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ロジャー・スミスが“British Watchmakers' Day”開催を記念して、シリーズ1の特別モデルをオークションに出品

非公開入札オークションは3月9日まで開催され、売上の一部はイギリス時計製造連盟に寄付される。

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マン島で時計を手づくりする有名なロジャー・W・スミスが、イギリスのウォッチメイキングにとって特別な瞬間となる、第1回“British Watchmakers' Day(イギリス時計メーカーの日)”を記念して、世界に1本だけのシリーズ1ウォッチを発表した。ロジャー氏が会長を務めるAlliance of British Watch and Clock Makers(イギリス時計製造連盟)が主催するこのイベントは、イギリスのウォッチメイキングにおける豊かな伝統と職人技を称えるものである。

 今回のロジャー・W・スミスの新作でありユニークなシリーズ1 スペシャルエディションは、非公開入札オークションを通じてすぐに購入できるという貴重な機会により提供される。消費税別で29万7500ポンド(日本円で約5685万円)のリザーブ価格を持つこの時計は、コレクターの夢であるだけでなく、ロジャーが売上金の一部を組織の活動を支援するために寄付することを約束したように、the Alliance of British Watch and Clock Makersへの有意義な貢献にもある。

 オークションはすでにスタートしており、British Watchmakers' Dayに合わせて3月9日午後3時(UTC 0)に終了する予定だ。コレクターも愛好家も、イギリス時計史の一部を所有でき、またthe Alliance of British Watch and Clock Makersを支援するこの特別な機会にぜひ参加を。入札に興味のある人はオークションのウェブサイトにアクセスし、手順に沿って電子メールでプライベート入札を行って欲しい。するとオファーが、ロジャーとオークション主催者の両方に直接届く。

 2001年にレクタンギュラーケースの時計としてデザインされたシリーズ1は、その後2013年に、現在僕たちが知る(そして愛している)ラウンドウォッチとなった。シリーズ1は38mmと40mmの両方で生産され、プラチナと一般的な3種類のゴールド合金を使用。内部には美しく仕上げられた手巻きムーブメントが収められ、2万1600振動で刻み、ダニエルズの同軸脱進機とフリースプラングテンプを搭載している。ロジャー・スミスの工房でつくられた時計はどれもそうだが、シリーズ1は現存する(あるいは将来的に出てくる)モデルが非常に少ないため、購入するのは非常に困難である。2022年秋、A Collected Manが38mmのケースを持つユニークなホワイトゴールドのシリーズ1をオークションに出品したところ、66万ポンド(現在の約83万7000ドル、日本円で約1億2600万円)で落札された。これは当時のロジャー・スミスの時計としては最高額であった。

a roger smith series 1 sold by ACM

 この特別なプロジェクトのために、ロジャーは自分の好みを反映したシリーズ1を製作した。今回は38mmのレッドゴールド製ケースに、RGとシルバーのエンジンターンドパターンを組み合わせた文字盤を持つモデルだ。公開された数枚の画像を見ても、この時計は素晴らしい出来栄えで、シリーズ1を含めて同ブランドの時計の宣伝は事欠かない。

 イベント全体がBritish Watchmakers' Dayの初回にふさわしい雰囲気に包まれているし、ロジャー・スミスは、存命sるなかで最も優れた現代の時計師のひとりであり、時計は疑いなく現代のイギリス時計製造史の一部である。資金を持っていて、シリーズ1への前代未聞の近道に挑戦したい人は、3月9日までにメールで入札をして欲しい。

ロジャー・スミスの詳細はこちらをクリックしてください。