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昨年の登場から瞬く間にヒットしたブルガリ アルミニウム。このコレクションは、日本ではバブル末期に発表され、時代を彩る時計として多くの人の記憶に残り続けていることが、今回の成功につながった大きな要因でもある。
2004年からブルガリの取り扱いをスタートし、当時を知る香川県の正規時計販売店であるアイアイ イスズは、今回の新作もすでに数多く販売し直に熱気を感じているという。特に、最近のブルガリの方程式として見られる、ストリートとのコラボレーションがスティーヴ・アオキ氏の限定モデルですでに具現化されており、以前とは異なる層からの支持が拡大しているのだ。
今回は、販売現場でリアルに感じた熱気やファン層の変化、ブルガリ アルミニウムについての詳細などを、アイアイ イスズ社長の飯間賢治氏に話を聞いた。
飯間氏によると、ブルガリ アルミニウムは90年代当時を知る方によるリバイバル購入が当初は多かったようだ。ただし、最近では若年層はもとより、女性客が手に取ることも珍しくないという。ブルガリアンバサダーに就任した山下智久さんの影響もかなり大きそうだが(熱狂的なファンには、色ち"買い"をする人もいるそうだ)、40mmかつ3針モデルならば10mmを切る薄さ(9.4mm)がもたらす装着感のよさもリアルな購買につながっているのだそうだ。
「今では女性も大きめな時計をつけることが多くなってきており、特にこのブルガリ アルミニウムのようなスポーティなモデルについてはほとんどサイズによる抵抗感はなくなっていると感じています。オリジナルモデルの38mmから2mmほどサイズアップしているものの、少し太めに配されたベゼルと大きめな12と6のインデックス、ダイヤル上の余白とのバランスによって、つけたときの印象はもう少し小ぶりに感じられる方が多いですね」(飯間氏)
飯間氏と2月に行ったインスタグラム上でのコラボライブ配信にて、ブルガリ アルミニウムには大物とのコラボレーションが控えていることもお伝えしていたが、それが3月に発表されたスティーヴ・アオキ 限定モデルだ。世界限定1000本の本機はすでに予約が多く舞い込み、サンプルを確認するのもひと苦労といった状況のようである。
「私はもともとスティーヴさんのファンでしたので、今回のコラボのことを耳にしたときには本当に驚き、嬉しく思いました。世界的な知名度を誇る方だけあり、これまでとはまったく違った層の方々にも響いているようです。初めてご来店くださる方も増えていますね。昨年の藤原ヒロシさんとのコラボによるブルガリ・ブルガリに始まり、効果的にストリート的要素を取り入れているのはさすがだと思います。通常、歴史と伝統あるメゾンであればあるほど、対極にある要素ですから」
女性や若年層などこれまでにない人たちが興味を持ってくれている
ブルガリ アルミニウムはリバイバル以来、そのインパクトに対して5リファレンスのみのラインナップ。限定のトリコロールを除けば白と黒を基調としたモノトーンのモデルが主流であり、今後のシリーズ展開に期待が高まる。
「時計の販売を生業としていると、未来に登場するであろう新作を自然と想像するクセがついてしまいます。昨今時計業界ではグリーンダイヤルがトレンドとなっていますし、ブルガリの製造技術をもってすれば鮮やかなカラーリングで遊んだモデルも可能でしょう。そんな妄想を膨らませてしまうほど、このブルガリ アルミニウムは完成度の高いコレクションだと思います」
ブルガリ アルミニウム スティーヴ・アオキ 限定モデル 価格: 35万7500円(税込)
ブルガリ アルミニウム クロノグラフ 価格: 50万500円(税込)
ブルガリ アルミニウム(黒、白) 価格: 34万6500円(税込)
その他、詳細はブルガリ公式サイトへ。
Photographs by Yoshinori Eto