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Introducing ウニマティックのコレクションにツールウォッチシリーズが追加

クォーツ式でいつでもどこでも使用でき、オプションでGMT機能だって選択可能だ。

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我々が知っていること

ウニマティックは先週、ブランドにとってふたつ目のパーマネント(定番)コレクションとなるファン待望のツールウォッチシリーズを発表した。このシリーズは2種類のモデルを軸とした合計4つのバリエーションで構成されており、すべてがクォーツ式でMIL-STD-810基準(米国国防総省が制定した軍用製品調達時に使用される基準)のミルスペックを満たしている。そしてフィールドウォッチまたはダイバーズウォッチのスタイルで、ウニマティックにおいてなじみ深い端正かつ洗練された美観を表現しつつ、タフで価値のある日常使いのツールウォッチを提供することを目指している。

unimatic tool watch

 ツールウォッチシリーズは350ユーロ(日本円で約5万8500円)からスタートし、フィールドウォッチスタイルのモデル(モデロ クワトロ UT4およびUT4-GMT)と、ダイバーズウォッチベースのモデロ ウノ UT1およびUT1-GMTがラインナップされている。主なスペックは以下のとおりだが、UT4のサイズは直径40mm、UT1は直径41.5mm(これはベゼルを含めたサイズで、ケース自体は直径40mm)だ。すべてのモデルは300mの防水性能とサファイアクリスタル、クローズドケースバック、スーパールミノバ®️に22mm幅のラグを持ち、そしてラグからラグまでが49mmとなっている。

 各リファレンスの名称を見れば明らかなように、どちらのバージョンもセイコーの VH31クォーツムーブメントを搭載した時刻表示のみのモデルか、ロンダ515.24Dクォーツムーブメントで駆動するGMTモデル(ダイヤルの6時位置にデイトと12時位置にデジタル表示のクールなGMT窓を装備。どちらもあまり目立たない)から選択可能だ。またムーブメント由来の機能に加えて、UT1は60分のカウントダウンベゼルも備えている。

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 最後にそのほかのスペックについて。この新しいシリーズは1.22m(約4フィート)の高さからコンクリート面への26回の落下試験など過酷な耐久性テストをクリアしており、すべてMIL-STD-810基準のミルスペックを満たしている。ウニマティックによると、ケースのエッジ、表面、角ごとに各1回ずつ落下テストを行っているのだという。さらにケース内部のムーブメントの保護については、ウニマティックが360° プロテクションシステムと呼ぶ特別なムーブメントホルダーによってなされている。

 価格はUT4が350ユーロ(日本円で約5万8500円)でUT1が425ユーロ(日本円で約7万1000円)、UT4-GMTが450ユーロ(日本円で約7万5000円)、UT1-GMTが525ユーロ(日本円で約8万7600円)である。米ドルで考えると昨今のレートでは約380ドルから570ドルの範囲になるが、ウニマティックの米国小売業者が最終的な価格を決定することに留意すべきだろう。


我々の考え

多くの人がクォーツウォッチを軽くみていることは承知しているが、このシリーズはデザイン的に優れていると思うし、シンプルなクォーツムーブメントを採用するというバリュー感を重視したアプローチが気に入っている。もしかしたら、この時計があなたにとって初めてのツールウォッチになるんじゃないだろうか? 普段はオフィスでドレスウォッチを身につけているが、週末には手軽で楽しいものが欲しいと思うかもしれない。または過酷な場所に赴いて厳しい作業に取り組むために、正確で信頼性が高く、控えめな見た目の時計を求めることもあるかもしれない。クォーツウォッチはシーンや場所を選ばず使用できるだけでなく、特定の価格帯での選択として理にかなっている。

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 機械式時計で得られる体験をすべて捨ててまでクォーツウォッチを選ぶべきだとは思わないが、どんな時計コレクションにあってもこの手軽な選択肢は決して邪魔にならない。また、ツール系クォーツウォッチの愛好家として、ウニマティックらしいスタイルとクォーツならではの気取らない特性(ご存じのとおり、オプションで選べるGMT機能とオレンジのアクセントも大好物だ)がミックスされたこの時計は文句のつけようがないと思っている。

 価格については妥当だと思うが、驚くほどではない。お値打ち感はあるが堅実なクォーツウォッチはより安価に見つけることもできるし、今回採用したムーブメントのどちらも高精度を主張するものではない(クォーツウォッチの精度に対する、個人的な好みの問題だが)。

unimatic tool watch
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 ウニマティックの標準的な機械式時計が、非常に近しい価格から用意されていることにも注目すべきだ(U2 クラシックは7万3700円、U1 クラシックは9万3500円)。どちらもCal.4R35によく似たセイコー製のCal.NH35Aを採用している。それでも僕はCal.NH35Aの使用感よりクォーツの高精度を好ましく思うだけでなく、ツールウォッチシリーズ全体に共通する美観もミニマルなクラシックシリーズより気に入っている。あとこれは雰囲気と好みの問題だが、UT1のアラビア数字と1分刻みで目盛りが配されたベゼルは本当に素晴らしい。

unimatic watch

 ツールウォッチと呼ばれる時計は使いやすく、着用が簡単で、頑丈で信頼できるものでなければならない。ウニマティックの新しいツールウォッチシリーズはそのすべての要件を満たしているように見える。

 しかし悩ましい。この4本のうちどれを次の冒険に持って行くべきか、またはキッチンに向かう途中で近くのドアの桟(さん)にうっかりぶつけたりしてみたいか……。


基本情報

ブランド: ウニマティック(Unimatic)
モデル名: ツールウォッチシリーズ(全4本)

  • モデロ ウノ UT1: 40×13.2×49mm (ベゼルまで含むと41.5mm)、セイコーVH31(クォーツ式)
  • モデロ クワトロ UT4: 40×12×49mm、セイコーVH31 (クォーツ式)
  • モデロ ウノ UT1–GMT: 40×13.2×49mm(ベゼルまで含むと41.5mm)、ロンダ515.24D(クォーツ式)
  • モデロ クワトロ UT4–GMT: 40×12×49mm、ロンダ515.24D(クォーツ式)


ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ブラック
夜光: スーパールミノバ®️ C1
防水性能: 300m
ストラップ/ブレスレット: ブラックナイロン製ツーピースストラップ

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ムーブメント情報

キャリバー: セイコー VH31
機能: 時・分・秒表示
パワーリザーブ: 24カ月
精度: ±15秒/月
追加情報: 1600A/mまでの耐磁性

キャリバー: ロンダ 515.24D
機能: 時・分・秒表示、GMT表示
パワーリザーブ: 45カ月
精度: −1〜+20秒/月
追加情報: 1600A/mまでの耐磁性


価格 & 発売時期

価格:
モデロ ウノ UT1: 425ユーロ(日本円で約7万1000円)
モデロ クワトロ UT4: 350ユーロ(日本円で約5万8500円)
モデロ ウノ UT1–GMT: 525ユーロ(日本円で約8万7600円)
モデロ クワトロ UT4–GMT: 450ユーロ(日本円で約7万5000円)

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