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我々が知っていること
ローラン・フェリエは、時計ブランドとして誕生して12周年を迎え、その最も純粋なコレクションのひとつに深いブルーを採用した。それがこのクラシック オリジン ブルーだ。これはどう見ても既存の時計のシンプルなカラーバリエーションだが、ちょっとしたパーソナルカラーをもたらしている(気づくだろうか)。というのも、ブルーはブランド創設者であるローラン・フェリエの好きな色なのだ。ブランドによれば、コレクターはブルーの時計を1本はコレクションに持つべきだというのが彼の立場だそうだ。
ダイヤルはブルーオパラインで、外側は濃いブルー、中心はパウダリーな色合いと、まるでフュメのような効果を持っている。外周部のスカイブルーのアラビア数字とセンターに配されたブルーのクロスヘアモチーフが、このブルー一色のルックにアクセントを添えている。また、クラシックなデザインの証であるクラシック オリジン ブルーは、スネイル仕上げの秒針を備えたスモールセコンドを搭載している。
ケースは、グレード5チタンを採用した直径40mmの均整のとれたプロポーションだ。手巻き Cal.LF116.01は、シースルーバックから見ることができ、チラネジ、ブレゲひげンマイ、そしてブラックロジウム仕上げが特徴だ。
我々が思うこと
クラシック オリジン ブルーは、まさにクラシックと呼ぶにふさわしい。この主張が、いくらライターのコピーのように感じても、どうしようもないのだ。ローラン・フェリエは豊富なヘリテージを持つような歴史のあるブランドではない。そのため、古典主義的な感覚を吹き込みながら、独自のデザインのいずれかをバリエーションでリリースし、成功を収めていることが、同社のデザイン言語がいかに優れているかを示している。
Watches & Wondersのローラン・フェリエのブースに足を運ぶ機会があったのだが、この時計の美しさにはふたつの点で驚かされた。ひとつは、ミニッツマーカーがダイヤル上で際立っていること。スモーキーなダイヤルの中央にマッチするブルーでありながら、力強く、明るく、最高の視認性をもたらしている。もうひとつは、全体のまとまりだ。このような時計はかなり保守的であるにもかかわらず、この作品のルック&フィールには自信が溢れており、それが際立っているのだ。
そして、おそらくいつもより長いことムーブメントとにらめっこしていたと思う。この時計に “触れる”ことを許可してくれた素敵なブランド担当者は、私の感嘆のまなざしを遮るために、私の目の前で手を振らなければならなかったほどだ。このような時計を見ることは滅多にないし、正直なところ、多くの愛好家にとってもそうだろう。ローラン・フェリエというブランド、そしてクラシック オリジンという時計に、私はまったく新しい視点を得て、このフェアを後にしたのである。そして、本機が非常にクールなタイムピースであることも忘れてはならない。
基本情報
ブランド: ローラン・フェリエ(Laurent Ferrier)
モデル名: クラシック オリジン ブルー(Classic Origin Blue)
直径: 40mm
厚さ: 10.7mm
ケース素材: グレード5チタン
文字盤色: ブルーグラデーション(オパライン仕上げ)、パウダリーグレー(アワートラック)
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: ヌバック(ミッドナイトブルー)&アルカンターラ製ライニングストラップ、ピンバックル (グレード5チタン製)
ムーブメント情報
キャリバー: LF116.01
機能: 時・分表示、スモールセコンド
パワーリザーブ: 80時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万1600振動/時(3Hz)
石数: 21
価格 & 発売時期
価格: 443万3000円(税込)
発売時期: 2022年4月予定
Live photos by Atom Moore
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詳細は、ローラン・フェリエ公式サイトへ。
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