ADVERTISEMENT
我々が知っていること
ヴァシュロン・コンスタンタンは、Watches & Wonders 2022で今年の最新作のひとつとして、トラディショナル・パーペチュアルカレンダー・クロノグラフの最新バージョンを発表した。これは初めてプラチナとサーモンダイヤルを組み合わせたモデルだ。現在のラインナップはプラチナケースにブラックダイヤル、ピンクゴールドケースにシルバーのオパーリンダイヤルで、このサーモンダイヤルはヴァシュロン・コンスタンタンが誇るレガシーともいうべきグランド・コンプリケーションのラインナップをさらに充実させるものであることは間違いないだろう。
サーモンダイヤルのトラディショナル・パーペチュアルカレンダー・クロノグラフは、兄弟モデルと同様に直径43mm、厚さ12.94mmで、アリゲーターストラップとプラチナ製フォールディングクラスプが付属する。機能としてはパーペチュアルカレンダー(みっつの小窓と6時位置の日付表示)、ブルースティール針が示す30分クロノグラフ、そして6時位置のインダイヤルにある伝統的な小窓に収められたプラチナ製のムーンフェイズディスクが挙げられる。
これらの機能はすべてヴァシュロン・コンスタンタンが長年培ってきたCal.1142 QPによって実現されている。振動数は2万1600振動/時(3Hz)、手巻き式で約324個の部品を使用しており、ジュネーブシールを取得している。Cal.1141 QPをベースにしたCal.1142 QPは、40年代の伝説的なレマニアのCal.2320にルーツがある。
生産数は毎年限定されるものの、本モデルには特に限定やエディションとしてのシリアルナンバーはない。価格は、お近くのヴァシュロンブティックにお問い合わせを。
我々が思うこと
価格がわからないのに何を気に入らないというのだろうか? まぁ、冗談はさておき、このラインの拡張は非常に理に適っている。というのも、このブランドの最も注目すべきふたつのライバルが、貴重なホワイトメタルのQPクロノにサーモンダイヤルを採用しているからだ(具体的にはプラチナのパテック フィリップ Ref.5270とホワイトゴールドのA.ランゲ&ゾーネのダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨンを思い出してほしい)。ヴァシュロン・コンスタンタンの伝統的なグランドコンプリケーションを単独で表現したサーモンダイヤルのトラディショナル・パーペチュアルカレンダー・クロノグラフは、ブランドの古き良き魅力を表現しながら、競合他社とは一線を画す足跡を残しているのだ。
パテックとランゲがそれぞれ41mmと41.5mmであるのに対し、トラディショナル・パーペチュアルカレンダー・クロノグラフは43mmと大きく、ダイヤルデザインはその面積を見事に生かし、さまざまな機能をしっかりと読み取ることができる美しいレイアウトになっている。インダイヤルに施された仕上げの組み合わせは、ホワイトゴールドの針とマーカー、そして周囲を囲むタキメータースケールによく映える。
価格設定は現行のピンクゴールドモデルの税込定価、1496万円よりも少し高くなると予想される。この新しいサーモンダイヤルのバージョンは、提供されるみっつのモデルのなかで最も特別で、最新のものであると私は確信している。もしサーモンダイヤルの美しいグランドコンプリケーションをお求めなら、このモデルは毎年数本しか発売されないそうなので、お早めにどうぞ。
基本情報
ブランド: ヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin)
モデル名: トラディショナル・パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ(Traditionnelle Perpetual Calendar Chronograph)
型番: 5000T/000P-B975
直径: 43mm
厚さ: 12.94mm
ケース素材: 950プラチナ
文字盤色: サーモン
インデックス: アプライド
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: ダークブルーのアリゲーターストラップ、プラチナ製フォールディングクラスプ
ムーブメント情報
キャリバー:1142 QP
機能: 時、分、スモールセコンド、永久カレンダー、ムーンフェイズ、コラムホイールクロノグラフ
直径: 27.5mm
厚さ: 7.37mm
パワーリザーブ: 48時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万1600振動/時(3Hz)
石数: 21
追加情報: ジュネーブ・シール
価格 & 発売時期
価格: 要問い合わせ
発売時期: ヴァシュロン・コンスタンタンブティック限定販売
限定: 年間限定生産、シリアル番号なし。
Shop This Story
詳細は、ヴァシュロン・コンスタンタン公式サイトへ。
話題の記事
Breaking News パテック フィリップ Ref.5711 ノーチラスがチャリティのための1点ものとして復活
日本の時計収集を支えた機械式時計ブームと、市場を牽引した時計ディーラーたち
Four + One カントリー歌手の時計コレクションが描く音楽キャリアの軌跡