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Introducing ハミルトンよりアメリカン クラシック クッション メカが登場

ハミルトンは100年前のデザインを、注目を集めること間違いなしの、洗練された小型のモダンモデルとして蘇らせました。

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我々が知っていること

今週、ハミルトンがヴィンテージウォッチに着想を得た最新作を発表しました。多くのブランドが復刻モデルでミッドセンチュリーの時計に大きく依存するなか、ハミルトンはひと味違うアプローチを取っています。アーカイブを深く掘り下げ、もはやヴィンテージというよりアンティークと呼ぶほうがふさわしいほど古い時計を蘇らせたのです。

 今回登場する時計は、100年前のデザインに新たな命を吹き込んだハミルトンのアメリカン クラシック クッション メカです。そして先に言っておくと、ヴィンテージ風の装いをまとったクォーツのファッションウォッチではありません。本作はれっきとした手巻き式の機械式時計です。

Hamilton American Classic Cushion

 この新しいコレクション(2つのケースサイズに分かれた6つのモデルからなる、まさにコレクションと呼ぶにふさわしい)は、1920年代にハミルトンが製造したクッションケースの時計から直接インスピレーションを得ています。100年前にデザインされた時計とは思えないほど見覚えがあるなら、それは『オッペンハイマー』でキリアン・マーフィーがアンティークのハミルトン製クッションウォッチを着用していたからかもしれません。

 今回のモデルでは、そうした時計を2026年仕様として実に丁寧にアップデートしています。忠実な再現を目指したわけではないものの、近年ハミルトンが手がけた復刻モデルのなかでも、とりわけオリジナルの雰囲気を忠実に受け継いだ仕上がりとなっています。

 先ほども触れたように、この時計の大きな魅力のひとつは、小径のヴィンテージモデルの復刻版でありがちなクォーツムーブメントではなく、手巻きの機械式ムーブメントを採用したことにあります。今回ハミルトンが搭載するのはH-42。基本的には、ETA 7001をハミルトン仕様にした手巻きキャリバーと言えるでしょう。

 ハミルトンにとってこれは新ムーブメントであり、個人的にもかなり期待しています。ここでハミルトンがもっと安易な方向に進むこともできたでしょう。それだけに、これほどコンパクトな時計に機械式ムーブメントを収めたのは見事だと思います。これほど小型のムーブメントを手に入れた今、ハミルトンが次にどんな時計を作るのか、楽しみでなりません。

Hamilton American Classic Cushion Movement

 新作は30×30mmと34×34mmの2サイズで展開されます。しかし、この数字だけでは時計のサイズ感は語りきれません。どちらのケースサイズでも、本作の厚さはわずか8.1mmに抑えられています(手巻きムーブメントを搭載するため、ケースサイズを大きくし、厚さも11.2mmとなったボルトン メカニカルと比べれば、その薄さがよくわかるでしょう)。

 どちらのサイズも、ラグ・トゥ・ラグはケースの縦横寸法にわずか4mmを加えた程度。数字だけを見ると、特に現代の大型時計に慣れている人には尻込みしてしまうサイズかもしれませんが、スリムなケースにクッション型のフォルムを組み合わせたことで、ハミルトンはかなり絶妙なサイズ感にたどり着いたのではないかと思います。

 本作は発売時には、各ケースサイズごとに3種類ずつラインナップされます。小型の30×30mmケースでは、ステンレススティール製ケースにホワイトエナメルダイヤルを組み合わせたローマ数字仕様、あるいはベージュのサンドブラスト仕上げケースに夜光付きアラビア数字を配したモデルが用意されます。

 さらに少し価格は上がるものの、同じベージュダイヤルを組み合わせたゴールドPVD仕様も用意されます。大型の34×34mmケースでは、ゴールドとベージュのモデルをサイズアップした仕様が用意される一方、SS製ケースの選択肢は、アラビア数字を配したブラックダイヤルか、異なる書体のアラビア数字を配したサンレイ仕上げのシルバーダイヤルへと変わります。最後のモデルには、1世紀ほど前に人気を博した彫刻入りシルバーケースを思わせる、エングレービングを施したSS製のケースが組み合わされています。

Hamilton American Classic Cushion

 本作の価格は、SS製モデルが16万6100円から、ゴールドPVDモデルが18万3700円(いずれも税込)までとなっています。サイズによる価格差はなく、これらの時計はすべて現在購入可能です。


我々の考え

この時計は、実物を手に取ってみなければ本当のところは判断できないと思います。それでもスペックを見る限り、私は完全にこの時計を支持したいです。私が本格的に時計の収集と研究を始めたきっかけは、13歳の誕生日にもらった1940年代のハミルトンでした。これらの時計は、まさに私が求めていたものと同じようなものです。もちろん、プラスチック製の風防だったらもっと良かったのにと思う気持ちも少しはありますが、これは現代の時計なのだから、ある程度の現代的な仕様は大目に見たいと思います。そういう意味では、エングレービングを施したケースもなくてもよかったかもしれません。今回のモデルで最も着飾っている感じがする部分だからです。それでもそこは許容して、自分の目を引くモデルに素直に目を向けたいと思います。

Hamilton American Classic Cushion

 それに、ここで本当に注目すべきなのは風防ではありません。サイズとムーブメントの組み合わせこそが、この時計の大きなポイントであり、ハミルトンはこの点では、この時計を見事に仕上げたと思います。現代の好みに合わせるという名目で、36mmや38mmほどにサイズアップしていても、私はまったく不思議には思いませんでした。だからこそ、ハミルトンがその誘惑に抗ったことをうれしく思います。この小さなサイズだからこそ、実際に身に着けたときに特別な存在感があり、ほかとは違う時計に感じられるはずなのです。


基本情報

ブランド: ハミルトン(Hamilton)
モデル名: アメリカン クラシック クッション メカ(American Classics Cushion Mechanical)
型番: H36109710、H36109720、H36119520、H36129730、H36149710、H36139520

直径: 30mm、34mm
厚さ: 8.1mm
ケース素材: ステンレススティール(一部モデルはエングレービング仕様)、またはゴールドPVD加工を施したステンレススティール
文字盤色: ホワイト、ブラック、ベージュ、シルバー
インデックス: ペイント
夜光: あり、いずれのモデルも針に夜光を施し、アラビア数字を採用したモデルでは数字にも夜光を施している
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: ブラックまたはブラウンのレザーストラップ、同色のピンバックル付き

Hamilton American Classic Cushion Lume

ムーブメント情報

キャリバー: H-42(ETA 7001ベース)
機能: 時・分表示、スモールセコンド
パワーリザーブ: 57時間
巻き上げ方式: 手巻き
クロノメーター認定: なし


価格&発売時期

価格: SS製のモデルは16万6100円、ゴールドPVD仕上げを施したSS製のモデルは18万3700円(いずれも税込)
発売: 発売中(しかし原稿執筆時点では、ハミルトンの公式ウェブサイト上で“入荷前商品”と表示されています)。
限定: なし

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