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クイック解説
ヨットクラブに独自のラインナップを構築するのであれば、潮の満ち引きを表示する複雑機構が導入されるのはごく自然だし、理にかなっている。ヨットクラブとは、2010年にIWCがポルトギーゼコレクションに追加したシリーズだ(この名前が最初に使用されたのは、ご存じのとおり1967年に全天候型でありながら、エレガントなスポーツウォッチとして作られた時計だ)。それから10年の時を経て、IWCは新しいポルトギーゼ・ヨットクラブ・ムーン&タイド Ref.IW344001を発表した。18Kレッドゴールドケースに輝くブルーダイヤルとそれにマッチしたブルーのラバーストラップを備え、新開発のタイドグラフを搭載している。
ファースト・インプレッション
まず初めにお伝えしたいのだが、ポルトギーゼ・ヨットクラブ・ムーン&タイドは44.6mmのケースをもつかなり大きな時計だ。ヨットクラブは、常にスポーティさとエレガンスの両方をうまく掛け合わせてきた。ヨットクラブ・ムーン&タイドにゴールドケースを採用するのは魅力的で、さらに青いラバーストラップを合わせたことですぐに海へ出航するのにも最適だ。個人的には、特に文字盤上の赤いアクセントや全体的な視認性の高さ、そして水しぶきに耐えることができる30mの防水性能が気に入っている。
内部には、新開発のCal.82835を搭載している。ヨットクラブ・ムーン&タイドには、IWCが多くの永久カレンダーモデルで採用しているダブル・ムーンフェイズがあり、北半球と南半球の月の満ち欠けの表示を可能としている。ムーンフェイズ表示を囲むテキストを最小限にとどめ、本機は、小潮から大潮を判別することで潮の強さも表示できるようになっている。
ムーンフェイズと潮の満ち引きを表示する新開発の機能を6時位置に搭載した本機は、税抜358万円で販売される。我々の多くは、こうした情報を見ることができる時計を必要とはしないだろう。だがこれは、ポルトギーゼ・ヨットクラブのラインナップ内でも自宅で使うにもふさわしい仕上がりで、また10周年を迎えるヨットクラブに敬意を表するにふさわしい複雑機構を搭載しているともいえるだろう。
基本情報
ブランド: IWC
モデル名: ポルトギーゼ・ヨットクラブ・ムーン&タイド(Portugieser Yacht Club Moon & Tide)
型番: IW344001
直径: 44.6mm
厚さ: 14.4mm
ケース素材: 18Kレッドゴールド
文字盤色: ブルー
インデックス: アプライド、ゴールド
夜光: あり
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: ブルーのラバーストラップ
ムーブメント情報
キャリバー: 82835
機能: 時、分、秒、日付、ムーンフェイズ(北半球と南半球に対応)、潮の満ち引き
パワーリザーブ: 60時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 22
価格&発売時期
価格: 358万円(税抜)
発売日: 10月予定
詳細は、IWC公式サイトをご覧ください。