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我々が知っていること
昨年はタグ・ホイヤー カレラ デイトにとって大きな節目の年であった。この年、ブランドの象徴的な(使い古された言葉だが適切だと思う)カレラファミリーがダウンサイズしたのだ。ジャック・ホイヤーが1963年に発表したオリジナルカレラのサイズに戻り、4型のカラフルな36mmモデルが現代のタイム&デイトモデルに加わった。今日、このブランドは、小振りで手首に優しい新たなカレラデイト 36mmを発表した。そして先代モデルよりも、かなり派手な仕上がりとなった。
このトリオのテーマはずばり、さらにはっきりとしたラグジュアリーの受容だ。カレラデイト 36mmのオリジナルラインナップは、派手なダイヤルカラー(ホットピンク、シーフォームグリーン、エレクトリックブルーなど)が特徴であったのに対し、新しい3つのモデルは、暖かみのあるコッパーのポップな色合いとローズゴールド(正確には18K5NRG)の豊富な量に頼ることで、少し成熟した洗練された雰囲気を醸し出している。
具体的には、RGの度合いが異なるふたつのマザー・オブ・パール文字盤(最も豪華なモデルは、ツートンのブレスレットとダイヤモンドインデックスを備えたもので、より控えめなモデルはRGインデックスのみとなっている)と、スネイルサテン仕上げのコッパー文字盤にRG製ベゼル、ツートンブレスレットのモデルで構成されている。見た目の美しさはさておき、このシリーズのメカニズムで注目すべき革新的な部分は特にない。搭載されるムーブメントは昨年発表されたのと同じ、自動巻きCal.7である。
我々の考え
女性向けにつくられた時計が、技術的洗練さ(この場合ムーブメントの精度や機能の充実さを指す)において、男性向けモデルと同等のまま実行されているのを見ると、いつもワクワクする。
私は通常、ダイヤモンドが散りばめられたマザー・オブ・パールのほうに引かれるが(特にツートンブレスレットと組み合わせたものが勝者かもしれない) 、このコッパー文字盤モデルにはとても魅力を感じる。このトリオのなかだと最も派手さがないにもかかわらず、一番ユニークな存在感を放っていると思うのだ。また、レーストラックのスピードにインスパイアされた時計が、スネイルサテン仕上げをあしらった文字盤を採用しているという事実にも少しドキッとする(チーン)。この皮肉は意図的なものではなく、偶然の産物だと言えるだろう。
基本情報
ブランド: タグ・ホイヤー(TAG Heuer)
モデル名: カレラデイト(Carrera Date)
型番: WBN231C.BA0001(SS)、WBN2350.BD0000(コッパー)、WBN2351.BD0000(SS×RG)
直径: 36mm
厚さ: 10.20mm
ケース素材: ステンレススティールまたはステンレススティール&18K5Nローズゴールド
文字盤: マザー オブ パールまたはスネイルサテン仕上げのコッパー
インデックス: アプライド
夜光: あり、針のみ
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: SSブレスレットまたはSS×18K5NRGブレスレット、プッシュボタン式フォールディングバックル
ムーブメント情報
キャリバー: 7
機能: 時・分・センターセコンド、日付表示
パワーリザーブ: 約56時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 21
クロノメーター: なし
価格 & 発売時期
価格: SSは60万5000円、コッパーは62万1500円、コンビは86万9000円(すべて税込)
発売時期: 2024年6月発売予定
限定: なし
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