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我々が知っていること
パテック フィリップは、Watches & Wonders Geneva 2022において、クラシカルなカラトラバコレクションにまったく新しいデザイン言語を吹き込んだ。リフレッシュされたデザインは、カラトラバシリーズが長年愛用してきたラウンドケースを採用し、注射器型の針、アプライドのアラビア数字インデックス、ラッカー仕上げのチャコールグレーダイヤル、ベージュの夜光などが盛り込まれている。しかし、多くの人が注目するのは、パテックがカラトラバの伝統的なクル・ド・パリ装飾をケースサイドに取り入れたことだろう。
テクスチャのあるダイヤル外周には、グラデーションがかかったブラックのミニッツトラックが配され、全体に道具的な精密さを添えている。グレーからブラックへと変化する文字盤とタンカラーのアクセントは、本機がパテック フィリップのアーカイブから特定のカラトラバを参照していないにもかかわらず、ヴィンテージ風の外観を与えている。同社は、Ref.5226の美学を“極めて現代的なヴィンテージスタイル”と表現している。
5226Gの仕様について。40mm×8.53mmのホワイトゴールドケースの両面には、サファイアケースが配される。内部には自動巻きCal.26-330 S Cが搭載されているが、これはかなり最近の新しいタイム&デイトムーブメントであり、ノーチラス Ref.5711に搭載されていたCal.324から2019年にリプレイスされたのは有名な話だ。振動数4Hz、45時間のパワーリザーブを持つCal.26-330 S Cは、クイックセットのデイト機構も備えている。
パテック フィリップの新作“カラトラバ 5226G”の発売時の価格は451万円(税込)。ヌバックベージュのカーフスキンと、ブラックのカーフスキンストラップという2種類のハンドステッチストラップが付属する。
我々が思うこと
5326G-001 アニュアルカレンダー・トラベルタイムは、ジョン・ビューズがRef. 5326Gの記事で説明したように、最初は人目を引くかもしれないが、このヴィンテージスタイルのデザインが本当に輝くのは、この3針の5226Gだと思っている。パテック フィリップがトラベルタイムに新しいスタイルを与えた5326Gのデザインは、パイロットウォッチと近しい外観に仕上がっているが、5226Gのシンプルなフォーマットは、カラトラバの歴史により忠実であるように感じられる。
ケースは1932年のデビュー以来、カラトラバによく見られるラウンド型で、注射器型の針はRef.130クロノグラフをはじめ、さまざまなヴィンテージパテックに見られるものだ。ベゼルではなくケースサイドにホブネイルパターンを施すことで、新作のカラトラバは少しステルス感のあるスタイルだと言える。鏡面仕上げのスムースベゼルがデザイン全体をフレーミングし、植字されたゴールドのアラビア数字が質感あるダイヤルに最後の奥行き感を加えている。
基本情報
ブランド : パテック フィリップ(Patek Phillipe)
モデル名 : カラトラバ
型番 : 5226G-001
直径 : 40mm
厚さ : 8.53mm
ケース素材 : ホワイトゴールド
文字盤色 : 質感のあるラッカー仕上げのチャコールグレー、ブラックグラデーションの外周、ベージュの夜光塗料を塗布したゴールドのアプライドインデックス
インデックス : アプライドのアラビア数字
夜光 : あり
防水性能 : 30m
ストラップ/ブレスレット: カーフスキン、ヌバック仕上げ、ハンドステッチ、ベージュ(元々付属のもの)。カーフスキン、ファブリック柄のエンボス加工、ハンドステッチ、ブラック(追加ストラップ)。プロングバックル
ムーブメント情報
キャリバー : 26‑330 S C
機構 : 時、分、秒、日付
直径 : 27mm
厚さ : 3.3mm
パワーリザーブ : 45時間
巻き上げ方式 : 自動巻き
振動数 : 2万8800振動/時、 4Hz
石数 : 30
クロノメーター認定 : パテック フィリップ・シール
価格 & 発売時期
価格 : 451万円(税込)
限定 : なし
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さらなる詳細は、パテック フィリップ公式サイトへ。
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