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先週月曜日、ニューヨーク市警とニューヨーク南部地区連邦検事局は、ニューヨーク市周辺(ニュージャージー、ロングアイランド州を含む)で発生した高級時計を狙った11件の強盗事件について、2人の男を起訴することを発表した。
2人の男(ビクター・リベラとヨハン・アロウホ)が犯したとされる犯罪のリストには、“強盗行為の共謀、強盗、強盗未遂、恐喝未遂、盗品の州間輸送、マネーロンダリング、銃器犯罪”が含まれている。事件は2019年10月から2020年11月の間に発生したと言われており、起訴状よると、強盗犯は見分けるのが容易な高級時計ブランドに対するきわめて明白な見識眼をもっていたとのことだが、米連邦検事が発表した起訴状の具体的な11件の強盗事件のリストを見ただけでも、そのことがよくわかる。
- 2019年10月3日、リベラと共犯者は、ニューヨーク州ロングアイランドシティの宝石店で、25万ドル(約2750万円)以上の価値があるリシャール・ミルの時計などを強奪した。
- 2020年1月14日、リベラとその共犯者は、ニューヨーク州レゴパークの宝石店で、50万ドル(約5500万円)以上の価値があるリシャール・ミルの時計などを強奪した。
- 2020年6月11日、リベラとアロウホは、ニューヨーク州ブルックリンの宝石店で、14万8000ドル(約1628万円)以上の価値があるリシャール・ミルの時計などを強奪。 その際、銃器をちらつかせ、被害者を撃った。
- 2020年8月2日、リベラと共犯者は、ニュージャージー州イングルウッドクリフス近辺に住む個人から、25万ドル(約2750万円)以上の価値があるリシャール・ミルの時計などを強奪。 その際、被害者に銃をちらつかせた。その後、リベラらは盗んだ時計をニュージャージー州からニューヨーク州に輸送した。
これらは司法省のウェブサイトに掲載されたプレスリリースからの引用だ(下に添付された起訴状の全文とリンクがある)。リシャール・ミル、オーデマ ピゲ、ロレックスなど、特定のブランドを好んでいたことは明らかで、被害者の手首からこれらの時計を奪うために、実際に暴力を振るうことも辞さないと起訴状には書かれている。
司法省からの報告書の全文はこちらから。
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