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我々が知っていること
アメリカ西部は、ラルフ ローレンにとって長年にわたり、インスピレーションの源泉であり続けてきました。2018年、同ブランドは創業50周年を記念してウエスタンウォッチコレクションを発表し、ウエスタンのテイストを腕時計にも取り入れました。そして今回、初代コレクションのウエスタン クッションに新たな解釈を加えたモデルが登場します。最も大きな変更点は、ケース径を38mmへと小型化したこと。新たに3つのバリエーションが用意されます。
2018年に登場したアメリカン・ウエスタン懐中時計には、IWCの「ジョーンズ・キャリバー」をベースとするムーブメントが搭載されていました。
初代モデルは2018年、ケース径42mmで登場しました。同コレクションでは、ほかにも5つの限定モデルが展開されており、そのなかには50mmのフルハンターケースを持つ懐中時計も含まれていました。ムーブメントは、リシュモン傘下のピアジェおよびIWCと協業したものであり、これはスイス時計製造の伝統と、アメリカ西部の開拓精神を融合させたものでした。
ウエスタン クッション 38mmは、初代モデルの特徴である、ふっくらとしたクッション型ケースを受け継いでいます。素材にはスターリングシルバーを採用し、手作業で彫刻を施したうえでエイジング加工を加えることで、ヴィンテージのウエスタンシルバー細工を思わせる風合いに仕上げています。ダイヤルはブラックラッカー、オフホワイトラッカー、天然ターコイズの3種類。ブラックラッカーダイヤルは、コントラストを効かせたオフホワイトの数字とブラックのカーフスキンストラップが組み合わされ、オフホワイトラッカーダイヤルはブラックの数字とブラウンのカーフスキンストラップを採用し、より伝統的なスタイルとなっています。ターコイズダイヤルもブラックの数字が使われ、ブラウンのレザーストラップが付属しますが、天然石ならではの表情が特徴です。天然石ならではの色や模様には個体差があり、同じダイヤルはひとつとしてありません。
交換可能なレザーストラップには花柄のような模様が型押しされ、スターリングシルバー製のバックルにもケースと同じ仕上げを施し、デザインに自然な統一感をもたらしています。リューズに至るまで手作業で彫刻が施され、ラルフ ローレンのイニシャル“RL”が刻まれています。3つのバージョンすべてに共通するのは、ローマ数字とアラビア数字を組み合わせたインデックスとブレゲ針で、時計の素朴な美しさとスイス時計製造への敬意が見事に調和しています。
時計内部には、ラルフ・ローレン専用にピアジェが製造した自動巻きムーブメント Cal.RL514が搭載されています。ムーブメントにはコート・ド・ジュネーブ装飾とペルラージュ装飾があしらわれており、西洋の影響を強く受けたデザインに、スイスのクラフツマンシップのエッセンスをさらに加えています。
本作はオフホワイトとブラックのラッカーダイヤルモデルが2万6000ドル(約410万円)、ターコイズストーンダイヤルモデルが2万9000ドル(約460万円)です。
我々の考え
私は普段、カウボーイ文化をあからさまに打ち出した意匠には少し身構えてしまうのですが、この時計にはどこか愛らしさを感じます。アラビア数字とローマ数字の組み合わせも気になりません。しかし24時間表示の数字と通常のアラビア数字は、同じ書体で統一して欲しかったところです。オフィスでは、レザーストラップにも花のモチーフが繰り返されている点について、同僚たちから、なくてもよかったのではという声が聞こえてきました。ですが、私はそうは思いません。もしブランドが無地のレザーストラップを選んでいたら、どこか物足りなさを感じたはずです。
全体としては、時計というよりもウエスタンジュエリーに近い印象です。それでも魂のないファッションウォッチのカテゴリーに安易に分類する気にはなれません。その理由のひとつが、内部に搭載されたCal.RL514です。これは、熱心な時計コレクターでもあるラルフ・ローレン氏自身の意図が反映された選択といえます。またエイジング加工が施されたシルバーも、過度に磨き上げられた印象や、仮装用の小道具のような雰囲気を避けるうえで重要な役割を果たしています。
とはいえ、価格を見て思わずぎょっとしました。確かに手彫りのケースを採用し、ピアジェ製ムーブメントを搭載していますが、結局のところ、本作はゴールドではなくスターリングシルバー製であり、これほど高額な価格に見合うだけの複雑な機能も備えていません。
ここで、もうひとつお伝えしておきたいことがあります。この時計は万人向けではありません。私はカラーストーンを使ったダイヤルが大好きなので、ターコイズモデルは、ラルフ ローレンが描くウエスタンの世界観にどっぷりと浸りたい人にぴったりだと思います。オフホワイトよりもブラックのモデルに引かれるのは、ブラウンのストラップとターコイズダイヤルの組み合わせが好みだからです。せっかくワイルド・ウエストの世界観を楽しむのなら、とことん振り切ってみるのもいいでしょう。
基本情報
ブランド: ラルフ ローレン(Ralph Lauren)
モデル名: ウエスタン クッション 38mm エングレーブド スターリングシルバー(Western Cushion 38mm In Engraved Sterling Silver)
直径: 38mm
厚さ: 9.3mm
ケース素材: (エングレービングとエイジング加工を施した)スターリングシルバー
文字盤色: ブラックラッカー、オフホワイトラッカー、ターコイズストーン
インデックス: ブラックのプリント
夜光: なし
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: ブラウンの裏地を備えた交換可能な型押しカーフスキンストラップ。ブラックまたはブラウンのストラップに、スターリングシルバー製ピンバックルを組み合わせる。
ムーブメント情報
キャリバー: ラルフ ローレン専用のピアジェ製のRL514
機能: 時・分表示、センターセコンド
直径: 24.8mm
パワーリザーブ: 40時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時(3Hz)
石数: 26
クロノメーター認定: なし
追加情報: ブラックのローマ数字とアラビア数字、ブレゲ針
価格&発売時期
価格: ブラックおよびオフホワイトのラッカーダイヤルモデルが2万6000ドル(約410万円)、ターコイズストーンダイヤルモデルが2万9000ドル(約460万円)
限定: なし
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