2100NにはブルーグレーIP、グリーンとレッドダイヤルのGM-2100BではダークグレーIPをベゼルに施すことで、統一感のある洗練された雰囲気を強調している。

GM-2100-1A(ブラックダイヤル)

 樹脂ストラップには小さなスクエアドットをグリッド状にエンボス加工を施した。少しわかりにくいかもしれないが、ドットのサイズがケース側から尾錠側にかけて段階的に小さく変化するデザインを採用し、繊細な質感を表現。薄型だが立体的なフェイスデザインとマッチするシャープな印象に仕上げた。また、ストラップにはスライドレバーつきのバネ棒を採用しているため、着脱が容易になっている。

GM-2100-1Aのストラップ

 発売は8月21日(土)の予定。価格はブラックダイヤルのGM-2100-1Aのみ2万6400円(税込)で、それ以外のバリエーションはすべて2万8600円(税込)だ。

ファースト・インプレッション

 メタルカシオークの登場を待てない熱烈なファンの間では、サードパーティー製のメタルベゼルとメタルブレスレットパーツで改造する人が続出する現象が起きた。きっと、本機の登場は多くの人が待ち望んでいたのではないだろうか。大人気のカシオークにSS製メタルカバーを採用したGM-2100は、ついに登場した純正の“メタルカシオーク”である。

 GM-2100と、ベースになったGA-2100では何が違うのか。ムーブメントは両者とも同じため、機能面での変更はない。詳細は下部のムーブメント情報にまとめているが、ワールドタイム機能やストップウォッチ機能などデジタルクォーツらしい充実した機能を備えている。大きな違いはストラップデザインがGM-2100専用のものに変更になったこと、そしてもちろん、インナーケースを覆うベゼルカバーがSS製となったことだ。

 ベゼルカバーがSS製となったが、実のところ、その構造は変わっていない。破損や変形に強いガラス繊維強化樹脂のインナーケースでモジュールを保護。インナーケースに細かな突起を設け、それを覆う強度に優れたSS製ベゼルとの接触面を減らすことで外部からの衝撃を緩和し、メタル外装でも優れた耐衝撃構造を実現している。メタル製ケースバックの四隅をネジで固定するというつくりもGA-2100と同じだ。

GM-2100B-3Aのサイドビュー。左右対称のデザインのため、ケース右側から見ても左側から見ても同じように見える。

 厚みもGM-2100とGA-2100ではまったく変わらず、両者とも11.8mmである。異なるのは重さくらいだ。メタル外装のGM-2100が約72gであるのに対し、樹脂外装のGA-2100は約51g。本作は20gほど重くなっているが、これが注目のポイントになるだろう。

 筆者はユーティリティカラーのGA-2100シリーズ(GA-2110SU-3AJF)を所有している。そこで両方着け比べてみたのだが、外見上はメタル素材で重くタフな印象が増しているものの、本作はわずかな重量アップにとどめられており、軽快な着け心地は損なわれていないのだ。重い時計を好む人もいると思うが、重い時計があまり好みではない自分には好ポイントだった。

 4バリエーションがラインナップされているが、最も心を引かれたのはグリーンダイヤルだ。所有するGA-2110SU-3AJFも同系色のオリーブグリーンでよくつけており、このところオリーブグリーンのパンツを好んで履く機会が多いためコーディネートに活躍しそうだと感じた。それを抜きにしても、このグリーンダイヤルは落ち着いた色味でさまざまな格好に合わせやすいのではないかと思っている。

 次いで引かれたのはネイビーダイヤル。このモデルが興味深いのは、光のあたり具合でブルーの印象が変化する点だ。上の写真のように、室内など光が強く当たらないところでは落ち着いた色味だが、太陽光のような強い光が当たるとメタル素材のもつシルバー色が引き立ちカジュアルな印象に変わる(これはグリーンダイヤルにも言える)。

 もちろん、ビビッドな色味でインパクトがあるレッドダイヤル、オールマイティに活躍してくれそうなブラックも悪くはなかった。筆者はグリーンとネイビーに引かれたが、皆さんならどれがお好みだろう?

ADVERTISEMENT

基本情報

ブランド: G-SHOCK
モデル名: GM-2100
型番: GM-2100-1A(ブラックダイヤル)、GM-2100N-2A(ネイビーダイヤル)、GM-2100B-3A(グリーンダイヤル)、GM-2100B-4A(レッドダイヤル)

直径: 49.3×44.4mm
厚さ: 11.8mm
ケース素材: 鍛造SS製ベゼル×ガラス繊維強化樹脂製インナーケース
文字盤色: ブラック、ネイビー、グリーン、レッド
インデックス: アプライドバー
夜光: あり。時分針に短時間で光を吸収し、長時間暗闇で発光する蓄光塗料ネオブライト、ダブルLEDライト、ダイヤル用LEDライトとLCDディスプレイ用LEDバックライトにそれぞれスーパーイルミネーター(高輝度LED)、残照機能、残照時間切替機能(1.5秒/3秒)つき
防水性能:  20気圧
ストラップ/ブレスレット: ウレタンストラップ(スライドレバーつき)


ムーブメント情報

キャリバー: 電池式
機能: ワールドタイム:世界48都市(31タイムゾーン、サマータイム設定機能付き)+UTC(協定世界時)の時刻表示、タイマー(セット単位:1秒、最大セット:24時間、1秒単位で計測)、フルオートカレンダー、ストップウォッチ(1時間未満では100分の1秒単位、1時間以上では1秒単位、24時間計、スプリットつき)、時刻アラーム5本・時報、操作音ON/OFF切替機能、12/24時間制表示切替機能、針退避機能(針が液晶表示と重なって見づらいときに、針を液晶表示の上から一時的に退避させることができる)
電池寿命: 3年
精度: 平均月差±15秒
追加情報: メタルカバード衝撃構造


価格 & 発売時期

価格: 2万8600円、GM-2100-1Aのみ2万6400円(すべて税込)
発売時期: 2021年8月21日(土)
限定: なし。通常コレクション

詳細は、G-SHOCK公式サイトをクリック。