Introducing: タグ・ホイヤー アクアレーサー GMT 2020年新作

クイック解説

　タグ・ホイヤーは、2020年新作としてアクアレーサー GMTをリリースした。夜のように暗く、昼間のように明るい、青と黒の24時間ベゼルを搭載している。コレクションに新たに追加されたこの時計は、私達がよく知るその他のGMTウォッチといくつかの類似点があるものの、アクアレーサーの持つウォータースポーツのDNAを注入し全体的な機能面で差別化を図った。このジェット機で活躍する時計は、ジェットスキーにも最適なのだ。

ファースト・インプレッション

　本機は、全てのGMT機能（アルミ製の両方向回転ベゼルと複数のタイムゾーンを追跡する機能）を備えており、アクアレーサーコレクションたる特徴を受け継いだ、堅牢でそれと分かるデザインから構成されている。ロレックスが2013年にGMT BLNRをリリースし、青と黒2色のベゼルを導入したことはよく知られている。この時計は、その点でその時計と類似しているかもしれないが、そのためにタグ・ホイヤーが失敗することはないだろう。

　この色の組み合わせは、純粋にGMTとしての理にかなっている。青は昼を表示、黒は夜を表示している。タグ・ホイヤーには、独自のケースデザインがあり、それが類似性を食い止めている。角張ったラグと角度のついたケースサイドを備えたアクアレーサー GMTは、ケースの様々な凹凸面を磨き、仕上げられている。サンレイ仕上げが施された立体感のあるブルー文字盤も特徴的だ。

　GMTウォッチとして、アクアレーサーは非常にユニークで、ユーザーに複数のタイムゾーンを表示する機能を提供する。搭載するムーブメントCal.7は、単独で動かすことのできるGMT針を持っている。文字盤の外側の分目盛りを指し示す大きな先の尖った矢印の付いた青色の針がそれだ。本機は、ねじ込み式リューズで完全に密閉されており、防水性能は300m。ケースサイズは、43mmでやや大きく見えるかもしれないが、なんでもこなす堅牢な時計全体の美学にはマッチしている。デザインは、サンバーストパターンをもつ文字盤とスマートに組み合わさり、男らしさを持ち合わせている。さらに明るいインデックスとベゼルは、デュアルカラーのスーパールミノバを採用。

　このシリーズの他のモデルと同様に、アクアレーサー GMTのSS製ブレスレットには、プッシュボタン付きのフォールディングバックルが備えられている。機能面から見るとアクアレーサー GMTは、スポーツウォッチが必要とする全ての基準を満たしている。SSケースの仕上げとデザインは堅牢そのもので、全体的に非常に幅広い用途に適したプロダクトだと思う。海から空まで対応する、タグ・ホイヤーのこの新作は一見の価値があるといえるだろう。

基本情報

ブランド: タグ・ホイヤー（TAG Heuer）
モデル名: アクアレーサー GMT（Aquaracer GMT）
型番: WAY201T.BA0927

直径: 43mm
ケース素材: ステンレス
文字盤色: ブルー
インデックス: アプライド
夜光: あり
防水性能: 300m
ストラップ/ブレスレット: ステンレスブレスレット

ムーブメント情報

キャリバー: 自動巻きCal. 7
機能: 時、分、秒、日付、GMT
直径: 26.2 mm
パワーリザーブ: 46時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 4 Hz（2万8800振動/時）
石数: 21 〜25石
クロノメーター認定: なし

価格&発売時期

価格: 33万円（税抜）
発売時期: 今すぐ入手可能
限定: 通常ライン

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