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我々が知っていること
ティソが6月に35mmサイズのPRX パワーマティック 80を発表したとき、ダイヤルカラーはブルー、ブラック、グリーン、ホワイトのMOP(マザーオブパール)の4色だった。そして今回、ミドルサイズのPRXにファンの多いアイスブルーが加わった。ティソが40mm径のラインナップにアイスブルーの文字盤を追加してから数カ月が経過した今、ミドルサイズコレクションにも追加されたのは自然な流れである。それ以外は従来と変わらず、型押しのタピスリーダイヤルにスーパールミノバの針とインデックス、そして3時位置にはデイト窓が配されている。内部にはもちろん、ティソ独自の改良を加え、低振動でより長いパワーリザーブを実現したETA製ムーブメント、パワーマティック80が搭載されている
アイスブルーのPRX 35mmに加え、ティソはタピスリーダイヤルにもゴールドを組み合わせたゴールドPVD加工モデルも用意した。コーティングなしのSS製バージョンと同様、このゴールドPVDバージョンもケースとブレスレットの大部分がサテン仕上げとなっており、面取り部と細かい箇所にはポリッシュ仕上げが施されている。
PRX パワーマティックの35mmコレクションに加わったアイスブルーモデルは10万3400円(税込)、ゴールドバージョンは11万8800円(税込)である。
我々の考え
私はティソ PRXの35mm径モデルに大きな期待を寄せている。オリジナルの40mm径は私の手首には少し大きく、ラグからラグまでの寸法は実質的に一体型ブレスレットの動かない最初のリンクまでとなっており、約51mm(公式では39.5mmと記載されている)である。私はこの新しいミドルサイズをまだ試していないが、直径35mmでラグからラグまでの長さが45mmというのは魅力的だ。心配なのは厚みで、PRXの40mmに比べて厚くなってしまっている(前者は10.9mm、後者は11.3mm)。このためにケースのバランスが悪くなっている可能性もあるが、実際のところは詳細なHands-Onレビューを楽しみにしていて欲しい。いずれにせよ、1000ドルを大きく割り込むファンウォッチで0.4mm程度の差に文句を言うつもりはない。
この夏、シカゴを歩いていると、ティソのPRXをよく目にした(そして少なくとも、数人の時計関係ではない友人にもすすめた)。PRXの美点は、マニアにもノーマル層にも支持されやすいことだ。一体型のSS製スポーツウォッチは、いまだにこの界隈で特に人気のあるデザインだ。そしてPRXはおそらく70年代にインスパイアされた正統派のスポーツウォッチを手に入れるためのもっとも安価な方法であり、とても素晴らしいものなのだ。
特にゴールドのバージョンは両親のいるシニアタウンで見かけるような雰囲気で、いかにもイカした祖父母を思わせる。その一方、アイスブルーの文字盤も35mmのSS製PRXの従来の選択肢を補う素晴らしい提案だ。これによりラインナップに(ホワイトのMOPと並ぶ)、明るい色のオプションがもう一色加わったことになる。多くの手首にフィットするミドルサイズのスポーツウォッチとしては、歓迎すべき追加要素だろう。
基本情報
ブランド: ティソ(Tissot)
モデル名: ティソ PRX
型番: T137.207.11.351.00(アイスブルー)、T137.207.33.021.00(ゴールドPVD)
直径: 35mm (公式の数値ではラグからラグまでが35mm、最初のブレスレットリンクまでの長さは45mm)
厚さ: 11.3mm
ケース素材: ステンレススティール(アイスブルー)、ゴールドPVD加工ステンレススティール(ゴールドPVD)
文字盤色: アイスブルーまたはゴールドの型押しタピスリーパターン
インデックス: アプライド
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: トリプルフォールディングクラスプを備えたステンレススティール製(またはPVDコーティング)
ムーブメント情報
キャリバー: パワーマティック80(ETA2824-2の改良機)
機能: 時・分・秒、デイト
直径: 25.6mm
パワーリザーブ: 80時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 23
クロノメーター認定: なし
追加情報: ニヴァクロン製ヒゲゼンマイ
価格 & 発売時期
価格: 10万3400円(税込、アイスブルー)、11万8800円(税込、ゴールドPVD)
発売時期: Tissot.comおよび正規販売店にて9月発売予定