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Editors' Picks この夏、ずっとつけていたい時計たち

これからやってくる暑い季節にふさわしい時計を選んでみた。

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6月に入って、HODINKEEと同じ北半球に住む人々には夏の兆しが見えてきた。つまりそれは夏に使いたいサマーウォッチを検討し始める時期であることを意味する。プールで使うダイバーズウォッチ、ハッピーアワーの到来を告げる完璧な時計、友人や家族と過ごす週末のキャンプに最適な夜光を備えた時計など、夏は特定の体験に偏った時計選びができる季節なのである。

 そこでこの季節ならではの次のサマーウォッチをHODINKEE編集部が選び、その理由をお伝えする! 暖かくなり、日も長くなってきた。できればビーチで過ごしたいものだ。

ガーミン MARQ Adventurer (Gen 2)

 カナダでは長い冬が終わり、暖かい気候、長くなった日中、そして夏ならではの活動的な生活が戻ってくるのがとても楽しみだ。ガーミンのフラッグシップモデルであるMARQ Adventurer Gen 2を数ヵ月前から所有しているが、この機能満載でとても高級なスマートウォッチを暖かい季節のあいだに酷使するつもりだ。僕はfēnix 3が現行モデルだった頃からGarminのスマートウォッチを使っているが、MARQ Gen 2は、同ブランドが製造したなかで最も完全で、機能が充実した、最高品質の例と言えるだろう。確かに値段は高いが、僕が所有するほかの高級時計と遜色ない体験ができるのだ。

garmin smartwatch

 グレード5のチタンケースと優れたストラップを備えたMARQ Gen 2は、驚くほど明るく高解像度のAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)スクリーンと、その表示可能なすべての機能を実現する理想的なプラットフォームを備えている。ランニング、ハイキング、サイクリング、スイミングなど、すべてのアクティビティを手元で楽しむことができ、通知機能、フィットネス、睡眠トラッキング、GPSマッピング、そのほかにもさまざまな機能が完全に統合されている。そして何より、MARQ Gen 2は、その驚くべき機能群と柔軟なインターフェース(ボタンまたはタッチスクリーンをお好みで)にもかかわらず、最大21日間使用できるバッテリーを備えている。仕事、旅行、健康、個人的な活動を把握しながら、夏を最大限に楽しむことができる、注目のスマートウォッチなのである。ガーミンのプラットフォームを長年愛用してきた僕にとって、MARQ Gen 2は、スマートウォッチの分野で最も完成度の高い製品だ。

– ジェームズ・ステイシー、リードエディター

スウォッチ クリアリー・ジェント 'ジェリーフィッシュ'

 サマーウォッチを決めるには、まず、どんな夏を過ごしたいかを自問自答しなければならない。昨年の夏はゴールドやツートンカラーのカルティエ サントスで、パンデミック後初の本格的な猛暑(「パンデミック後」というほどのものでもないだろうが)となったため、エネルギーに満ち溢れていたが、今年はもう少しゆったりとしたものにしたい気がする。もう少しカジュアルに。もう少しスウォッチで。

 そこで、私が愛用しているスウォッチのひとつ、1983年製の初代ジェリーフィッシュを着用しようと考えている。ジェリーフィッシュの透明なケースは、発売当時、スウォッチ(そしてスイス時計製造界全体の代理人として)にとってのステートメントだった。 「私たちは今、クォーツ時計を作っているんだ。ロレックスやパテック フィリップが試みたように、大きく大胆なケースに電池を隠すのではなく、スウォッチは正反対の方法で電池を見せ、すべての人に見てもらうようにした」。それはファッショナブルであり、やがてあらゆるところで見られるようになった。

 唯一の問題は、クリアケースが嫌な黄色に変色していない状態のオリジナルのジェリーフィッシュを見つけるのが難しいということだ(こんな感じになってしまっている)。幸運なことに、昨年スウォッチはオリジナルのジェリーフィッシュをクリアリー・ジェントとして再リリース。しかも、オリジナルの34mmサイズで。なんとたったの1万2320円(税込)だ。手頃な価格のプラスチック(スウォッチによれば、バイオ由来のプラスチック)を身につけること以上に、のんびりした夏を過ごす良い方法はないだろう。ムーンスウォッチはそのまま持っておけばいいのだ。

– アンソニー・トレイナ、エディター

オーデマ ピゲ ロイヤル オーク オフショア ダイバー

 他のメンバーと違って、僕は西海岸(別名ベストコースト)に住んでいる唯一のメンバーだ。具体的には、ロサンゼルスに住んでいるのだがここにはふたつの季節しかない。というのも、僕の住んでいるところでは、夏の時計を選ぶのは本当に大変だ。なぜっていろいろと考えなければならないから。僕は暑いと汗っかきなので、手首のサイズが一日中大きく変化する。そのため、ブレスレットをその場で調整できるシステムは必須機能で、夏はプールで過ごすことが多いため水遊びができる時計も重要になる。当初は、Watches & Wonders 2023で発表されたお気に入りのモデル、METAS認証を受けた新しいチューダー ブラックベイを選んで安全策を取ろうと考えていたのだけど、この夏は(もちろん、仮定の話ではあるが)、代わりにオーデマ ピゲのロイヤル オーク オフショア ダイバーを選んでみようかなと思っている。

 ロイヤル オーク オフショアは、僕の夏にぴったりの時計だ。ブレスレットではなく、非常に快適なラバーストラップが付属しており、僕にとってはそれがさらに良い。プールでの楽しいパーティにも対応できる。夏の "タフ"な扱いに対応できるだけでなく、特にこのピンクゴールドとチタンの限定モデルならクールに使えると思う。過酷な使用にも耐えうる頑丈な時計でありながら、スイスの最高級時計としての仕上げが施されているのだ(ただし、そのような使い方はおすすめはしない)。僕にとって夏とは、涼しく、楽しく過ごすことであり、もし選べるならば、オフショア ダイバーが最適な1本だと思う。残念ながら、僕にはその選択肢がないから、この夏はチューダーのブラックベイを身につけている僕を見かけることになると思う。慰めにしては最高の時計だ。

– ブランドン・メナンシオ、エディター

ドクサ サブ 300 プロフェッショナル

 私のワードローブは、いわゆる"夏らしい"ものではない。近年は、夏でも黒一色だったのが、ブルーやアースカラーを中心にしたコーディネートに激変している。そんななか、夏らしい時計が欲しくなり、単調なワードローブから抜け出せるような時計、それがドクサのサブ 300 プロフェッショナルだ。

 鮮やかなオレンジ色で、レトロで作り込み過ぎで、すごいのだ。夏にぴったりの時計かもしれない。私の夏を想像すると、プール(所有していない)でのんびりしたり、カリブ海への旅行でダイビングをしたり(計画していない)、ビーチにあるレンタルショップ(予約していない)で散歩をしたりすることが思い浮かぶ。どのような場合でも、私の腕にはサブ 300 プロフェッショナルがある。この時計が、そのような夢の実現に少しでも近づけてくれるのだろうか? わからないが、この夏、ようやく手に入れ、試してみることにしよう。

– マーク・カウズラリッチ、エディター

チューダー ブラックベイ GMT オパリンダイヤル

 私は以前からチューダーのブラックベイ ラインのファンなのだが、最近発表されたこのブラックベイ GMTのオフホワイトダイヤルバージョンは、理想的なサマーウォッチになるかもしれない。私たちがブラックベイ GMTに初めて出会ったのは2018年のこと。ジェームズはこのモデルとともにサンフランシスコを颯爽と歩いていた(今でも私のお気に入りのWeek On The Wristビデオのひとつだ)。

 この時計は当時もハンサムで実用的だったが、それは変わらない。加わったのはひねりだ。新しいブラックベイ GMTは、シンプルなオフホワイトの文字盤が特徴で、正直なところ慣れるまでに少し時間がかかったが、一度カチッと音がすればそれはぴったりはまるのだ。GMT針が文字盤にエレガントな彩りを添え、象徴的なペプシベゼルがそれを縁取る。そのすべてが、41mmという素晴らしいサイズに収まっているのである。快適なNATOストラップを装着すれば、2023年の夏を彩る時計となることだろう。

– ウィル・ホロウェイ、ビデオディレクター