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ある8月(通常であれば時計業界にとって何の変哲もない月)の木曜日、誰も予想していなかったニュースが飛び込んできた。ロレックスが有名な小売店であるブヘラを買収するというのだ。あなたは何も読み間違えていない。100年近くにわたって両ブランドは正規小売店関係を経てきたが、この度ロレックスはブヘラのオーナーとなる。
もちろん、このニュースによって多くの疑問は往々に生じるが、さらなる続報が得られ次第更新していく予定だ。ただ今朝のロレックスの発表によって明らかになったことがいくつかある。
多くの人が知っているように、ロレックスはチューダーブランドを所有しており、チューダーも同様にCEOとル・ロックルに独自の製造拠点を抱えて、独立した事業体として運営をしている。ロレックスとブヘラのあいだにある構図が、この国際的な小売店との新しい所有関係のなかでどのように現れるかは時間が解決してくれるだろう。
プレスリリースによると、ブヘラは世界中に100以上の拠点を展開しているという。このうち53店舗でロレックスを、48店舗でチューダーを販売している。さらにブヘラは、両ブランドの公式アフターサービスセンターとしても機能している。
注目すべきは、2018年にブヘラはトルノーも買収、所有しているということだ。
これは我々の業界にとっては大きなニュースであり、事態の進展に合わせて見守っていく。最新情報が入り次第、HODINKEEでお伝えしよう。