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我々が知っていること
ジラール・ペルゴは、ロレアートコレクションに属する新モデル、ロレアート クロノグラフ Ti49を発表した。ロレアートファンにとってはおなじみのフォルムだが、ケースとブレスレットはグレード5チタン製のため、少しだけ軽量化されている。
内部にはマニュファクチュール製Cal.GP03300を搭載しており、これはベースとなる自動巻きキャリバーにクロノグラフモジュールを追加したものだ。振動数は2万8800振動/時で、パワーリザーブは約46時間と比較的短く、GPのクロノグラフファミリーではおなじみのムーブメントである。
文字盤にはクールなグレーにクル・ド・パリ装飾、スネイル(同心円)仕上げのインダイヤル、4時30分位置に日付窓を備えている。文字盤のトーンをグレーで統一するのは、チタンクロノグラフをリリースするブランドにとって定番となりつつあるようだ。例えばゼニスが今年初めに発表したチタン製のクロノマスター スポーツでは、文字盤に同様の選択が成されている。“クールなグレーの文字盤がチタンケースのモダンな見た目にマッチしている”というのが決まり文句になりつつあるとすれば、それはこの組み合わせがうまくいっているからにほかならない。
ロレアート クロノグラフ Ti49の希望小売価格は272万8000円。ちなみに、ステンレススティール製のロレアートクロノは261万8000円(ともに税込)である。
我々の考え
ジラール・ペルゴはロイヤル オークの3年後、ノーチラスの1年前にあたる1975年にオリジナルのロレアートを発表した。なおヴァシュロンの222とIWCのインヂュニアもそのすぐあとに発表されている。ロレアートはブレスレット一体型SS製スポーツウォッチの創世記の一員だ。もちろん、これらの時計には多くの共通点があるが、それぞれに個性がある。
ロレアートのフォルムは42mm径のクロノグラフとして機能し、10mm厚という均整のとれたケースを誇る。大きめの時計であるが、軽量なチタンケースとブレスレットが装着性を高めており、スリムなシルエットと下向きに角度がつけられたラグは、手首にフィットするようにつくられている。ポリッシュ仕上げとサテン仕上げをミックスしたグレード5チタンの、フィット感と仕上げのよさは明らかだ。ブレスレットのセンターリンクにはポリッシュを、そのまわりのリンクにはサテン仕上げと面取りを組み合わせ、コントラストを成している。またこのブレスレットは、二重のボタンで開くデプロワイヤントクラスプに向かって比較的劇的なテーパーがつけられ、手首にフィットしやすくなっている。クラスプの近くにハーフリンクがあるということは、多くの人が自身に適したサイズで微調整できるはずだ。
ねじ込み式リューズとプッシャーにより100m防水を実現したロレアート クロノグラフ Ti49は、スポーツウォッチであることに変わりはない。
チタン製のロレアート クロノの価格は272万8000円(税込)で、SSモデルより若干高い。ただブレスレット一体型クロノグラフとしては、この価格帯ではあまり競争相手がいない。素材がチタンだと、わずかに大きいケースサイズでも着用しやすくなるため、私はSSよりもチタンのほうがお気に入りだ。またGPは、チタン製ロレアート クロノでも、SSモデルに匹敵する、印象的な仕上げを実現した。
そこでGPにお願いしたいことがある。2018年に、君たちは42mmバージョンと並んで38mm径のクロノグラフをリリースしている。あれから6年経った今、38mm径のロレアート クロノグラフを、どんな金属であれ復活させていただけないだろうか?
基本情報
ブランド: ジラール・ペルゴ(Girard-Perregaux)
モデル名: ロレアート クロノグラフ Ti49(Laureato ChronographTi49)
型番: 81020-21-3263-1CM
直径: 42mm
厚さ: 12mm
ケース素材: グレード5チタン
文字盤: グレー、クル・ド・パリ装飾
インデックス: アプライド(PVD加工を施した夜光入り)
夜光: あり、ホワイトスーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: チタンブレスレット、二重ボタン式デプロワイヤントクラスプ
ムーブメント情報
キャリバー: GP03300
機能: 時・分・スモールセコンド、日付表示、クロノグラフ
直径: 25.95mm
厚さ: 6.5mm
パワーリザーブ: 約46時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 63
追加情報: クロノグラフモジュールを備えた自動巻きムーブメント
価格 & 発売時期
価格: 272万8000円(税込)
発売時期: 2024年3月発売予定
限定: なし
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