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私たちが知っていること
モンブランは2022年のWatches& Wondersでさまざまなモデルを発表しているが、そのなかにダイビングとフライトに特化した機能追求型のツールウォッチが2本ある。まずはダイバー達のために作られた時計、1858 アイスシー オートマティック デイトから見よう。氷河を模したテクスチャーが特徴的なダイヤルがポイントで、モンブラン山脈にある“Mer de Glace(氷海)”から着想を得ているということだ。その結果、ダイヤルは錯覚を起こす‐ダイヤルの厚みはわずか0.5mmだが、まるで数ミリの厚さの氷河が砕け散っているようにも見える。この模様をあしらったダイヤルは、ブルー、グリーン、ブラックの3色展開となる。
これだけファンタジックなダイヤルを採用しながらも、ISO6425の潜水用規格をクリアしている。
ブラックまたはブルーダイヤルを持つ1858 GMT オートマティック デイトは、世界を旅する人のためのモデルだ。GMT機能を搭載し、ダイヤルの外周の開口部を赤く表示することでGMT、つまり第2時間帯を表示するという面白い工夫がされている。そのため、時針と分針の視認性はこの上なく担保されていて、小さなデザインディテールながら、実は文字盤全体の美しさに大きな影響を与えている。とてもすっきりしていて、見やすい。
ケースバックの中央ヨーロッパのタイムゾーンは通常パリで表示されるが、このモデルではモンブランの本社があるヴィルレに変更されている。また、ミネルバ高級時計研究所では、ムーブメントを含むすべての時計の部品がここで構想され、組み立てまでが行われている。これらの時計に搭載されているMB 24.17とMB 24.33は、純粋にモンブラン製だ。
私たちが思うこと
2022年、私たちはこれまでモンブランからいくつかの例外的なリリースを見てきたが、この2本のツールウォッチもそこに含まれる。このような機能を重視した時計が発表されることは、モンブランの懐の広さを証明するものだ。これらの時計は、3000〜4000ドルのレッドオーシャンともいうべき競争の激しいツールウォッチ市場に参入するわけだが、単純によくできていて、差別化できている時計には魅力的な何かがあるものだ。アイスシーのように特殊なインスピレーションを持つダイヤルデザインと、伝統的なジャンピング針を用いないGMTコンプリケーションは、この2本のツールウォッチをその他多くの時計を引き離すのに十分だ。もちろん、モンブランはこれらを自社で製作していることは言うまでもない。この分野にはたくさんの選択肢がありますが、モンブランは微妙なデザインディテールで確実に差別化を図ってきたのだ。
基本情報
ブランド:モンブラン
モデル:1858 アイスシー オートマティック デイト、1858 GMT オートマティック デイト
リファレンス:129369、129766
直径:1858 アイスシー オートマティック デイトは41mm、1858 GMT オートマティック デイトは42mm
ケース素材:ステンレススティール
ダイヤルカラー:ブルー、グリーン、ブラック(1858 アイスシー オートマティック デイト)、ブラック、またはブルー(1858 GMT オートマティック デイト)
インデックス:アプライドマーカー
夜光:スーパールミノバ
1858アイスシー オートマティック デイトは300m、モンブラン1858 GMTオートマティック デイトは100m
ストラップ/ブレスレット:各モデルともストラップとブレスレットのオプションあり
ムーブメント情報
キャリバー :1858 アイスシー オートマティック デイトはMB 24.17、1858 GMT オートマティック デイトはMB 24.33。
機能:時、分、センターセコンド(1858 アイスシー オートマティック
デイト、GMT機能以外の1858 GMTオートマティック デイト)。
パワーリザーブ:42時間
巻上げ方式:自動巻き
振動数:2万8800振動/時
石数:25石
価格と発売時期
価格:38万7200円(アイスシー)、価格未定(GMT)
発売日:2022年4月
限定モデルの有無:通常モデル
詳しくは、公式Webサイトをご覧ください。
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