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クイック解説
パテック フィリップは数年前からノーチラスで話題をさらってきた。中でも最大のものは? それは今年の1月にカーラ・バレットがご報告したように、5711-1A-010が製造中止になるということだった。パテック フィリップは5711-1A-010の後継モデルとして、グリーンダイヤルのノーチラス5711/1A-014を発表。また、サンバーストのオリーブグリーンダイヤルを備えた5711/1Aと、同じダイヤルでダイヤモンドセッティングのベゼルをもつRef.5711/1300A-001もお目見えした。どちらのモデルもスティール製で、サイズは直径40mm x 厚さ8.3mm、日付表示、シリコン製スピロマックスヒゲゼンマイを備えた、センターローターの自動巻きキャリバー26-330 S C J SEを搭載している。26-330 SCは、2019年から「ノーチラス 5711」に搭載されているムーブメントである。
5711の新バージョンは、スティール製の5711-1A-014が401万5000円、ダイヤモンドをセットした5711-1300A-001が1086万8000万円で販売される(全て税込)。
ファースト・インプレッション
このニュースは私が書いている間に何分か経っているが、既にソーシャルメディア上で野火のように広がっており、近年の5711の熱狂的な注目を裏付けるものとなっている。この新バージョンは、一部の5711ウォッチャーが疑っていたように、ホワイトゴールドではなく、実際にはスティールだ。しかし、新しい文字盤の色を除けば、これまでの5711とほぼ同じものである。
オリーブグリーンのサンバースト文字盤は、既存モデルの大幅な外観変更と同様、慣れるまでに時間がかかるだろう。しかし、オリーブグリーンはブルーよりも若干実用的な雰囲気があるものの、ブルーの文字盤に比べて美的感覚が劣ることはない。
ダイヤモンドをセットしたRef.5711-1300A-001は、やや難しいかもしれない。ブルーは、オリーブグリーンよりもダイヤモンドとの調和がとれているようにみえる。少なくとも私にはそう見えるのだが、最終的な判断を下す前に、実際にこの組み合わせがどんなものか見ることに代わるものはない。
しかし、パテック フィリップのコレクターやファンの中には、「見る前に飛べ」という人も少なくないのではないだろうか。近年、5711が熱狂的な購買意欲を生み出していることを考えると、この新バージョンは、リファレンスナンバーに「ASAP」(できる限りはやく)と付けるべき時計のように思える。
基本情報
ブランド: パテック フィリップ(Patek Philippe)
モデル名: ノーチラス(Nautilus)
型番: 5711/1A-014 (グリーンダイヤル、SS) と 5711/1300A-011 (グリーンダイヤル、SS、ダイヤモンドベゼル)
直径: 40mm
厚さ: 8.3mm
ケース素材: SS
文字盤色: オリーブグリーンサンバースト
インデックス: アプライド
夜光: あり
防水性能: 120m
ストラップ/ブレスレット: フォールディングクラスプ付きのスティールブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: パテック フィリップ Cal.26-330 S C
機能: 時、分、センターセコンド、日付
直径: 27mm
厚さ: 3.3mm
パワーリザーブ: 35-45時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
価格 & 発売時期
価格: 5711/1A-014 401万5000円、5711/1300A-001 1086万8000万円(全て税込)
詳細はパテック フィリップ公式サイトへ。