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Introducing ノルケイン フリーダム 60 クロノグラフに40mmモデルが登場 2022年新作

待ち望んでいたダウンサイズバージョンの登場だ。

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クイック解説

 アドベンチャーコレクションに次ぐ人気を誇るノルケインのフラッグシップ、フリーダムコレクションに新たなクロノグラフモデルが追加された。フリーダム 60 クロノグラフ 40mmだ。本作は文字通り40mm径のクロノグラフで、基本的には43mm径のフリーダム 60 クロノグラフのダウンサイズ版である。

 40mmのステンレススティールケースに合わせるダイヤルカラーは、ロイヤルブルーとアンスラサイトグレーの2色。それぞれ3・6・9時位置にホワイトのインダイヤルを持ち、ダイヤル表面にはサンバースト仕上げを施した。加えてダイヤルは2枚のディスクを重ね合わせた2層構造を新たに採用。これまでのフリーダム60コレクションとはひと味異なる質感となっている。

 既存モデル同様、1960年代の雰囲気を再現したヴィンテージデザインが特徴で、ドーム型のサファイアクリスタル風防、オールドラジウムスーパーミネルバ®️夜光を施したアワーマーカーと時・分針など、クラシックなデザイン要素を現代の技術で表現した。ケースを含めた厚さは14.9mm、ストラップ幅は20mm。そしてラグからラグまでの長さは49.2mmとなっている。サファイアクリスタルのシースルーバックから覗くムーブメントはETA 7753をベースに、ノルケイン専用ローターを装備した自動巻きのCal.NN18だ。

 また、新しいフリーダム 60 クロノグラフ 40mmではSSブレスレット、パーロンラバーストラップ仕様が選べるほか、Apple Skin及びtide ocean SAと共同開発による動物由来の皮革を使用しない新たなストラップも選択が可能。2種類のヴィーガン認証ストラップは、この新作の発売に合わせて投入されたものだ。

Nortideストラップを装着したフリーダム 60 クロノグラフ 40mm。

 そのうちのひとつは海洋プラスチックを原料にしたリネンストラップ。海を漂い海岸線などに打ち上げられるプラスチックゴミを回収し、スイス応用科学大学および材料技術・プラスチック加工研究所(IWK OST)と連携して100%海洋由来プラスチックの高級粒状材料に加工。アイボリーカラーのリネン生地のような雰囲気を持つこの生地を、ストラップの表地やNORQAINのステッチの糸などとして使用。素材名である“Nortide”とは、NORQAINとtide社の名を組み合わせた造語である。また、ストラップの裏地にはリンゴを原料にしたAppleSkinを使用している。AppleSkinは近年、他ブランドでも使用されるようになったレザー風素材で、食品加工時に排出されるリンゴの皮と芯を回収。残った果肉をパウダー状にし、顔料とバインダー(接着剤)を混ぜ合わせたのち、乾燥させ、国際動物愛護団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals/動物の倫理的扱いを求める人々の会)公認のレザーテイストの素材として加工される。

 そしてNortideストラップと並ぶ、もうひとつはアルカンターラストラップだ。こちらは68%のポリエステルと32%のポリウレタンで構成される人工皮革で、外観と触感は天然スエードに近く、クルマの内装などにも使用されている。耐光性、耐熱性があり、外での使用に耐え得る耐久性が実証された優れた素材だ。Nortideストラップ同様、このアルカンターラストラップも裏地にはAppleSkinが使用されている。

 価格はSSブレスレット仕様は56万6500円、パーロンラバーストラップ仕様は55万5500円、そしてNortideストラップ仕様とアルカンターラストラップ仕様は53万3500円(すべて税込)と、ストラップの仕様により若干異なる。

ファースト・インプレッション

 今までなかったのが不思議なくらいだが、40mmサイズのフリーダム 60 クロノグラフの投入はコレクションをより魅力的なものにする歓迎すべき発表だと思う。これまでのフリーダムコレクションではベーシックな3針モデルで42mm、クロノグラフモデルは43mmと、比較的大振りなモデルがラインナップのメインとなっていた(このほかに女性向けのフリーダム 60 34mmもある)。42mmの3針、43mmのクロノグラフのどちらも、現在でも購入可能で、昨年はマニュファクチュールキャリバーを搭載したフリーダム 60 39mmと40mm径のフリーダム 60 GMTがラインナップに加わりラインナップが充実した。アドベンチャーコレクションでは以前から、44mmと41mmのクロノグラフモデルが選択肢として用意されていたが、新作の投入によってフリーダムコレクションでもクロノグラフを43mmと40mmの2サイズから選択できるようになった。

43mmサイズのフリーダム 60 クロノグラフ。

 もちろんサイズは異なるが、43mmと40mmのフリーダム 60 クロノグラフとでは、ほかに何が違うのか。デザインはどちらも同じだが、前述の通り、40mmモデルではダイヤルが2層構造になっており、43mmモデルとでは質感が異なる。43mmのダイヤルは下地の装飾がないシンプルなスタイルで、インダイヤルはインデックス部分に段差を設けるなど読み取りやすくする工夫が見られたが、メインのダイヤルとインダイヤルのメリハリは感じにくかった。

40mmサイズのフリーダム 60 クロノグラフ。

 一方、40mmサイズのフリーダム 60 クロノグラフでは、前述の通りダイヤルにサンバースト仕上げの下地処理が施されている。加えて、2層構造となったことでメインのダイヤルとインダイヤルのメリハリが生まれ、インダイヤルの存在がより明瞭になった。これは両サイズのクロノグラフの写真を見比べてみるとよくわかる。サイズダウンによりコンパクトになったものの、視認性がしっかりと担保されているのだ。

43mmサイズのダイヤルアップ。

40mmサイズのダイヤルアップ。

 また、両サイズの日付表示の位置に注目して欲しい。どちらも搭載ムーブメントはETA 7753をベースとした自動巻きのCal.NN18。性能はまったく同じなのだが、ケースサイズが違うため、日付表示の位置が43mmではややダイヤルの内側に、40mmではやや外側にくるようになった。わずかな違いだが、43mmではインデックス内側から飛び出す位置にあったため妙に日付表示が主張していたが、40mmではその飛び出しが緩和されて日付表示がよりダイヤルに馴染むようになった。そもそもこの4時半位置の日付表示の有無は賛否あるが、40mmなら許容できるという人は少なからずいるのではないだろうか。

 そして何より、3mmのサイズダウンはフリーダム 60 クロノグラフのスタイル、すなわち1960年代の雰囲気を再現したヴィンテージデザインによりマッチするものだと思う。43mmモデルはそのサイズ感もあって精悍な雰囲気が感じられた。つけ心地こそまだ試せていないが、40mmモデルではよりヴィンテージクロノグラフの持つ雰囲気に近付いているように感じられる。わずかなサイズの違いだが、この見た目の印象の変化は時計を選ぶ際に極めて重要なポイントとなるはずだ。

 さらにもうひとつ購入時に気になるポイントを付け加えるなら厚みだろう。ダウンサイジングはしているが、40mm、そして43mmモデルともに搭載ムーブメントが同じで厚みが結構ある。ケース厚の数字を見ると、40mmモデルが14.9mm、43mmモデルは15mmとほとんど変わらないのだ。実機を確認できていないため、これは筆者の想像によるところが大きいが、ドーム型に加工されたクリスタル風防と相まって厚みが気になるという方は少なくないように思うし、40mmモデルの方が小振りなぶん、厚みが目立ってしまうということも懸念される。厚みに関しては実際に試着をして自身で判断すべきだろう。すでに発売中のモデルなので、ぜひ店頭で試してみることをおすすめする。

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基本情報

ブランド: ノルケイン(Norqain)
モデル名: フリーダム 60 クロノグラフ 40mm(Freedom 60 Chronograph 40mm)
型番: N2201S22C/A221(ロイヤルブルー)、N2201S22C/T221(アンスラサイトグレー)

直径: 40mm
厚さ: 14.9mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ロイヤルブルーとアンスラサイトグレー
インデックス: アプライドバー
夜光: あり。時・分針、バーインデックスにオールドラジウムスーパーミネルバ®️
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: SSブレスレット、パーロンラバーストラップ、tide ocean SAとの共同開発による“Nortide”ストラップ、アルカンタラストラップから選択が可能


ムーブメント情報

キャリバー: NN18(ETA 7753ベース)
機能: 時・分表示、スモールセコンド、クロノグラフ(3時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計、センターにクロノグラフ秒針)、4時半位置に日付表示
直径: 30mm
パワーリザーブ: 48時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 27
クロノメーター認定: なし
追加情報: ノルケイン専用ローター


価格 & 発売時期

価格: SSブレスレット仕様は56万6500円、パーロンラバーストラップ仕様は55万5500円、Nortideストラップ仕様とアルカンターラストラップ仕様は53万3500円(すべて税込)
発売時期: 発売中
限定: なし。通常ライン

詳細は、ノルケイン公式サイトをクリック。

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抑える所は抑えられているが、魅力的かと言われると、、、ムーブメントと従来のノルケインの仕上げを考えると価格も、、、厚みはしょうがないと思うが、いい時計かと言われると、、、