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我々が知っていること
カシオのG-SHOCKが、NASAにインスパイアされた腕時計の第4弾を発表した。今回はDW-6900に、NASA風テイストが与えられたようだ。樹脂製ケースとストラップはホワイトでまとめれ、ストラップ6時位置側には赤で“NASA”のロゴが、またストラップ12時位置側にある遊革には星条旗があしらわれている。さらにバックライトが光ると地球のイメージが表れる。
限定モデル(カシオは生産本数を明らかにしていない)のため、興味がある人はカシオの公式ウェブサイトから、G-SHOCK DW-6900NASA237を130ドル(日本円で約1万8000円)で購入できるコンテストに応募してほしい。応募締め切りは7月16日で、当選者には翌日通知されるという流れだ(編集注記:米国在住の方限定。日本国内での展開については未定)。
我々の考え
これは2020年に登場したNASA DW-5600に続くモデルで、G-SHOCKにとっては、NASAにインスパイアされた4作目のリリースとなる。前回のリリースの美学に忠実で、くっきりとした白いケースとストラップ、 “ワーム” NASAのロゴが描かれている。今日では、NASAブランドの服はショッピングモールやストリートウェアブランドのコレクション、さらには高価なエルメスのバッグでも見かけることができる。なかでもハイテクなG-SHOCKとNASAの組み合わせは理にかなっていると思う。NASAのロゴは誰でも使用することができる。提案された用途はNASAの通信局に提出し承認を得なければならないが、米国政府の宇宙機関はほとんどの使用を承認している。
NASAのロゴの使用方法には厳格なガイドラインがある。NASAのロゴはほかのブランドロゴや商標とは別に、しっかりとした背景の下で使用する必要があり、企業がNASAの名前を使って、それがコラボレート製品であることを示唆することはできない。ただしライセンスやそれに関連する料金は不要だ。このG-SHOCKのように、白一色の製品にNASAのロゴをよく見かけるのはこのためであり、カシオとG-SHOCKのブランドは控えめなままなのだ。
ここ数年、NASAのロゴを使用しているブランドはなにもG-SHOCKだけではない。ワームロゴは90年代に廃止されたが、2017年にNASAはコーチに宇宙をテーマにしたアパレルと財布のラインでの使用を許可した。そこから(各社へと)飛び立っていった。NASAがCNNに語ったところによると、2017年以前は週に5~10件のロゴ依頼があったが、2022年時点では週に平均225件の依頼を受けているとのことだ。NASAのロゴはノスタルジーを感じさせる最高のものであると同時にライセンスフリーという使用法と相まって、企業は喜んであらゆるものにこのロゴをあしらっている。それにしてもG-SHOCKは宇宙計画のロゴに自然にフィットして際立っているようだ。
今、人気のある時計と同じように、入手に関する問題もある。2020年限定モデルのコメントで思い出したのだが、NASA DW-5600をオンラインで購入したように見えたのに、注文をキャンセルされたという顧客から苦情があったのだ。だから“コンテスト”(本質的にはくじ引きだと想像しなければならない)は、需要が供給を上回る可能性のある場所を管理する、論理的な方法のように思われる。願わくば、ボットがスニーカーのように、私たちの腕時計を狙わないことを祈る。
基本情報
ブランド: G-SHOCK
モデル名: NASA DW-6900
型番: DW-6900NASA237
直径: 53.2mm
厚さ: 18.7mm
ケース素材: ホワイトプラスチック/樹脂
文字盤: LCDスクリーン
夜光: ELバックライト
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: ホワイトプラスチック/樹脂
価格 & 発売時期
価格: 130ドル(日本円で約1万8000円)
発売時期: 7月16日までにコンテストに応募すると、購入のチャンスが得られる
限定: あり(米国在住の方限定。日本国内での展開については未定)
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