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昨年末、ニューヨークで開催されたプラネット オメガのイベントにダニエル・クレイグ(Daniel Craig)氏が登場したことを覚えているだろうか。彼は、我々がこれまでに見たことのないスピードマスターを着用して、オフィシャル写真に登場した。さてチューダーがF1レーシングチームのビザ・キャッシュアップRBのスポンサーになると発表したことを受けて、2024年バージョンのシナリオが見えてきた。
本日、またしてもネット上にビザ・キャッシュアップのドライバーであるダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)氏が、手首に奇妙な時計をつけてポーズをとっている一連のオフィシャル写真が公開された。一見すると、スタンダードなチューダー ブラックベイ セラミックを身につけているように見える。2021年に発売されたこのモデルはチューダーがケース素材として初めてセラミックを採用し、METAS認定のムーブメント製造を行ったことを象徴したものだ。これはある意味ではその時計に該当した。
同じ写真で、リカルド氏はふたつの時計をしていた。ひとつは前述したスタンダードなブラックベイ セラミックで、もうひとつはそう、今日まで見たことのないダイヤルが付いた時計だった。これらの画像をよく見ると、リカルド氏がブラックベイ セラミックを着用していることがわかるが、文字盤のブルーが印象的で、画像を縮小していてもその青が映える。もちろん拡大して見てみた。
少し調べてから、業界の友人に話を聞いたところ、これがチームウォッチであることは明らかなようだ。ビザ・キャッシュアップRBチームのために、特別に製造されたように見える新しいF1ウォッチで、ダイヤルは“ビザブルー”(だからこの特別な色合い)だと考えている。先日紹介したジュネーブ・セルヴェットホッケーチームのブラックベイ クロノのようなギフトウォッチではない。これはチームで活躍するメンバーのための時計であり、今後チームメンバーの手首に装着されることだろう。
そして、それがブラックベイ セラミックであることは理にかなっている。伝統を重んじるブラックベイシリーズで知られるチューダーは今回のスポンサー契約に伴うフロントモデルとして、このようなモデルを望んでいる。METAS認定のムーブメント、セラミックによる先進的な素材が挙げられる。すべてを備えており、これが今後のパートナーシップの代表的なモデルになると思う。
正直に言うと、私は本当にこの作品を気に入っている。ブルーダイヤルは、製造中止になったスタンダードなブラックベイのブルーダイヤルを思い出させる。少なくとも写真を見る限りでは、サンレイ仕上げではなく、豊かなフラットブルーのように見え、この時計全体の造形美にマッチしている。サーキットでこれを見つけるのを楽しみにしている。また、できれば今年中に実際に見てみたいと思う。