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先日、普通の人ならばトーストにバターを塗っている時間に、私は1982年の映画『トロン』をつけた。ジェフ・ブリッジス演じるケビン・フリンは、現実世界では80年代風のカシオのデジタルウォッチをしていた。映画が始まって30分ほどすると、彼はコンピュータで作られたビデオゲームの世界に吸い込まれるのだが(これも80年代的)、その中で彼は未来的なボディスーツを着用していた。そして、腕に時計はなかった。
私にとって、これはいくつかの疑問を投げかけるものだ。ビデオゲームに時計は必要なのか? そこに時間は存在するのか? また、朝食時に『トロン』を見ることは仕事になるのか? さて、今日ハミルトンは、アドベンチャーゲームのフランチャイズであるファークライ®との新しいパートナーシップを発表した。
今年末に発売される『ファークライ®6』の主人公は、カスタムメイドのハミルトン カーキ フィールド チタニウム オートを身に着けている。ハミルトンによると、これは「ゲームシリーズに組み込まれた初のブランドウォッチ」だそうだ。これまでにもキャラクターが時計を身に着けたことはあったが、現実世界のブランドに対応したものはなかった。
現在発売されているカーキ フィールド チタニウム オートは、チタンまたはPVDコーティングされたチタン製ケース、ミリタリーテイスト、ノンデイトダイヤルなど、それ自体がクールなモデルだ(ケースサイドにあるチタンのブランド名は、発売時に確かに議論の的になっていたが、ここでは触れない)。このゲームのためにハミルトンがどのようなデザイン変更を行ったのかは興味深いところだ。ピクセル化された時計は、ゲーム専用に作られたチタン製カーキのバリエーションであることが分かっており、近い将来、その "現実世界 "バージョンが発売される予定である。画像を見る限りでは、標準的なチタンケースに赤い秒針が付いており、NATOスタイルのレザーストラップが付いているようだ。
ゲームの発売は、まだ少し先で2021年10月7日の予定だ。しかし、10月になっても、ゲーム機の電源を入れ、コントローラーを起動するだけで時計をすぐに見れるというわけではない。結局のところ、これはビデオゲームだ。つまり、報酬を得るためには努力しなければならないというわけ。ゲームの最初のミッションをクリアして初めて、プレイヤーはこの時計を手に入れることができ、ゲーム中はこの時計を身に着けることができる。
ビデオゲームは、ストーリー性、スペクタクル性、人気という点では映画とそれほど変わらないが、ゲームのためのカスタムタイムピースを製作するというのは、間違いなく新境地だろう。しかし、この時計について判断するのは、10月に実機を見て、ゲームを目にするまで保留することにしようと思う。それまでは『トロン』を見ているとしよう。
『ファークライ6』は、2021年10月7日に発売予定だ。
詳細は、ハミルトン公式サイトへ。