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チューダーがWatches & Wonders 2023で何を発表するかは、まだ先の話だが、そこは秘密主義を貫くチューダーのこと、あなたの想像は、僕たちの想像とさほど違いがないだろう。ジュネーブフェアの前準備として、僕はHodinkeeのエディターたちに、来週月曜日朝の新作発表にチューダーに期待する時計を、ある種の希望と予測を混ぜ合わせたものを提供してくれるように頼んでみた。そして、Photoshopを開いて、彼らの予想のチューダーをレンダリングすることに全力を尽くしてみた。
その結果は以下のとおりで、どれもこれも、チューダーが作りそうな時計に見えるものだ。新作発表を待つ間、あなたの期待するチューダーをコメント欄から教えてほしい。
ブラックベイ36 “ブロンズハニカム”
チューダー ブラックベイ36のラインナップは、眠れる巨人のように感じられる。2016年から存在しているものの、チューダーはあまり手をつけてはいない。ブラック、ブルー、シルバーダイヤルがあり、ただそれだけ。今年は、チューダーが真んなかのブラックベイ36(と32と41)を使って、何か大胆なことをやって欲しい。現代のチューダーの存在意義のひとつは、ロレックスにできないこと(あるいは敢えてやらないこと)をできることだからだ。だから、それをやってみよう。
では、まずはこの予想モデルから。ブロンズのブラックベイ36だ。ヴィンテージ時代の作品から引用して、ダイヤルにハニカム模様を施してみよう。ブラックベイ フィフティ-エイトブロンズのように、3-6-9の “エクスプローラー”風ダイヤルもありだろう。あるいは、シンプルな丸いインデックスでもいい。
チューダーのブラックベイ36の試みは、これだけにとどまるべきではない。ロレックスが数年前にオイスターパーペチュアルで行ったように、このラインにカラフルなダイヤルを追加することもできると思う。ロレックスが絶対に作らないであろう“ポーラー・エクスプローラー”のようなクリームカラーダイヤルの36もいいかもしれない。
ヴィンテージチューダーのアーカイブを見ると、昔のオイスタープリンスのラインでは、ダイヤルカラーやその模様、ケースの素材まで、いろいろと変わったことをやっていたことがわかる。ブラックベイ36のラインは、現代のハンス・ウィルスドルフの訓練所で同じ役割を果たすことができるだろう。
最後に、チューダーは昨年、ブラックベイ36 S&Gにマニュファクチュールキャリバーを追加した(MT5400)。このスティール製ブラックベイ36のラインナップの審美面の見直しと同時に、ムーブメントもアップデートする時期に来ているはずだ。ニック・マリノは、チューダーはレンジャーを36に縮小するべきだと言うつもりのようだだが、それだけ? 誤解しないでほしい、私はレンジャーが大好きだ(しかもヴィンテージモデルを所有している!)、だが、私はチューダーが36mmのレンジでもっと多くのことができることをお伝えしたいのだ。-トニー・トレイナ、エディター
チューダー ブラックベイ36 “ステラ”ダイヤル
ブラックベイ フィフティ-エイトが何なのか知らない人がいる世界を想像できるだろうか? ジェームスの古典的なペラゴス39のレビューを誰も読んだことがなく、レンジャーの復刻版がオリジナルより5mm大きいということも全く知らない世界などあるのだろうか? 私には想像できる。それはつまり、ほとんどの一般人が住んでいる世界のことである。
チューダーはマニア向けではなく、カジュアルなモデルもたくさんラインナップされている。しかし、世界の大部分は、まだそのことを理解していない。一方、ロレックスは、コカ・コーラやナイキのように有名なブランドだ。
チューダーの起源やロレックスとの関係について、もう少し詳しい情報があれば、何気ない通行人も気になり始めるかもしれない。あるいは、チューダーが派手なジェスチャーで彼らの注目を集めれば、その気になるかもしれない。私は後者に賛成だ。時計業界の内外を問わず、誰もが注目するような、ロレックスの超話題モデルへの進出を見てみたいものだ。
そこで、カラフルなラッカーダイヤルのチューダー ブラックベイ36のラインナップはどうだろう。イエロー、コーラルレッド、ピンク、ターコイズブルー、グリーンのエナメルダイヤル、でもスノーフレーク針付き...と、ステラダイヤルへの先祖返りをより民主的にチューダー流にアレンジして、価格も抑えめに! この新作の最初のリリースは36mmにこだわり、後々34や41を追加することもあり得る。このような動きは、時計の世界を瞬時に民主化するゲームチェンジャーとなることだろう。これこそ、私の理想とするところだ。-マライカ・クロフォード、スタイルエディター
チューダー スノーフレークサブマリーナー復刻
私はこの投稿を、予測よりも希望に重きを置いて書いている。私はブラックベイ フィフティ-エイトが大好きだ。実際、このモデルを所有している。自分の手首を見つめているうちに、ブラックベイ フィフティ-エイトについてアイディアが浮かんだ。私のはブラック&ゴールドのバリエーションだが、ブルーにも密かに憧れを抱いている。
だから、これほど良いものが、どうしたらもっと良くなるのか、少なくとも私を興奮させるような変化を遂げることができるのか、ずっと考えていた。ブルーが頭に浮かんだとき、私はすぐにクラシックなスノーフレークを思い浮かべた。リベットをなくし、リューズガードをつけ、ペラゴスにしかないスクエアマーカーに戻す。個人的には、これはキラーウォッチになると思っている。メルセデスの針が欲しいとか、そういうことは望んでいない。これは実現することはないだろうが、ここに出してもいいのではないかと思った。それだったら問題はないだろうから。-ダニー・ミルトン、マネージング・エディター
ブラックベイ 925、同素材のブレスレット仕様
特にクリエイティブなことではないのだが、ブラックベイ フィフティ-エイトの925(スターリングシルバー)モデルには、ブラックベイフィフティ-エイト ブロンズと同じく、フルスターリングシルバーブレスレットを装着してほしい。チューダーは枠に囚われることなくスターリングシルバーの時計を発表したのに、なぜそこで終わってしまっているのだろうか?
ブロンズがパティナ(経年変色)で評価されているが、スターリングシルバーもかなりいい雰囲気になる。現代の時計(あるいはヴィンテージウォッチ)にはあまり使われていないが、コインシルバー(アメリカの硬貨を溶かして作った0.90の高純度シルバー)は懐中時計のケース金属として比較的よく使われていた(わかる、わかるよ、この先が見えてきているとね)。しかし、ウェイ・コー(Wei Koh)氏、アレッサンドロ・スクワルツィ(Alessandro Squarzi)氏、そして私を含む多くの時計愛好家が、アンティークのナバホシルバージュエリーを好んで集めている。このサテン仕上げされたブレスレットは、箱から出しても素敵だが、シルバーやターコイズのジュエリーと並べて、長い年月をかけて濃いパティナを形成していけば、ブラックベイ925が本来あるべき姿になるはずだ。- マーク・カウズラリッチ、エディター
ブロンズケースにダイヤモンドダイヤルの1926
これはあり得ないとわかっている。わかってはいるが、しかし! 1926はもう少しスポットライトを浴びる価値があると思うし、トレードショーに参加する一般の人々の注目を集めるには、クラシックなドレスウォッチを、より論争の的になる素材のひとつでリリースするのが効果的だ。
さぁ、1926にブラックベイ ブロンズ加工を施してくれ! ブロンズケースとブラックダイヤルで調和させるといい。1926の現在のコンビで最もカッコいいと思うのは、ブラックダイヤルのローズゴールドとスティールの組み合わせだ。ちょっと意外で、ちょっと無骨で、でもダイヤモンド付きのままに。ローズゴールドをブロンズに置き換えると、どうなるだろう! ブロンズとスティールの組み合わせのパティナには何が起きるのか、非常に興味深い。-ノラ・テイラー、デピュティ・エディター
レンジャー36
最新のレンジャーは、すでにロレックス エクスプローラー Ref.1016とほぼ同じ外観になった。Ref.1016は36mmで、多くの人が考えるプラトニックな理想の腕時計である。このRef.1016は、もう何十年も製造されていない。レンジャーは、現代のコレクターが手に入れようとしているものに、限りなく近いだろうう。この機会に、ぜひ試してもらいたいものだ。-ニック・マリノ、コンテンツ担当SVP
チューダー ヘリテージ クロノ ブラックベイ 39
2013年のバーゼルワールドで発表されたヘリテージクロノのブルーバージョン(ブルー/クリーム/オレンジのカラーバリエーション)は、僕のお気に入りのチューダーのひとつだ。このブランドがこれまでに作った時計のなかで最も格好良い時計のひとつ、ヴィンテージチューダー“モンテカルロ”に似た魅力を持ち、僕のお気に入りの非複雑機構のひとつ、12時間ベゼルも装備している。さらに、お揃いのNATOを加えれば、僕が10年以上前から注目していた時計が完成する。
しかし、42mmのスティールケースをつけた自分の手首を見ると(どの角度から見ても)、少し大きすぎるのではないかと感じている。そこで、私のチューダーへの願い/予測としては、ブラックベイ フィフティ-エイトやペラゴス39と同じフォーマットの39mmで、チューダーがヘリテージクロノのケースをサイズダウンするのを見たい。
具体的には、チューダーの現在のクロノグラフの基本路線に沿ったブラックベイ ヘリテージクロノ(ブラックベイファミリーに属する)をイメージしている。つまり、フィフティ-エイトと同じケースで、ラグが短く、直径が39mmなどの仕様だが、それ以外は、美しいヘリテージクロノブルーを忠実に再現するものだ。
クロノグラフにはあまり興味はないが、この外観はオリジナルよりも少しソフトな印象で、僕にはそれがカッコよく、とても気に入っている。-ジェームス・ステイシー、シニアライター
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