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Photo Report センターコートからオールド・ボンド・ストリートへ。ロレックスで過ごすロジャー・フェデラーとの午後

ウィンブルドン熱が街を包むなか、ヨーロッパの最新ブティックでひときわ存在感を放っていたテニス界のレジェンド。その姿を目の当たりにして、彼がなぜスポーツの枠を超えた存在なのかを改めて実感しました。

Photos by James Malone

ロンドンがウィンブルドン一色に染まっていた先週、私はセンターコートとはまったく関係のない、少人数で行われた落ち着いた集まりでテニス界の王者と対面する機会を得ました。ウィンブルドンで8度の優勝を誇り、その軽やかで優雅なプレースタイルでテニスのイメージを一変させたロジャー・フェデラー(Roger Federer)氏が、まるで自分のコートであるかのように、オールド・ボンド・ストリートにあるロレックスのブティックを仕切っていたのです。

roger federer

ロジャー・フェデラー氏その人。

 幼いころからロジャー氏の滑らかな片手バックハンドに魅了され、「どうしてあんなに髪型が完璧なんだろう」と思いながら育ったテニスファンの私にとって、あの場にいられたことはまるで夢のようでした。フェデラー氏はロレックスのランドドゥエラーを着用していました。おそらく、今年初めのWatches & Wondersに先駆けて、チーズフォンデュを作りながらその登場をほのめかしていたあの時計と同じモデルではないかと思います。その日、彼はテニス界のレジェンド、ビジャイ・アムリトラジ(Vijay Amritraj)氏との対談に臨んでいました。ロジャー氏は想像どおりの人物でした。謙虚で、寛大で、その場にいたすべての人に惜しみなく時間と気遣いを向けてくれる、本当に素晴らしい存在でした。

 イベントが行われたのは、3月にオープンしたメイフェア地区のロレックスブティック。快晴のロンドン、夏の陽射しがまぶしい完璧な一日でした。このブティックはウォッチズ・オブ・スイスが所有しており、HODINKEEもその傘下にあります。その日、注目を集めていたのはチャンピオンたちの手首だけではありません。ゲストたちも、目を見張るほど美しいタイムピースを着けていました。いくつかはこのあとご覧いただけますし、さらに多くの写真はInstagramにも投稿予定です。まずは、今回のイベントの様子をとらえたスナップをぜひご覧ください。ウィンブルドン2026へのカウントダウンは、もう始まっています。

到着すると、目にも美しいカクテルの数々が迎えてくれました。

私もさっそく、そのラインナップをじっくりと眺めてみました。

ホワイトゴールド製のデイトナ メテオライトダイヤル。

ロレックス GMT “ペプシ”。

ロレックス オイスター パーペチュアル ピスタチオダイヤル。

イエローゴールド製デイトナ ティファニーダイヤル、オイスターフレックス仕様。

ロジャー氏が着用していたロレックス ランドドゥエラー。

Q&Aセッションは、ビジャイ・アムリトラジ氏の進行で行われました。

1977年製のロレックス サブマリーナー。ブルーダイヤルが経年変化によりトロピカル化し、紫がかった色味に変化しています。

oyster perpetual

プルシアンブルーのオイスター パーペチュアル 36mm。

カタログ未掲載モデルである“スパイダー”ダイヤルのロレックス デイトナ。

Rolex Oyster

1920年代製のオリジナルロレックス オイスター。