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2022年8月29日(月)から9月1日(木)までスイスの文化都市で開催されるジュネーブ・ウォッチ・デイズ(Geneva Watch Days)では、ブルガリ、MB&F、オリス、ウルベルクなどのブランドのトップリリースをすべて詳しく紹介する予定だ。HODINKEEにご注目を。
我々が知っていること
今年初め、ブルガリはオクトシリーズの誕生10周年を記念して、少しファンキーなチタン製の“スケッチ” オクト フィニッシモ オートマティックとオクト フィニッシモ クロノグラフ GMT オートマティックの2種類の時計を発表した。さらに、クロノグラフとオートマチックの貴金属製モデルも新たに発表され、盛り上がりはまだまだ続いている。GMTクロノグラフはローズゴールド、オートマティックはRGまたはイエローゴールドで、それぞれ生まれ変わった。
クロノグラフ GMT オートマティックは厚さ3.3mmで(最も薄いクロノですよ、あなた)、3月の“スケッチ” GMTと同じく自動巻きCal.BVL 318によって動いている。43mmのケースはサテン仕上げのRGで、ブラウンラッカー仕上げのダイヤル、RGのアプライドインデックス、ブラウンのアリゲーターストラップを備えている。
RGとYGのオートマティックは、まったく新しいものではないが、このバージョンのオクトでは新しく、しかもYGは非常に限定されたものだ。ジェームズは2020年にサンドブラスト ゴールドのオクト フィニッシモ オートマティックをhands-onしているが、いくつかの非常に微細な変更点(ブルガリによれば、新バージョンのBVL 138ムーブメントは自動巻きシステムと脱進機とテンプの構造が新しくなった)だけでなく、いくつかの明白なアップデート(ダイヤルが今はブラウンに! ブレスレットとケースはサテン仕上げとポリッシュ仕上げのミックスだ!)がある。
オクト フィニッシモ オートマティックのYGバージョンは、アメリカ初のブルガリブティック50周年を記念して、アメリカ国内のみの50本超限定となった。たくさんの記念日があるのだ。RGモデルと同じ薄さ(2.23mm)、40mmのケースサイズ、そして特筆すべきはブラウンラッカー仕上げのダイヤルだ。どちらのモデルもシースルーバックで、新しい脱進機構造を見ることができる。
我々が思うこと
技術的な革新の観点からはあまり言うことなはいが(それでも時計は薄い!)、素材のアップグレードは素晴らしく、より多くの人々をフィニッシモラバーに引き入れることだろう。写真で見る限り、RGとブラウンラッカー仕上げのダイヤルの組み合わせは、GMTに70年代の心地よい雰囲気(ほとんどルートビアみたいな)を与え、なんとなく冷たい感じにになりがちな時計に温かみを加えている。
ゴールドに身を包み、高級感を漂わせることほどおめでたいことはない。YGのオートマティックは、アニバーサリーウォッチとしてこれ以上ないほどピッタリだと思う。私の目にはブラウンのダイヤルはRGとの相性がよく、少なくともプレス画像では、サテンとポリッシュの質感もRGのほうがちょっとよく見える。でも、私はローズ&レッドゴールドのファンのため、個人的なバイアスがかかっているかも。それでもゴールドはきれいだから誤解しないで欲しい。
貴金属によって手首での存在感がどのように変わるのか興味津々だ。オクト フィニッシモは、直径に関してかなりの面積を占めているが、RGとYGによってそこにもっと注意が向くのではないか。 RGもYGも、世界的に有名な薄型時計に、スティールやチタン製にはない明るさと華やかさを添えていると思う。 また、これは記録更新のために少し派手な演出が好きな方には、まさにうってつけの時計かもしれない。
基本情報
ブランド: ブルガリ(Bvlgari)
モデル名: クロノグラフ GMT オートマティック、オクト フィニッシモ オートマティック、オクト フィニッシモ オートマティック リミテッドエディション(The Chronograph GMT Automatic, Octo Finissimo Automatic, Octo Finissimo Automatic Limited Edition)
型番: 103468(クロノグラフ GMT オートマティック)、103637(RG オートマティック)、103717(YG オートマティック)
直径: クロノグラフは43mm、オートマティックは40mm
厚さ: クロノグラフは8.75mm、オートマティックは6.4mm
ケース素材: クロノグラフとオートマティックにはサテンポリッシュ仕上げのRG、オートマティック限定モデルにはサテンポリッシュ仕上げのYG
文字盤色: サンレイ仕上げのブラウンラッカーダイヤル(全モデル共通)
インデックス: スーパールミノバを施したRGのアプライドインデックス(クロノグラフ)、ゴールドカラーの針とインデックス(オートマティック)
防水性能: 100m(全モデル共通)
ストラップ/ブレスレット: ブラウンアリゲーターストラップ、RGのピンバックル(クロノグラフ)、サテンポリッシュ仕上げのRGとサテンポリッシュ仕上げのYG(オートマティック)
ムーブメント情報
キャリバー: BVL 318(クロノグラフ)、 BVL 138(オートマティック)
機能: 時・分表示、スモールセコンド、ローカルタイムゾーン(クロノグラフ)/時・分表示、スモールセコンド(オートマティック)
厚さ: 3.3mm、 2.23mm
パワーリザーブ: 60時間
巻き上げ方式: 自動巻き(全モデル)
価格・発売時期
価格: クロノグラフは430万1000円、RG オートマティックは536万8000円(ともに税込)、RG オートマティックは4万5500ドル(約630万円)
発売時期: 販売中
限定: YG オートマティックはアメリカ50本限定
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