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我々が知っていること
最初は41。そのあとは39。そして今回は37だ。チューダーは、7922をそのまま参考としたような、ピュアなブラックベイの37mmスティールモデル、ブラックベイ 54を正式に発表した。
現行のチューダーのラインナップから見れば、これは1954年のオリジナルに限りなく近いモデルであり、そして単色で発売されるこの新しいモデルもまた、ノーデイトのマニュファクチュールキャリバーを搭載している。
よく見ると、新しいブラックベイ 54は、ただブラックベイ フィフティ-エイトをダウンサイジングしただけのものではない。ベゼルの12時から3時位置まであったハッシュマークがなくなり、そしてベゼルのグリップエッジ(刻み)の形状も変更され、さらによく見るとリューズのデザインも変わっていることに気づくだろう。わずかドーム状のカーブを付けたブラックの文字盤にはギルト風のエフェクトを施し、針も文字盤の中央と接する根元が重なっている。
問題のムーブメントだが、搭載しているのはMT5400で、ペラゴス 39をはじめ、925、18Kといったほかのブラックベイにも搭載されている。約70時間のパワーリザーブの確保しており、非磁性シリコン製ヒゲゼンマイの採用、日差-2秒から+4秒の精度でCOSCクロノメーター認定を受けている。
小型化したサブスタイルのブラックベイを待ち望んでいた人、チューダーのファーストブランドと同等の精度を持つなど、占有領域を大幅に広げたい人におすすめである。この新しいモデルは間違いなく大きな発表であり、チューダーで長年成功を収めているブラックベイをさらに深く掘り下げたモデルである。ブラックベイ 54はSSブレス製が49万600円(税込)、ラバー製(フィットエンドリンク付き)が46万3100円(税込)でデリバリーされる。
我々の考え
つまりは小振りになった新しいブラックベイなのだから、気に入らないわけがないのだ。少なくともチューダー愛好家の一部の人たちにとっては重要なリリースであり、実機も非常に楽しみなものだ。ベゼルが変更したことで旧型との区別がひと目でできるようになり、小さ目のサイジング(初期のチューダーウォッチのプロポーションに近づいたサイズ感)は、チューダーコレクターに広くアピールすることができる。また小振りながらもスペックの高いダイバーズウォッチが欲しいという方にもおすすめできるだろう。
200mという高い防水性能は、小振りなダイバーズウォッチには必ずしも備わっていないものだ。そしてブレスレットとラバーストラップの両方に、“T-fit”クイックアジャストクラスプが採用されているのもうれしい。これは僕が、ペラゴスのクラスプでとてつもなく気に入っている、チューダー独自の工具不要なマイクロアジャストシステムである。最後に、写真を見ているだけでなく、このIntroducingの文章を読んでくださる皆様への特別なおもてなしとして少し記載しておくが、ブラックベイ 54は厚さ11.24mm、ラグからラグまでのサイズは46mmとなっている。
そして本当に最後に、このモデルを含むほかのすべての新作は、ル・ロックルの新しいマニュファクチュールで生産されている。その新施設を見学したレポートと、新生ブラックベイ 54のHans-On記事は、本日中にお届けする予定だ。お楽しみに。
基本情報
ブランド: チューダー(Tudor)
モデル名: ブラックベイ 54(Black Bay 54)
型番: M79000N-0001(SSブレス)、M79000N-0002(ラバーストラップ)
直径: 37mm
厚さ: 11.24mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ブラック
インデックス: アプライド
夜光: あり、インデックスと針
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: SSブレスまたはラバーストラップ
ムーブメント情報
キャリバー: MT5400
機能: 時・分・秒
直径: 30.3mm
厚み: 5mm
パワーリザーブ: 約70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 27
クロノメーター: あり、COSC
価格 & 発売時期
価格: SSブレスレットは49万600円(税込)、ラバーストラップは46万3100円(税込)
発売時期: すぐに
限定: なし