ADVERTISEMENT
2023年に最もページビューを集めた人気記事トップ10を紹介します。この選出はエディトリアルチームの主観ではなく、ページビュー数という客観的なデータに基づくものです。そのため時計愛好家からカジュアルな読者まで、幅広い層に読まれ、話題となった記事が含まれます。トレンドを反映するものから意外な発見があるものまで、多様な内容がランクイン。
さあ、2023年のHODINKEE Japanのハイライトを振り返ってみましょう。
10位 Found:ロレックス初のウィナーズデイトナを日本で発見
ロレックスは、世界的に権威のある多くのモータースポーツイベントで公式タイムキーパー・パートナーを務めています。1992年以降、デイトナ 24時間レースで優勝したチームのドライバーに特別仕様のデイトナが贈呈されるようになったのですが、実は初代ウィナーズデイトナは日本から初出場を果たしたニスモチームに贈られました。そのチームドライバーのひとりである鈴木利男氏にインタビュー。当時の様子、そしてもちろん希少なウィナーズデイトナの詳細に迫ります(しかもブラウンチェンジダイヤルだ!)。
9位 Introducing:カルティエ タンク フランセーズを現代的にアップデート(編集部撮り下ろし)
1996年に発表されたカルティエのタンク フランセーズは同ブランドのベストセラーウォッチのひとつです。過去20年以上にわたってフランセーズをほとんど変えることなく残してきましたが、2023年ついにリニューアルされました。遠くから見ると新型は旧型モデルとよく似ていますが、ディテールにいくつかのアップデートが施されてよりモダンな雰囲気をまとっています。長年にわたって特にレディスの定番ウォッチのひとつだったため、どのように変化したのかに関心が集まったようです。
8位 Hands-On:1mmだって無駄にしないチューダー ブラックベイ 54
Watches & Wonders 2023で登場し話題になったチューダーの最新ダイバーズウォッチ、ブラックベイ 54が8位でした。1954年に登場したチューダー初のダイバーズウォッチRef.7922を現代風にアレンジした新モデルで、最大の特徴はそのケースサイズ。ブラックベイフィフティ-エイトで41mmから39mmとなったような、ダウンサイジングの流れを踏襲しており、今回のブラックベイ 54では37mmとなりました。2023年のWatches & Wondersでは小径モデルの登場も目立ちましたが、なかでも特に注目を集めた1本をジェームスが詳細にレビューしています。
7位 Introducing:グランドセイコーが日本製腕時計の110周年を記念して究極の名作をリメイク
グランドセイコーが日本製腕時計110周年を祝し、1960年の初代モデル「ファースト」をリメイク。ブリリアントハードチタンと黒漆の文字盤、金の蒔絵を特徴とし、古典的なデザインを現代的に再解釈した新作SBGW295の記事が7位にランクイン。グランドセイコーの限定モデルは、かなり頻繁に登場し、あっという間に売れてしまうことも多いため、伝統と革新を融合させた象徴的なリリースにアクセスが集まりました。
6位 Introducing:シチズン 新ムーブメントを搭載したエコ・ドライブ365を発表(編集部撮り下ろし)
シチズンのエコ・ドライブは、光エネルギーによってクォーツムーブメントを駆動させる同社独自の方式です。シチズンは、1976年に“世界初”の太陽電池充電式アナログウォッチを作ってから現在までアップデートを続け、今ではブランドの代名詞的な機構となっています。本記事は、新開発のエコ・ドライブムーブメント、Cal.E365を搭載した新作のエコ・ドライブ365を今年HODINKEE Japanにジョインしたエディターの牟田神さんが実機で紹介しています。
低消費電力、長時間駆動が大幅に強化され、パワーセーブ機能を搭載せずに一度の満充電で約1年365日も駆動させられるようになった新ムーブメントとレトロフューチャーな空気を放つ新作モデルは必見です。
5位 A Week On The Wrist:セイコー プロスペックス 1968 メカニカルダイバーズ 現代デザイン GMT SBEJ009を1週間レビュー
セイコーダイバーズの正統派なスタイルに新型のGMTムーブメントを搭載したセイコー プロスペックス 1968 メカニカルダイバーズ 現代デザイン GMT SBEJ009が5位に入りました。グリーンベゼルとグリーンダイヤルという配色にゴールドのアクセントを効かせたハンサムなルックスに、コーラーGMTムーブメントを搭載するモデルをセイコーのダイバーズウォッチだけでなく豊富な競合モデルと比較しながら詳細にレビューしています。また自由に世界中を行き来できるようになり、次の旅行に連れていけるオールラウンダーなGMTウォッチとして気になっていた方が多かったのかもしれません。ジェームスによる動画解説もお見逃しなく。
『A Week On The Wrist:セイコー プロスペックス 1968 メカニカルダイバーズ 現代デザイン GMT SBEJ009を1週間レビュー』
4位 Introducing:スウォッチ×ブランパンのスキューバ フィフティ ファゾムスは本物だ(動画付き&編集部撮り下ろし
このランキング記事を作成するときに絶対に入っているだろうと思った時計のひとつが、このスウォッチ×ブランパンのスキューバ フィフティ ファゾムスです。2022年はスウォッチ×オメガのムーンスウォッチが1位となりましたが、今年新たな大混乱を巻き起こしたのが本作でした。ブランドの歴史上、クォーツウォッチを一度も製造したことがないブランパンのために、スウォッチの機械式ムーブメントであるシステム51が搭載されたモデル。また、防水性能は、91m(300フィート)とちょうどフィフティ(50)ファゾムスに相当する仕様になっています。さらに海を愛するブランパンらしく、ケースバックにはレーザーエッチングされたウミウシが隠し要素として配されていました。時計の価格がどんどんと上がっていくいま、手頃な価格で楽しめるモデルは大歓迎ですね。
『Introducing:スウォッチ×ブランパンのスキューバ フィフティ ファゾムスは本物だ(動画付き&編集部撮り下ろし』
3位 2023年新作、ロレックス デイトナ ル・マン Ref.126529LNを間近で観察した感想
この時計がランキングに入っていなかったら、それはきっと僕たちの記事のお届けの仕方が間違っていると大問題になり会議が開かれるレベルです(笑)。そう、第100回 ル・マン 24時間レースで発表され、時計界が騒然となった特別なあのモデル、デイトナ “ル・マン”が3位となりました。まだ実機で見ることがほとんどできないタイミングで、HODINKEE USチームのダニーとジェームスがタッグを組んでリストショットを含む数多くの撮り下ろし写真で解説したことで、公開からすぐにたくさんのビューを集めた記事です。今年はHODINKEEマガジン ジャパン エディション Vol.7でもオリジナルであるヴィンテージモデルを大きく取り上げていますので、ぜひ併せてチェックしてみてください。
2位 Hands-On:ロレックスが身につけられるチタンウォッチを発表。でもなぜみんな騒がないのか?
2023年のロレックスは大きな話題がいくつもありました。シースルーバックを採用したデイトナに、絵文字の入ったデイデイト、金無垢のGMTマスター II、そしてまったく新しいドレスウォッチコレクション...。そのなかに並ぶと確かにチタン製のヨットマスター 42はそれほど目立つものではなかったかもしれません。でもきっとこのモデルが単体でリリースされていたらもっと一大事になっていたはず。この記事ではあまり重要視されていないロレックスのチタンウォッチにフォーカスし、豊富な撮り下ろし写真とともにマークが解説しています。
1位 Introducing:サプライズ! この8月、2023年第5回目となるムーンシャインゴールド ムーンスウォッチのミッションが開催された
2023年最も読まれたのは、2022年と同様にスウォッチとオメガによるムーンスウォッチの記事でした。最初のリリースからこれだけの時間が経っても読まれているのには驚かされます。2023年にも読まれた最も大きな理由は、ムーンシャインゴールド(オメガ独自の金素材)でコーティングされたクロノグラフ針を備えたミッション・トゥ・ムーンシャインゴールドが定期的にリリースされたためでしょう。プレーンなゴールドメッキに始まり、シークレットナンバー、ピンクの夜光、花柄、そしてストロベリー柄など発表のたびに話題となりました。トップを飾った記事のモデルは、赤地に白の十字架をあしらったスイスの建国記念日にまつわるモデルでした。“ムーンスウォッチ狂騒劇”は2024年も続くのか、楽しみですね。
『Introducing:サプライズ! この8月、2023年第5回目となるムーンシャインゴールド ムーンスウォッチのミッションが開催された』