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クイック解説
私にとって、現代のレベルソの中で最も魅力的なのは、レベルソ・トリビュートというモデルだ。このモデルは、美しいファセットを施したドーフィン針、カラーダイヤル、アプライドのバーインデックス、そして6時位置にスモールセコンド表示を備えている。最初のトリビュートモデルは2011年に発売されたが、同じ年にジャガー・ルクルトは、私が21世紀において時刻表示のみの最も美しいレベルソと考えているグランド・レベルソ・ウルトラスリム・トリビュート・トゥ・1931・ニューヨークエディションを発表した。同社は2021年のWatches & Wondersに向けて、最新のレベルソ・トリビュートを発表したが、今回はディープグリーンのダイヤルだ。
技術的には前作と同様で、リバーシブルのケースは45.6×27.4mmサイズ、厚さは8.5mm、ムーブメントは楕円形のジャガー・ルクルト製Cal.822/2で、45時間パワーリザーブを備えている。
ファースト・インプレッション
トリビュートという時計の名前は、1930年代に発売されたレベルソにちなんだもので、ホワイト、レッド、チョコレート、ネイビーブルーなど、多くのカラーバリエーションがあった。これはあくまで個人的な見解だが、私は以前から、カラーダイヤルはスクエアやレクタンギュラーの時計の方がよりポップに見えると思っていた。 - 例えば、ノモスのテトラを思い浮かぶが、他にも数え切れないほどの例がある(そして、「タンク マスト」の新製品もそうだ)。
直線的なケースは、スクエアであれレクタンギュラーであれ、ラウンドケースよりも明白に作品のフレームとして機能するように思える。ラウンドケースは、ダイヤルとその構成部品を輝かせるために、少し背景に隠れているように見えるのとは対照的に、私には常に時計のデザイン全体の中でより積極的な役割を果たしているように感じられるのだ(もちろん、これはあまりにも単純化されすぎていて、激しく反論されることが予想されるが、そこには一抹の真実があると思う)。グリーンダイヤルが今年の流行であることは間違いないが(少なくとも今のところは)、色彩の無秩序(chromatic sprezzatura)の試みを他の時計よりも成功させているものもある。また、私たちやジャガー・ルクルトがこのアイデアに慣れるのに80年かかったことを考えると、グリーンダイヤルのトリビュート・レベルソは自然なことであり、まさに大成功と言えるだろう。
基本情報
ブランド: ジャガー・ルクルト(Jaeger-LeCoultre)
モデル名: レベルソ・トリビュート・スモールセコンド
型番: Q3978430
直径: 45.6×27.4mm
厚さ: 8.5mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ディープグリーン
インデックス: アプライド
夜光: なし
防水性能: 3気圧
ストラップ/ブレスレット: グリーンカーフストラップ
ムーブメント情報
キャリバー: ジャガー・ルクルト製 822/2
機能: 時、分、スモールセコンド
直径: 20.2mm
厚さ: 2.94mm
パワーリザーブ: 45時間
巻き上げ方式:手巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 19
価格・発売時期
価格: 99万4400円(税込)
販売時期: 発売中
限定: なし。通常モデル
詳細は、ジャガー・ルクルト公式サイトへ