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この記事では、2023年にHODINKEE Japanの公式Instagramアカウントで最も「いいね」を獲得した、投稿トップ10を紹介します。時計の希少性や注目の新作モデルの速報写真などページビューとは異なる指標にしたことで興味深いランキングとなりました。特にある曜日に投稿を集めるあのブランドの時計がいくつかランクインしています。個人的には10投稿のうち半分が僕が撮影した写真だったのが嬉しいポイントでした。では早速、今年HODINKEE Japanのフォロワーのみなさんがいいねした投稿を見ていきましょう。
10位 オメガ スピードマスター ムーンウォッチはブレスレット派か、ストラップ派か?
まずはブレスレットとレザーストラップを装着したオメガ スピードマスター ムーンウォッチの投稿から。本記事は、オメガのスピードマスター ムーンウォッチに焦点を当て、ブレスレットとストラップの選択について考察しています。特にNASAの宇宙ミッションとの関連や、スピードマスター 3861モデルのデザイン進化にフォーカス。現行のオメガ スピードマスターに用意されているブレスレット、ナイロンストラップ、レザーストラップの3種類を使ったときの見た目や感触をもとにどう自分流に楽しむかが紹介されています。
9位 カルティエ サントス ドゥ カルティエ
Watches & Wonders 2023の会場で撮影した新色をまとったサントス ドゥ カルティエが9位となりました。2021年のWatches & Wondersでは、ほぼ全ての主要ブランドがグリーンダイヤルモデルを作り話題となりましたが、2022年には画一的なカラートレンドが早くも終了。今年もブランドごとにそれぞれ独自の色彩表現が行われているなか、カルティエのアイコン的モデルに与えられた新色のグリーンとブルーを収めたポストがランクインしました。
8位 スイス、ル・ロックルに新たに完成したチューダーとケニッシのマニュファクチュール
Watches & Wonders 2023の前に参加したル・ロックルに完成したチューダーとケニッシのマニュファクチュールツアーからの投稿が8位に登場しました。日本からは3名のジャーナリストが招待され、そのうちのひとりに僕も選ばれました。取材後にジュネーブのホテルへ向かう帰りのバスのなかで編集し、いち早くお届けしたのがこの投稿です。工房での取材にあたり、NGはたったのふたつだけ。撮影する際は働いている人の顔が映らないようにすること、金庫の内部での撮影はNGだること。それ以外は自由で、最新鋭の施設の構造やムーブメントの製造工程、時計師の作業環境などをじっくりと見ることができました。詳細はジェームスのInside the Manufacture記事をご覧ください。
7位 オメガ×スウォッチ ミッション トゥ ムーンシャイン ゴールド
ムーンスウォッチの特別なモデル、ミッション・トゥ・ムーンシャインゴールドが日本で最初に発売されることが突如アナウンスされました。僕たちは会場となった東京・兜町にあるKABUTO ONEを訪れ発売を待つ長蛇の列を取材しました。先頭に並んでいた人物は、HODINKEEの投稿を見てこのリリースを知ったカリフォルニア出身で日本在住のコレクター。リモートワークをしながら約12時間も待っていました。ダニーの記事では僕たちが撮影した日本の様子だけでなくイギリスはロンドンの様子も紹介されています。
『Photo Report ムーンスウォッチ ミッション・トゥ・ムーンシャインゴールドの撮り下ろし写真、 そしてそれを地球上で初めて購入した人たち』
6位 オメガ シーマスター アクアテラ
ブランドンによるオメガ シーマスター アクアテラ 150mの1週間レビューの投稿が6位にランクインしました。時計のなかで最も人気のあるカテゴリのひとつであるダイバーズウォッチはオーバースペックではないかという仮説を立てたブランドンは、非ダイバーズウォッチとして人気の高いSS製スポーツウォッチ、オメガ アクアテラ150mを1週間使って検証しています。さまざまなサイズやダイヤルカラーが用意される本機はそのスペックをあわせて万能ウォッチなのかどうか。すべての答えは記事のなかです。
『A Week On The Wrist ダイバーズウォッチは本当に必要か? オメガ アクアテラの快適な使用感が、NOを突きつける』
5位 オメガ スピードマスター スーパーレーシング
オメガの最新のスピードマスター スーパーレーシングの撮り下ろし投稿が5位となりました。44.25mmのケースサイズにイエローのアクセントが目を引くデザインで、内部には日差±0.1秒の精度を実現するスピレート™技術を特徴とする新Cal.9920を搭載。精度の新基準を確立したとても重要なモデルです。記事内では、オメガの時計製造技術の進歩とその影響について詳しく解説しています。
4位 グランドセイコー スポーツコレクション 横浜髙島屋限定 2023 SBGE303
グランドセイコーが横浜髙島屋のためだけに製作した、スポーツコレクション 横浜髙島屋限定モデルSBGE303は、Instagramで掲載してすぐに国内外のGS愛好家たちから反響があった投稿です。2021年のスポーツコレクション 横浜髙島屋限定モデル SBGE265も大きく話題となったため、なんとなく想定はしていましたが、Watches & Wondersへの出展やGPHGでの受賞など世界中の注目を集めていたこともあってか、予想を上回る反応でした。
『Introducing グランドセイコー スポーツコレクション 横浜髙島屋限定 2023 SBGE303(編集部撮り下ろし)』
3位 スウォッチ×ブランパンのスキューバ フィフティ ファゾムス
今年のスウォッチとグループ内のコラボレーションは2023年に70周年を迎えたブランパンのダイバーズウォッチ、フィフティ ファゾムスでした。ムーンスウォッチ同様にカラフルで楽しいスキューバ フィフティ ファゾムスは、5色のバリエーションで展開され、オートメーション化した製造ラインで作られる機械式ムーブメント、システム51を搭載しています。Instagramの投稿ではブルーモデルをフィーチャーしていますが、記事内では全色登場していますのでぜひチェックしてみてください。
『Introducing スウォッチ×ブランパンのスキューバ フィフティ ファゾムスは本物だ(動画付き&編集部撮り下ろし)』
2位 ロレックス デイトナ ル・マン Ref.126529LN
ル・マン24時間レースの100周年を記念して作られた特別なロレックス デイトナ ル・マン Ref.126529LNが2位となりました。今年のWatches & Wondersでアップデートされた新しいケースデザイン、メタルで縁取られたベゼルなど最新仕様となっていますが、当時シンガー社が製造していたエキゾチックダイヤルの名で知られる文字盤スタイリングを備えていることが特徴です。ロレックスは、同じモデルを少しずつアップデートしていくブランドであるため、過去のモデルへのオマージュが含まれた本作はコレクターのあいだでも最も議論された時計のひとつです。
1位 セイコー プロスペックス スピードタイマー メカニカルクロノグラフ
栄光の第一位は最近リリースされたばかりのセイコー プロスペックス スピードタイマー メカニカルクロノグラフでした。スピードタイマーコレクションに70年代の雰囲気を与え新たなアプローチを示した新作モデルは、パンダダイヤルと逆パンダダイヤルのラインナップ。リリース直後に投稿したこの写真は、特に海外コレクターからのコメントを多く集めました。
『Introducing セイコー プロスペックス スピードタイマーに70年代の雰囲気を宿すメカニカルクロノグラフが登場(編集部撮り下ろし)』