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Introducing 八角形のフルメタルG-SHOCK 2100系に旬なイエローゴールドカラーが登場

イエローゴールドのゴージャス感だけで、すべてが丸く収まることもある(そうでないこともある)。

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クイック解説

 昨年の8月に発売され、瞬く間にヒット作となったフルメタルG-SHOCK GM-B2100シリーズに新色が登場。イエローゴールドIPを施した本機は、現在ラインナップされているローズゴールドIPモデルとリプレイスする形でシリーズに追加される。G-SHOCKのロゴや針などにもケースと同じトーンのIPが施され、黒い文字盤とのコントラストが映えている。

 サイズは49.8 ×44.4mm、厚み12.8mmと変更なく、ケースの仕上げなども現行モデルと同様だ。価格はローズゴールドIPモデル(GM-B2100GD)と同じく8万300円(税込)で、3月10日より発売となる。

 昨年執筆したこちらの記事でも、フルメタル化にあたりディテールの質感が向上していることは述べた。具体的には、二層のレイヤーに分けて文字盤、GM-B2100用にチューンナップされたブレスレット、ポリッシュとサテンで仕上げ分けられたケースなどだ。特に、一見すると樹脂モデルであるGA-2100と同じように感じる文字盤は、山形カシオによる微細加工が施されインダイヤルと液晶部分で異なる質感に仕上げられている。

 また、GMW-B5000などと同様、SS製のベゼルとケースのあいだにファインレジン製の緩衝パーツを挟み込む構造によって耐衝撃構造を実現。さらにブレスレットのひとコマ目までをケースと一体になるようにセッティングし、落下時などに本体への衝撃を和らげる効果もプラスされている。

二層構造で質感が向上した文字盤。インダイヤルのインジケーター部分には、同心円状のアズラージュ仕上げが施されている。

ファースト・インプレッション

 イエローゴールドIPのフルメタルモデルというと、僕が思い出すのは初代フルメタルG-SHOCKであるGMW-B5000が発売された当初にラインナップされていたポジティブ液晶仕様の限定モデルだ(kolorとのコラボモデルもプレミア化していたが)。このカラーリングは特別感が高いのか、10〜20代の支持も得やすいのか、いずれにしても幅広い層に支持されていることは間違いない。それが、満を持して2100に採用されたわけだ。

 イエローゴールドIPは、不思議とケースの仕上げを強調するような印象があり、 他のGA-B2100モデルよりもその質感がよく分かる。そこにはカシオの並々ならぬ加工技術を見ることができる。G-SHOCKのデザインはそもそも樹脂成型を前提としていて、だからこそ複雑な形状やバリエーション豊かなラインナップを可能としてきた。高級時計のほとんどがラウンド型であることからも読み取れるが、そもそもケースに磨きや複数の仕上げを施す場合はシンプルな形の方が行いやすい。一方で、最近主流のラグジュアリースポーツウォッチは、ラウンドよりも複雑なケースにサテンとポリッシュ仕上げを施して、そのデザインを強調するのだが、G-SHOCKのデザインはそれらのラグスポウォッチよりも明らかに複雑なのだ。つまり、カシオはこの仕上げづらいデザインのメタルウォッチを無理やり磨き上げ、仕上げている。

 もちろん、フルメタルG-SHOCKとラグスポウォッチは比べるようなものではないのだけれど、カシオは大量生産品であるにも関わらず、内製化割合を高めてパーツの工作精度や仕上げ技術を高めてメタルモデルを魅力的なものにしている。新作が発表されるたび、カシオの企画担当者と話するとほとんどお決まりで聞かれるフレーズが「工場に無理を言って頑張ってもらいました」だ。同じような言葉を、スイスの時計メゾンの人から聞くこともあるのだが、それほど基盤のしっかりしたマニュファクチャリングをカシオが実現しているということの証だと思う。

 日本の名もなき匠たちが手掛けたフルメタルG-SHOCK。個人的には最もその質感を味わえると感じるイエローゴールドIPモデルが、皆さんの目に触れることが楽しみだ。


基本情報

ブランド: G-SHOCK
モデル名: GM-B2100GD
型番:GM-B2100GD-9A

直径: 49.8×44.4mm
厚さ: 12.8mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ブラック
インデックス: アプライド
夜光: あり、LEDライト
防水性能: 20気圧
ストラップ/ブレスレット:樹脂モデルのディンプルデザインを用いた、ステンレススティールブレスレット


ムーブメント情報

キャリバー: タフソーラー(クォーツ)
機構: ●アプリ「CASIO WATCHES」連携/自動時刻修正、簡単時計設定、ワールドタイム約300都市、タイム&プレイス、リマインダー、携帯電話探索
●針退避機能、バッテリーインジケーター表示、パワーセービング機能、フルオートカレンダー、12/24時間制表示切替、操作音ON/OFF切替機能、日付表示(月/日表示入替)、曜日表示(英・西・仏・独・伊・露の6ヵ国語切替)、ダブルLEDライト(スーパーイルミネーター、残照機能付き、残照時間切替:1.5秒/3秒)、ストップウォッチ(100分の1秒計測(1時間未満)/ 1秒計測(1時間以上)、24時間計、ラップ/スプリット切替付き)
パワーリザーブ: フル充電時からソーラー発電無しの状態で機能使用の場合 約7ヵ月、パワーセービング状態の場合 約18ヵ月
追加情報:アプリとのBluetooth連携


価格 & 発売時期

価格: 8万300円(税込)
発売時期: 3月10日
限定:通常モデル

詳細は、G-SHOCK公式サイトへ。