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クイック解説
メタルと樹脂を融合させた先進の耐衝撃構造を特徴とするMT-Gに、進化を遂げた新シリーズ、MTG-B2000が誕生した。
今回のモデルでは、ステンレススティールと樹脂によるMT-G独自のメタルコアガード構造を進化させ、新たに軽量かつ剛性の高いカーボン繊維強化樹脂ケースを追加。これは、デュアルコアガード構造と呼ばれる新開発技術で、ベゼルとアウターケースを連結したメタルフレーム内に、カーボンファイバー強化樹脂のモノコックケースを配置してムーブメントを保護。高強度・高気密、そして軽量化も同時に実現するという新しい耐衝撃構造だ。
加えて採用された新レイヤーコンポジットブレスレットは、中空のコマにファインレジンのパーツを組み込むことで樹脂の比率を高め、既存モデルのMTG-B1000Dと比較して15%の軽量化に成功している。
一方、機能面ではBluetooth接続による時刻修正に対応している。Bluetooth通信によるスマートフォンリンク機能を使用し、専用アプリG-SHOCK Connectedと接続することで、スマートフォン側で時刻の修正が可能。インターネット上のタイムサーバーから時刻情報を取得し、タイムゾーンを越えて移動した際も自動的に現地時刻に合わせてくれる。
また、世界6局の標準電波に対応するマルチバンド6も搭載しているため、対応エリアにおいてはスマートフォンと接続しなくても、自動時刻修正を行い、世界中で正確な時刻を表示することが可能になっている。
さらに時計本体の基本機能としては、高輝度なLEDライト、スーパーイルミネーターやデュアルタイム機能、ストップウォッチなど充実した機能を備えるが、これらは、太陽光はもちろん、 蛍光灯などのわずかな光も動力に変換できる、カシオ独自のソーラー発電システム、タフソーラーによって負荷のかかる機能を安定して使用することができる。
ファースト・インプレッション
新開発のデュアルコアガード構造やG-SHOCK Connectedに対応する充実した機能など、タフさも追求しながらも道具としての進化を遂げた新作、MTG-B2000。ツールウォッチとしての魅力もさることながら、新作最大の魅力はカラー表現の充実にあると、筆者は感じている。
もちろん、従来のコレクションでも、アクセントとなるカラーリングを巧みに取り入れていたが、それはインダイヤルのリングなど限られた部分に留まっていた。
だが、新作ではステンレススティールのフレームとベゼルが別体となったことで、インパクトのあるカラーリングを施すことが可能となった。その恩恵を最大限に生かしたのが、鮮やかなカラーに仕上げたスティールベゼルだ。さらに、SSケースの斜面には平滑度の高いミラー面を与えるザラツ研磨を施し、ヘアライン仕上げを組み合わせるなど、細部にまで手入っており、本作では外装面の美しさが追求されている。
また、透明度の高いサファイアガラス風防の採用や、カシオ山形工場による微細加工技術を活かしたインデックスやインダイヤルの繊細な装飾も、さらに時計の質感を高めている。
これまで、ビビッドなカラーリングのG-SHOCKといえば、ほとんどが樹脂ケースのカジュアルモデルに限定されていた。しかし、先日紹介したG-SHOCK MTG-B1000VL 火山雷を表現したレインボーモデルの最新バージョンに象徴されるように、昨今は金属のソリッドな質感を活かしながら、色彩豊かなG-SHOCKの注目度が高まっているようだ。
そういった市場のニーズを踏まえたうえでも、多彩なカラー表現の可能性を示したこのMTG-B2000は、非常に意義深い新作ではないだろうか。
基本情報
ブランド: G-SHOCK
モデル名: MTG-B2000
型番: MTG-B2000BD-1A4JF、MTG-B2000B-1A2JF、MTG-B2000D-1AJF
直径: 55.1mm × 51mm
厚さ: 15.9mm
ケース素材: ステンレススティール(SS)
文字盤色: ブラック
インデックス: アプライドバー
夜光: 高輝度なLEDライト(スーパーイルミネーター)
防水性能: 20気圧
ストラップ/ブレスレット: 新レイヤーコンポジット構造のSS製ブレスレット(MTG-B2000D-1AJF、MTG-B2000BD-1A4JF)、ソフトウレタンストラップ(MTG-B2000B-1A2JF)
ムーブメント情報
キャリバー: タフソーラー(ソーラー充電システム)
機能: 電波受信機能。自動受信(最大6回/日、中国電波は最大5回/日)。手動受信。<日本>受信電波/JJY、周波数:40kHz/60kHz(福島/九州両局対応モデル)。<北米地域>受信電波:WWVB、周波数/60kHz <ヨーロッパ地域>受信電波/MSF/DCF77、周波数/60kHz/77.5kHz。<中国>受信電波:BPC、周波数/68.5kHz(ホームタイム設定を受信可能な時差に設定すると、時差に合わせた局を受信)。モバイルリンク機能(対応携帯電話とのBluetooth通信による機能連動)。針位置自動補正機能。針退避機能(時・分針がインダイヤルと重なって見づらい時は、時・分針をインダイヤルの上から一時的に退避させることができる)。デュアルタイム(27タイムゾーン、サマータイム自動設定機能付き、ホームタイムの時刻入替機能付き)。ストップウォッチ(1秒、24時間計)。タイマー(セット単位:1分、最大セット:24時間、1秒単位で計測)。時刻アラーム。パワーセービング機能(暗所では一定時間が経過すると運針を停止して節電)。日付・曜日表示。フルオートカレンダー。LEDライト(スーパーイルミネーター、残照機能付き)
駆動時間: 約5ヵ月(フル充電時からソーラー発電無しの状態の場合)、約29ヵ月(パワーセービング状態の場合)
追加情報: 耐衝撃構造
※電波受信が行われない場合、スマートフォンと連携しない場合は、通常のクォーツ精度(平均月差±15秒)で動作
価格・発売時期
価格: MTG-B2000BD-1A4JFは12万5000円、MTG-B2000B-1A2JFは11万円、MTG-B2000D-1AJFは11万5000円(全て税抜)
販売時期: 2020年11月13日
限定: 通常ライン
詳細は、G-SHOCK公式サイトをクリック。