気温が上がり袖をまくる季節になると、フィレンツェで年2回開催されるメンズファッションウィークのピッティ・ウオモほど、ウォッチスポッティングに最適な場所はないだろう。スタイリッシュな来場者で知られているイベントでは、当然ながら多くの時計愛好家も集まっている。
ムーンフェイズウォッチが、天文学的な価格ではない手ごろな価格帯で珍しく姿を見せた。ノアとタイメックスの最近のコラボモデルからロンジンまで、そのバリエーションも幅広い。ソリッドスティール製のAPは、男らしく力強い印象の時計として人気が高まりつつあり、シックなナポリの夏スタイルにもラフなミリタリーヴィンテージにも見事にマッチしていた。ドレスウォッチは繊細で独特な存在だが、いまやかつてのヴィンテージロレックスが誇った人気を引き継いでいる。ラインナップも実に多彩で、小振りなタンク、1950~60年代のオメガ、ジェンタデザインで注目される無名のユニバーサル・ジュネーブ、そしてセリカのような小規模ブランドの現行モデルまでそろっていた。
オーナーたちと同じく多様で洗練された、これらのウォッチギャラリーを楽しんで欲しい。
小振りなサイズで人気を集める、この1960年代製のユニバーサル・ジュネーブを、@revenga.geneveは長いあいだ探し求めていた。ジュネーブ出身のビスポークシャツメーカーである彼にとって、同ブランドには個人的な思い入れがある。
デッドストックのミリタリータイメックス。
@bienluienprisが愛用するのは、1970年代のジェンタデザインによるユニバーサル・ジュネーブ。彼はそのデザインと薄さを高く評価している。
@jacopo_pozzatiが着用するのはヴィンテージオーデマ ピゲ。
@paulopenkoで知られるアレッサンドロ・ペンコ(Alessandro Penko)氏は、新しいチューダー プリンスとおなじみのルネサンスジュエリーを合わせていた。
ザン(Zane)氏のユニバーサル・ジュネーブ ホワイトシャドー。ジェンタ愛好家である彼は、この30mmという小振りなサイズを好んでいる。
@outfitnarrativeのセリカ パレード。彼いわく「スーツにもタンクトップにも完璧に合う。ちょっとクセがあってほのかに光沢があり、とても個性的」とのこと。
1972年製のオメガ コズミック。着脱式ケースを備えたこの1本は、カミル・ブライス(Kamil Bryce)氏がていねいにレストアを手がけた。
話題の記事
No Pause. Just Progress GMW-BZ5000で行われた継承と進化
Introducing ゼニス デファイ エクストリーム クロマに新たなふたつの限定モデルが登場
Introducing ヴァシュロン・コンスタンタンが36.5mmの新型トラディショナル・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダーを3本発表