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スリー・オン・スリーは、ひとつのテーマの下に3本の時計を比較レビューするシリーズです。
かつてGMT機能は、一部の高級時計にのみ見られるコンプリケーションであった。だが、パンデミック明けの旅行需要の高まりを見越してなのかもしれないが、昨今は時計ブランド各社からGMTウォッチのリリースが急増。比較的手に取りやすい価格帯の時計にも搭載されるようになってきており、それこそ“オフィスGMT(GMT針単独調整機能付き)”、“コーラーGMT”なら10万円を切る価格のものも現れ始めている。
今回は増え続ける選択肢のなかから、ファーストGMTウォッチにもふさわしい、30万円以下で手に入るモデルをHODINKEE Japan編集部がセレクト。デザイン、スペック、着用感と、さまざまな角度からおすすめの一本を掘り下げてみた。
バルチック アクアスカーフ GMT 17万500円(税込)
ファースト・インプレッション
フランスを拠点とするバルチックは2017年に創業した若きブランドです。キックスターターのプロジェクトから始まったという現代的な出自を持ちますが、展開されるコレクションの数々はヴィンテージウォッチをインスピレーション源にしているため、どこかノスタルジックな印象を受けるものが多くあります。バルチックは僕のお気に入りのブランドのひとつですで、マイクロローターを搭載したMR01の最初の600本限定モデルが一部日本でも発売されると知ったときに早朝からショップに並んで一番に手に入れたほどです。
ここでご紹介するバルチックのアクアスカーフ GMTは、アクアスカーフと呼ばれる同社のダイバーズウォッチに文字通りGMTの機能がプラスされたモデルです。オリジナルのアクアスカーフは、直径39mm、厚さ13mmのタイムオンリーウォッチでしたが、アクアスカーフ GMTでもケースサイズをそのままに文字通りGMT機能が与えられたモデルです。12時位置のインデックスのみアラビア数字である点や時分秒針の形状など、全体的に共通のスタイリングですが、マットな質感だったダイヤルが光沢感のあるものへと変更されていたり、当然GMT機能のために変更された部分がいくつかあります。新しく追加されたGMT針や昼夜を分けるベゼルは、バルチックに求めるヴィンテージ風のクールなデザインで仕上げられています。
デザイン、外装について
アクアスカーフ GMTは、先述の通りサイズ変更がまったくない形でGMT機能が加えられたモデルです。ラグ トゥ ラグ(全長)も47mmと共通のため手にした感覚は変わりません。エッジの効いたケースは全面にサテン仕上げが施されていて、筋目の質感も鮮明です。ひとつダウングレードされたのはアクアスカーフが200m防水だったのに対して、アクアスカーフ GMTが100m防水になったということ。とはいえ日常使いにおいては問題ないでしょう。
24クリックのベゼルは、ネイビー/バーントオレンジ、ネイビー/シーグリーン、そして僕が借りたネイビー/グレーの3種類で展開されます。どれもはっきりした色合いではなく少しくすんだカラーで、サファイアインサートと組み合わさることでロレックスのGMTマスターにあったようなベイクライトベゼルの風合いを実現しています。
ダイヤルは墨のように深い光沢感のあるブラックでインデックスは少し厚みのあるプリントです。日付表示はダイヤルの対称性を保つように6時位置に配されていて、ブラックのディスクが採用されているためとても控えめですが、必要なときにはっきりと確認ができる仕様になっています。日付表示窓の上には「AQUASCAPHE」の文字がベゼルと同じアクセントカラーで印字されています。
針、インデックス、そしてベゼルの数字にもすべてグリーンのスーパールミノバが施されいるため、夜間の視認性も抜群です。GMTウォッチのなかには、他のふたりが紹介するモデルのようにベゼルにまで夜光がないものが多いのですが、個人的にはある方が好きです。
リューズはバルチック(BALTIC)のBが刻印された大きめサイズでつかみやすく、GMT機能で時間合わせをする際にも回しやすい設定になっています。ストラップはトロピックスタイルのラバーストラップが装着されていて、クイックチェンジ仕様のため好みのストラップにも簡単に変えることができます。貫通ラグが採用されているため、通常のバネ棒であっても交換が容易なのもポイントです。また僕はラバーストラップをテストしましたが、ビーズオブライスブレスレットのオプションもあります。こちらもクイックチェンジ可能で、ブレスレットつきで17万6000円(税込)と価格差が5500円しかないためブレスレット仕様で手に入れるのがおすすめです。
ムーブメントについて
内部にはソプロード社(Soprod)のスイス製ムーブメント、Cal.C125を搭載しています。この自動巻ムーブメントは、GMT機能と日付表示機能を備え、2万8800振動/時で駆動、42時間のパワーリザーブを保有します。秒針を止めるハック機能があるため正確な時間設定が可能です。
Cal.C125のGMT機能は、一般にコーラーGMTと呼ばれるもので、リューズ操作によって24時間針を動かして第二のタイムゾーンを追跡する方式が採用されています。コーラー(発信者)と呼ばれる理由は、自国にいながら国際電話をかけたいときに相手国の時間にGMT針をあわせて確認するような際に使いやすいからです。
一方で時針をリューズによって単独操作してローカルタイム(現在地の時間)を設定するものは、トラベラーGMT、フライヤーGMTやトゥルーGMTと呼ばれます。現地に到着して時針を今いる場所の時間に変更し、GMT針でホームタイム(生活拠点としている地域の時刻)を確認する使い方です。GMTベゼルの使い方は、ジェームズの記事「ビギナーのためのGMTベゼル使い方ガイド」をご覧ください。
一般的にコーラーGMTの方がフライヤーGMTよりも手頃な価格で展開されていることが多いのですが、結局のところどちらの方式があっているかは、使用者の使い方やライフスタイルによるものだと思います。アクアスカーフ GMTはディスプレイケースバックになっていないため内部のムーブメントを確認することができませんが、ケースバックに世界地図と各国の時差を示すエングレービングが施されています。確かにムーブメントを見たいというニーズがどのプライスレンジであってもあることは理解していますが、個人的には美しい仕上げが施されているようなムーブメントではないなら閉じて薄さを求めるタイプです。ソリッドケースバックにしながら機能をもたせるバルチックのやり方は素晴らしいと思いました。
実際につけてみて
このアクアスカーフ GMTをひとことで言い表すなら、すべてがジャストフィットするような感覚の時計です。直径39mm、厚さ13mmと控えめなサイズは、僕の16cm弱の細い手首の上では本当に快適で、きっと多くの人にとってまさにちょうどいいサイズ感だと思います。ダイバーズウォッチのため防水性能も高くブラックタイのようなシーンでなければどんなシチューエーションでも使えそう。デザインはヴィンテージスタイルを強く感じさせるデザインでありながら、夜光はフォティーナではありません。シンプルで視認性の高い文字盤、スイス製のGMTムーブメントを備え、価格もブレスレット付きだったとしても他の2モデルと比較して最もリーズナブルです。
確かに42時間というパワーリザーブは心許ないようにも感じますが、この時計を毎日のように身につける人であれば問題ないですし、僕のように20本近く時計を所有している人なら時刻合わせは日常的に行うものですよね。長いパワーリザーブに越したことはないですが、たくさんに魅力が詰まっている本機をそれだけで選択肢から外してしまうにはもったいないようにも思います。
僕はGMTやワールドタイムのようにふたつ以上のタイムゾーンを追跡することができる時計が大好きです。なぜなら個人的にはそれらが最も実用的なコンプリケーションであると感じるからです。これまで僕が所有してきたものはすべてフライヤーGMTだったため、コーラーGMTの使い勝手はどうだろうと思っていましたが、実際に使ってみると僕にぴったりとハマる仕様でした。Watches & Wondersなど海外に訪れることも年に何度かありますが、大半の時間を過ごすのは日本国内です。ニューヨークやアトランタにいる同僚とのミーティングの時間やスイスやドイツのブランドの新作モデルの情報解禁時間をチェックするにはコーラーGMTはとても使いやすかったのです。
アクアスカーフ GMTは、ヴィンテージとモダンの両方の魅力を備えながら多くの機能が一度に備わった一本です。デザインの好みの違いはあるかもしれませんが、誰にとってもジャストフィットするような、頼れる相棒になってくれる1本であることは間違いないでしょう。
時計の詳細はバルチック公式サイトへ。
セイコー プロスペックス ナビゲータータイマー 復刻デザイン限定モデル 20万9000円(税込)
ファースト・インプレッション
30万円以下のGMTウォッチというテーマを聞いたとき、真っ先に思い浮かんだのはセイコー プロスペックスのメカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージGMTだ。セイコーはプロスペックスに限らず、セイコー 5スポーツやグランドセイコーでもGMTや、クロノグラフとGMTを合わせたモデルを揃えており、この複雑機構に関しては一大ラインナップを築いていると思う。ただ、天邪鬼な僕はそのまますんなりとダイバーズGMTを選ぶに至らずここ最近のリリースをディグることにした。そこで見つけたのが、少しニッチなナビゲータータイマー SBEJ015だ。
この時計は1968年に、セイコーが初めて回転ベゼルを与えたアーカイブモデルを忠実に再現したもので、ケース、ダイヤルともにほとんど変わらない意匠となっている。1955年にGMTウォッチが確立されて以来、多くのメーカーが製作するようになったこのコンプリケーションを、セイコーは比較的後発組としてリリース。1968年といえば、国産初のダイバーズウォッチをセイコーが発表してからわずか3年後のことだが、いわゆるフィールドウォッチと位置づけたナビゲータータイマーにGMT機能を与えたのはとても腹落ちする事実だ。復刻モデルには当時とほぼ変わらない38.5mm径を採用し、現代においてもニーズの強いサイズとなっている。
デザイン、外装について
デザインはほぼ完全復刻されているのだが、“ほぼ”というのはロストテクノロジーによる意匠が現代では再現不可能だったという意味で、基本的なデザインやプロポーションは当時のままだ。樽型のケースや4時位置のリューズといった代表的な要素はもちろん、針の形状や夜光の割合、GMT針の形と色、インデックスやフランジ部分のデザインまでほとんど完璧にトレースされている。極めつきは、SEIKOロゴが当時に合わせて天地を若干詰めたデザインになっているところ。正直、日本メーカーはロゴや文字盤上の文字のフォントなどがデザインの一部としてはマッチしていないことが多いのだが、本機についてはそのあたりも抜かりなく手が入っている。昔のものがすべて良いというわけではないが、ナビゲータータイマーは比較的薄型の回転ベゼルに合わせて、その他の要素もシャープにまとめられていると思う。過去に完成されたデザインにあえて手を加えなかったことに称賛を贈りたい。
初代ナビゲータータイマーは、ダイバーズの王道として有名なあの“タートル”から派生したものだが、38.5×45.2mmかつ12.6mm厚のケースサイズから現代ではとても小ぶりに感じられる。さらにラグはかなり短くシェイプされたうえ、わずかに角度がつけられているので手首へのなじみがいいと感じた。それは、セイコーではあまり見られない滑らかな5連ブレスレットも寄与しているだろう。このブレスレットは現行の他のラインナップでは確認できず、いまのところはナビゲータータイマーのエクスクルーシブなものだと考えればさらに魅力的に思えてくる。
なお、裏蓋にはオリジナルモデルと同様に、馬蹄形にレイアウトされた文字列が印象的だ。6時位置には合計4000本となる本機のシリアルナンバーが刻印されている。
ムーブメントについて
ムーブメントは、必要十分なCal.6R54が搭載される。これは2023年に発表された比較的新しいもので、GMTと3日巻きのパワーリザーブを実現した意欲作である。2万1600振動/時のロービートを選択したことで、週末につけなくても止まることがないほどに長いパワーリザーブを確保している。
コーラー/フライヤーGMTの区分けとしては本機はコーラーモデルであり、主に日本にいて国外とビジネスをする人がより使いやすいものになっている。フライヤーGMTの方がプライスが高い例が多く高級機と見る場合もあるが、そこに機能の優劣があるというわけではなく、使い心地に至っては求める用途によって変わるだろう。もうすぐジュネーブへと経つ僕にはフライヤーの方が心強いのかもしれないが、普段は圧倒的に日本にいる時間の方が長いわけでコーラーGMTの方が普段使いに適していることは間違いない。むしろ、日本のビジネスマンのことを見据えて、セイコーが無理してフライヤーGMTをこのプライスゾーンで開発するのではなく、コーラーに3日巻きのロングパワーリザーブを加えたことをとても好意的に捉えている。
実際につけてみて
僕は周囲の人と被らないことをかなり気にするほうなので、セイコー・タートルのようでいて小ぶりでつけやすいこのナビゲーター タイマーはかなり好みだ。スポーティな意匠なのに手首で余り過ぎることがなく、厚みの数値以上につけ心地は良好だ。僕が所有しているセイコー 5スポーツの46×42.5×13.4mm、1968メカニカルダイバーズを復刻させたSBEX011の44.8×51.4×15.7mmのいずれよりも小さく、手元にフィットした印象である。
1点付け加えるとすれば、4時位置のリューズの操作性がもう少しよかったら、、、というのがある。リューズも当時の意匠なので仕方ないのだが、GMT針を操作するときには少し難を感じた。GMT針のみを操作するコーラーGMTは、仕事相手の国に応じて設定時間をたびたび変更する可能性があり、またそれが利点なわけなので、実用性においてはここに何かしらのアップデートがあってもよかった。とはいえ、個人的にはそれよりも復刻にウェイトを置いたセイコーの姿勢が素晴らしいと考えているし、このプライスレンジのGMTウォッチにおいて過去に存在した秀逸なデザインを味わえるという事実は、競合モデルに対して大きな優位性を持つだろう。
時計の詳細はセイコー プロスペックス公式サイトへ。
シリーズエイト 880 メカニカル 22万円(税込)
ファースト・インプレッション
880 メカニカルの発売は2023年。2021年のブランド再始動から2年越しの完全新作として登場した、比較的新しいモデルだ。実はこの時計について執筆するのは、今回が初ではない(なので、厳密には“ファースト”・インプレッションとな言えない)。2023年7月ごろに初めて手に取って手首に乗せてみたときには、それまでのシリーズエイトとは趣が異なる、いかにもトラベルウォッチ然としたカラーリングやデザインに少々面食らったものだった。また、デイト付きの3針モデルを中心にリリースしていた同ブランドから久々に出た新作が、クロノグラフやダイバーズといった馴染み深いジャンルを飛び越え、GMTウォッチとなった点にも驚かされた。だが、シチズンはブランド再始動のタイミングからすでにグローバル展開を意識したロードマップを引いており、そこにはこのタイミングでのGMTウォッチの発表も含められていたのだという。昨年、シチズンに行ったインタビューでそのような経緯を聞いていたこともあり、2度目の邂逅となった今回はこの時計とシンプルに向き合うことができた。
久々に見てなお素晴らしいと感じたのは、シリーズエイトらしい切削によるソリッドなSSの質感とひと目でGMTウォッチとわかるデザインの調和だ。エッジの立ったブレスや立体的なインデックスは手が込んだ作りを思わせ、さらにその内部にはこの価格帯では珍しい時針単独調整機能付きのトラベラー(トゥルー)GMTムーブメントを積んでいる。これらをまとめて税込22万円というパッケージに収めているパフォーマンス性こそが、880 メカニカルの武器であると僕は思う。各ポイントについて、以下詳しく見ていこう。
デザイン、外装について
880 メカニカルを手に取ったときに真っ先に目に飛び込んでくるのが、往年のGMTウォッチを思わせる特徴的な配色の両方向回転ベゼルとオレンジのGMT針だ。特にサファイアクリスタルをインサートしたベゼルにはクリアな光沢があり、立ち並ぶ日本のビル群をイメージソースとしたというオリジナルの市松模様ダイヤルに負けない存在感を放っている。インダストリアルな空気で統一された従来モデルと比較すると主張が強くも見えるが、以下に紹介するシースルーバックと合わせて、機械式時計入門者にも刺さるわかりやすく所有欲を刺激するデザインにまとめられている。
一方で、切り立ったラグやメリハリの効いた磨きわけが光るブレスなどシリーズエイトらしい玄人好みの金属加工も見逃せない。特に別体構造となったケースは、向きの異なるサテン仕上げが組み合わさった奥行きあるサイドビューにも貢献している。結果的にベゼルを含めて厚さは13.5mmとやや厚めになっているが、時計にマッシブなツール感を求めているなら、この金属の塊のようなパッケージはきっと気に入ってもらえると思う。
シリーズエイト 830 メカニカル
ただ、オリジナルの市松模様ダイヤルについてはジェームズと同じ期待を抱いている。僕がシリーズエイトのなかでもとりわけ気に入っている830 メカニカルのようなフラットなブラックや、アンスラサイトのダイヤルを見てみたい。ダイヤルの主張が少なくなる分、ベゼルはブラック&グレーのセラミックインサートもいい。ダイヤルで個性を打ち出す取り組み自体は昨今のトレンドではあると思うが、せっかくなら汎用性が高く、金属加工の素晴らしさを強調するようなモデルも880 メカニカルの次弾としてぜひ検討してもらいたい。
ムーブメントについて
個人的には、ここが最大の見どころだ。背面のシースルーバックから鑑賞できる、本作に搭載されたCal.9054は約50時間のパワーリザーブを備えた時針単独調整機能付きのフライヤーGMTムーブメントだ。一般的に同機構はコーラーGMTと比較してプライスが高くなるものだが、シチズン時計として展開する外販ムーブメントブランド、ミヨタの力によってこの価格帯に落とし込むことに成功した。残念ながら僕自身はあまり海外に出向くことがなく、コーラーGMTの方が実用的な人間だ。しかし、外装にまで気を配ってなおこのムーブメントを搭載できるシチズンのパワーにただただ感嘆させられた。両回転式の24時間表示ベゼルを使えば第3時間帯まで表示もできる。グローバル展開も意識している、というシチズンの意思を強く感じるスペックだ。
実際につけてみて
公式で発表されている184gという重量は、今回紹介するほかの2モデルと比べても少々重たい。しかしこの時計は、ヴィンテージライクな小ぶりさや薄さを主張するものではない。41mm径のケースは17cmの腕周りに決して大きすぎることはないし、可動域の大きいブレスはちゃんとコマ調整をすればしなやかなフィット感も産んでくれる。ブレスの強いテーパーはスポーツ感も緩和してくれるため、ジャケットなどと合わせた際にも(よっぽどフォーマルな場でなければ)ミスマッチ感は少ない。
確かに価格だけ見ればバルチック、セイコーよりもやや高めだ。しかし、このプライスレンジにおけるフライヤーGMTとしては、特に外装において頭ひとつ抜けたパフォーマンス性を発揮しているように思う。上で和田も書いているが、僕もまたGMTを現代においてもっとも実用的なコンプリケーションと捉えているひとりだ。フライヤーGMTを身近に感じさせてくれる時計が国内ブランドから出てきたことは非常に興味深く、デザインがビビッときたならぜひ880 メカニカルを手に取って欲しいと思う。
時計の詳細はシリーズエイト公式サイトへ。
真っ向勝負
Video by Kazune Yahikozawa (Paradrift Inc.)、Camera Assistant by Kenji Kainuma (Paradrift Inc. )、Sound Record by Saburo Saito (Paradrift Inc. )、Video Direction & Edit by Marin Kanii、Video Produce by Yuki Sato