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我々が知っていること
昨年はゼニス デファイ スカイラインのラインナップにとって飛躍の年であった。1月には、新しいデファイ スカイライン スケルトンが登場し、ステンレススティールケースに収められたオープンワークのブルーまたはブラックダイヤル(およびセミスケルトンムーブメント)が追加された。最終的にその新しいスケルトン仕様は、交換可能なブレスレットを備えたブラックセラミックケースでも登場した。ゼニスのデザインロードマップを知っている人ならこの新しいリリースを予測できたかもしれない。それでも、新しいホワイトセラミックのデファイ スカイライン スケルトンは非常に魅力的である。
ホワイトセラミックケースのサイズは41mm、厚さは12.2mmで、交換可能なホワイトストラップが付属する。鮮やかなホワイトに対してブルートーンのオープンワークダイヤルをあしらい、セミスケルトンの自動巻きムーブメントであるエル・プリメロ3620が映える。3万6000振動/時のハイビートムーブメントを搭載しているため、6時位置の秒針は10分の1秒計という高速カウンターとして機能する。また同キャリバーは約55時間のパワーリザーブを持つ。ブランドによれば、この時計は“少量のみ”販売されるが、限定版ではなく、価格は昨年のブラックセラミックバージョンと同じ231万円(税込)である。
我々の考え
231万円(税込)は決して手ごろな価格ではないが、やや手の届きやすいホワイトセラミックの選択肢が市場に登場したことは楽しい。説明しよう。ホワイトセラミックの一体型ブレスレットウォッチと言えば、私の頭に浮かぶのは3つの選択肢だ。王者はオーデマ ピゲのロイヤル オーク パーペチュアルカレンダーで、中古市場では30万ドル(日本円で約4845万円)の範囲にある。また700万円以上する34mmのロイヤル オークもある。さらにウブロのビッグ・バンは345万4000円(税込)だ。少なくとも価格面では、このオプションはほかの選択肢を凌駕していると言える。
比較検討しない場合でも、この時計は夏の選択肢としても非常に楽しそうだ。“ホワイトセラミックマン”になることを想像させるのは素晴らしいが、私には少し派手すぎるかもしれない。この時計についてはすでに素材違いで取り上げた記事があるのでそちらをご覧いただきたいが、このムーブメントを見た際、本当に“スケルトン”ウォッチと呼ぶのに十分スケルトナイズされているかどうかはまだ確信が持てない。このような時計で内角(ムーブメントの複雑さや美しさを示す要素のひとつ)が不足していることに文句を言うほど愚かではない。このオープンワークダイヤルは大きな効果を生み出しているが、ほかのスケルトンウォッチほど下地は見えない。それでも、この価格帯で可能な限りムーブメントを削っているのだろう。細かい言葉の違いはさておき、見た目が美しい時計であることは間違いない。
基本情報
ブランド: ゼニス(Zenith)
モデル名: デファイ スカイライン スケルトン ホワイトセラミック(Defy Skyline White Ceramic Skeleton)
型番: 49.9301.3620/79.I001
直径: 41mm
厚さ: 12.2mm
ケース素材: ホワイトセラミック
文字盤: ブルートーンのオープンワーク
インデックス: ファセットを施したロジウムメッキ(夜光塗料あり)
夜光: あり、スーパールミノバSLN C1
防水性能: 10気圧
ストラップ/ブレスレット: ホワイトのセラミック製ブレスレットとフォールディングクラスプ、星型模様を施したホワイトラバーストラップとフォールディングクラスプが付属
ムーブメント情報
キャリバー: エル・プリメロ 3620 SK
機能: 時・分表示、6時位置に10分の1秒計
パワーリザーブ: 約55時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 3万6000振動/時
価格 & 発売時期
価格: 231万円(税込)
発売時期: ゼニスブティック、オンラインショップ、正規販売店にて“少量入荷”中
限定: なし
詳しくはこちらをご覧ください。
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HODINKEEはゼニスの正規販売店です。新しいデファイ スカイラインの詳細については、ゼニスの公式ウェブサイトをご覧ください。
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