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クイック解説
突然、大変うれしいビッグニュースがAPのウェブサイトに掲載された。皆さんがご覧になっているのは、従来のロイヤル オークケースに入ったオーデマ ピゲ スーパーソヌリ。元々は、2014年にロイヤル オーク・コンセプト・スーパーソヌリとして発表された時計で、このスーパーソヌリは発表当時(そして今でも)チャイムの鳴る画期的な腕時計で、外しているときよりも腕に着けているときに音がより大きくなるという、大変珍しい特徴を持つものだった。このスーパーソヌリの大きくてクリアな音を可能にしているのは、開口部のあるケース背面の音響板(サウンドボード)に取り付けられているゴングである。
最初のスーパーソヌリのニュースリリースによると、APが初めて発表したのは、鮮やかなブルーの文字盤が印象的なプラチナ製ジュール オーデマのケースに入ったスーパーソヌリだった。その後同じ年に発表されたのが、GPHGジュネーブウォッチ グランプリでメンズコンプリケーション賞を受賞したCODE 11.59 ミニッツリピーターである。
ご覧頂いている時計は、グランド・タペストリーを持つブルー文字盤でチタンケースの全世界20本リミテッドエディションのうちの1つで、ケースに合わせたチタン製ブレスレットになっている。APの公式サイトによると、この時計は、日本の時計店YOSHIDAのみで取り扱われるという。
PTケースの同様のバージョンで黒文字盤もラインナップされるが、この時計もYOSHIDAのみでの取り扱いになっており、同じく20個のみの限定である。この時計の正式名は、“ロイヤル オーク ミニッツリピーター スーパーソヌリ”。両バージョンとも、手巻きAP キャリバー2959を使用したミニッツリピーターで、72時間のパワーリザーブが付いている。
このソフトローンチ(限定販売)手法は、オープンワークバージョンのロイヤル オーク・パーペチュアルカレンダー ブラックセラミックケースと同じような手法を踏襲している。
ファースト・インプレッション
購入希望者の多さという意味では、これらのニュースは、これまでに発表されたスーパーソヌリの中でも最高のものになることは間違いないだろう。ジュール オーデマケースで発表されたオリジナルバージョンも、たくさんのファンを獲得した。CODE 11.59コレクションは、時計メーカーにとって最高の賞の一つであるGPHG(ジュネーブ ウォッチ グランプリ)のメンズコンプリケーション賞を受賞。それでも、これがAPということなのだろう。
当然のごとく、ロイヤル オークの需要が高いことが分かっていたということである。興味深いことは、APは、画期的なミニッツリピーターをロイヤル オークに追加するにもかかわらず、あまり大げさな発表をしなかったことだ。いずれにしてもこうして発表され、既に大変多くのコレクターの垂涎の的となっていることは想像に難くない。公式サイトでは、“価格応談”となっており、その価格については独自取材をスタートした。判明次第ご報告したいと思う。
ブラックカラー グランド・タペストリー文字盤のPTバージョン。
基本情報
ブランド:オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)
モデル名:ロイヤル オーク・ミニッツリピーター スーパーソヌリ(Royal Oak Minute Repeater Supersonnerie)
型番:チタンバージョン 26591TI.OO.1252TI.01、プラチナバージョン 26591PT.OO.D002CR.01
直径:42mm
厚さ:14mm
ケース素材:チタン、あるいはプラチナ
文字盤色:ブルー、あるいはブラック
インデックス:アプライド
防水性能:20m
ストラップ/ブレスレット:チタンバージョンにはチタン製ブレスレット(ブルーアリゲーターストラップもあり)、プラチナバージョンにはブラックワニ革ベルトのみ
ムーブメント情報
キャリバー:AP Cal. 2959
機構:時分表示、スモールセコンド、ミニッツリピーター
直径:30mm
パワーリザーブ:72時間
巻き上げ方式:手巻き
振動数:2万1600振動/時
石数:32
価格・発売時期
価格:チタンバージョン3350万円、プラチナバージョン4025万円(いずれも税抜価格)
限定:各バージョン20本
詳細についてはオーデマ ピゲ公式サイトへ。