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Illustration by Andy Gottschalk
90年代ウィークへようこそ。この特集では直近10年間で最も魅力的な(そして最も過小評価されている)時計と、20世紀末を特徴付けたトレンドとイノベーションを再考していく。ダイヤルアップ接続を行い、クリスタルペプシ(無色透明のコーラ)を手に取ってほしい。今週はずっとこのテーマを扱う。
90年代ウィークは、まもなく“end of the road”(終了)! あ~あ。しかし、この特別なテーマウィークが終了する前に、HODINKEEのサイトのなかからさらにいくつかの逸品をご紹介したいと思う。ここまでの記憶に残る時計の旅、楽しんでもらえているだろうか。ぜひコメント欄で90年代で何がいちばん好きか、何を見逃したか、そしてあなたの好きなアン・ヴォーグの曲を教えてほしい。
本稿では、最も“90年代らしい”映画で着用された時計やドリームチームのメンバー、そして20世紀最後の10年間に大活躍した時計ブランドなど、90年代のさまざまな魅力をご紹介する。
Reference Points: F.P.ジュルヌ トゥールビヨン全史(ジュルヌ本人による動画解説付き)
F.P.ジュルヌ(F.P. Journe)が手掛けた最初の腕時計、トゥールビヨン・スヴランは1991年に完成し、同年のバーゼルワールドで発表された。F.P.ジュルヌの人生と時計づくりへの道のり、最初の腕時計などについては2016年にベン(Benjamin Clymer)が執筆したReference Pointsを読んで欲しい。
Talking Watches:NBA王者 デビット・ロビンソン(David Robinson)の時計コレクション(本国記事のみ)
92年のドリームチーム以上に90年代的なものはあるだろうか? いや、ない。ジェームズ(James Stacey)は、2016年に撮影されたこの動画で、愛用するロイヤル オーク オフショアや超ユニークなユリス・ナルダンのトリプルジャック ミニッツリピーターなど、提督(デビッド・ロビンソンのニックネーム)のうらやましいコレクションを紹介している。
In-Depth: パテック フィリップの広告“ジェネレーションズ ”の知られざる物語 - 時計界で最もアイコニックな広告キャンペーン
コール(Cole Pennington)は、90年代における最高の時計広告についての話のなかで1996年に行われたパテックのキャンペーンに触れているが、これは本当にもう一度言及する価値がある。時計の広告といわれたときに多くの人が思い浮かべるこのキャンペーンを深く掘り下げた記事だ。
Watching Movies: 映画『ヒート』の腕時計、アル・パチーノがブルガリのクロノグラフを身につけ、ロバート・デ・ニーロを追い詰める
パチーノ(Al Pacino)とデ・ニーロ(Robert De Niro)。大きなスーツ。そしてファンキーな時計。
90年代半ばに復活を遂げたランゲは、時計史にその名を刻み、その後数十年間でコレクターのあいだで人気を博すようになった。高価で高級なこの時計は、空港で見かけるタイプの時計ではない。そこでスティーブン・プルビレント(Stephen Pulvirent)は、5つのプール・ル・メリットウォッチを実際に見る機会を得た。
それは未来的な雰囲気と90年代半ばという時代性の両方を感じさせる、最高にモダンな時計だ。ハナ(Vincent Hanna)は“90年代のシックなスーツ”にダークカラーを多く合わせており、ブルガリは彼のルック全体を引き締める完璧なパートナーといえる。彼の男っぽさと「Gimme all you got!(お前のすべてをよこせ!)」というような叫び声は、イタリアの象徴的な高級ブランドが製造した時計を手首につけていなければ、まったく効果的でないように感じられるだろう。
– ダニー・ミルトン(DANNY MILTON)、『ヒート』のなかのブルガリ ディアゴノ
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“Closing Time”(終了時間)までに、ぜひHODINKEE Shopの90年代ウィークコレクションをチェックしてみてください。
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