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Introducing ブランパンがレディバード コレクションの70周年を祝し、ミニウォッチの新作“レディB”を復刻

これはブランドの歴史に大きな足跡を残したミニウォッチだ。

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我々が知っていること

1932年、ブランパンでキャリアの初期を歩んでいた36歳の女性が、ブランドの命運を左右する大きな賭けに出た。16歳のときから同社に勤めていたベティ・フィスター(Betty Fiechter)は、ブランドオーナーであったフレデリック=エミール・ブランパン(Frederic-Emile Blancpain)の突然の死を受け、会社の存続を左右する難局に直面する。そこで彼女はコマーシャルディレクターのアンドレ・レアル(Andre Leal)とともに、会社買収のための融資を取り付け、事業を引き継ぐ道を切り開いた。しかし当時のスイス政府は、その名を持つ人物以外がブランパンの名を使用することを認めていなかったため、マニュファクチュール名の変更という問題にも対処しなければならなかった。のちにフィスターは甥のジャン=ジャック・フィスター(Jean-Jacques Fiechter)を育て、ふたりはやがてフィフティ ファゾムスとレディバードという、ブランドを代表するふたつのアイコンを世に送り出すことになる。

Ladybird Bullet

初代レディバード ブレット。

 1956年のレディバードの発表は、大きな出来事だった。女性がまだスイスで投票権すら持てなかった時代に、ひとりの女性がマニュファクチュールを率いていたから、というだけではない。初代レディバード“ブレット”に搭載されたR55は、世界最小の丸型機械式ムーブメントだった。脱進機にかかる力を抑える5番車に加え、テンプを保護する耐震装置も備えており、小径ながら耐久性にも配慮された設計である。このムーブメントは、現在に至るまで世界最小の丸型機械式ムーブメントであり続けている。

 その時計とフィスター、さらにレディバード誕生70周年を称えるべく、ブランパンはごく小さなサイズの新作、レディBを発表した("Bullet"、"Betty"、そしてブランドによればフランス語の"Bijou [宝石]"の頭文字"B"にも由来する)。この時計はステンレススティールまたは18Kレッドゴールド製で、サイズはわずか19mm×13.2mm、総体積はたった2.9cm³に過ぎない。その小ささにもかかわらず、30m防水を備え、自動巻きキャリバーを搭載している。

Blancpain Lady B

 ブランパン レディBは、幅わずか10mmのダブルストラップで着用することを想定している(さまざまなカラーが用意されているが、私は下のバーガンディが気に入った)。さらに興味深いのは、この時計にラグがないことだ。ラグを介して取り付けるのではなく、ストラップをケースに直接通して装着する構造で、そのためストラップには厚さ1.6mmの薄手のカーフスキンが採用されている。また、その通し部分の内側にはマイクロブラスト仕上げが施され、レザーがよりスムーズに通るようになっている。エッジとローレット加工部分は、鋭い角が出ないよう手作業で仕上げられている。

 文字盤はオパライン仕上げで、必要最小限の要素に絞られている。表示は時・分のみ。このサイズの文字盤にそれ以上の情報を載せれば過剰になってしまうため、当然の選択といえる。インデックスはアプライドで、針と同様のケースカラーに合わせて、レッドゴールドまたはグレーゴールド製となっている。

Blancpain Lady B
Ladybird B
Ladybird B

 レディBはオリジナルよりやや大型化しているが、そのOGは手巻きでもあった。これは明らかな進化といえるだろう。ケース内部に収められたブランパンのCal.615は、同ブランドの過去の時計にも採用されてきたムーブメントである。サイズは15.7mm×3.9mm、振動数は2万1600振動/時(3Hz)で、シリコン製ヒゲゼンマイと約38時間のパワーリザーブを備える。もちろん、このコンパクトなサイズとストラップをケースに通す構造のため、シースルーバックは採用されていない。新型レディBはすでに発売中で、価格はSSモデルが158万4000円、18Kレッドゴールドモデルが242万円(すべて税込)である。

Blancpain Lady B

我々の考え

私の大きめの手首や個人的な好みに最も合う時計ではないことは確かだが、それでもかなり魅力的だと言わざるを得ない。祖母や母がかつて身に着けていた、小ぶりで華奢な、愛らしいカクテルウォッチを覚えているという女性たちの声をよく耳にする。そして彼女たちは、なぜ今の市場にはそうした時計が見当たらないのかと、しばしば不思議に思っている。バングルタイプであれ、それ以外であれ、カルティエ ベニュワール ウォッチが成功していることは、このような小さなデザインが、ふさわしい買い手にとって大きな魅力を持ち得ることを証明している。ベニュワール ウォッチと比べると約50万円の価格差があるが、そのぶんクォーツではなく自動巻きムーブメントが搭載されている。ただし、こうした時計を選ぶ層が、そもそも価格差だけを軸に比較検討しているとは考えにくい。時計として十分な実力を備えているとはいえ、おそらく時計というよりジュエリーとして見られるはずだ。このフォルムとサイズ感がどれだけ支持を集めるかが成功の鍵になるが、その点では十分に期待できそうだ。


基本情報

ブランド: ブランパン(Blancpain)
モデル名: レディB(Lady B)

直径: 19mm
厚さ: 13.2mm
ケース素材: ポリッシュ仕上げのステンレススティールまたは18Kレッドゴールド
文字盤: オパライン
インデックス: レッドゴールドまたはグレーゴールド製のポリッシュ仕上げアプライドバーインデックス
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: ホワイト、ライトベージュ、ダークベージュ、バーガンディ、フューシャ、ブルーの幅10mmのカーフレザー製ダブルラップストラップ、ピンバックル付き

Lady B movement

ムーブメント情報

キャリバー: ブランパンCal.615
機能: 時・分表示
直径: 15.7mm
厚さ: 3.9mm
パワーリザーブ: 約38時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時(3Hz)
石数: 29
クロノメーター: なし
追加情報: シリコン製ヒゲゼンマイ、コート・ド・ジュネーブ装飾


価格 & 発売時期

価格: SSモデルが158万4000円、18Kレッドゴールドモデルが242万円
発売時期: 発売中
限定: なし

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