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我々が知っていること
ロイヤル オーク コンセプトの20周年に合わせて発表された、オーデマ ピゲの最もワイルドな時計の1つ、ロイヤル オーク コンセプト フライング トゥールビヨン GMTの最新ルックだ。コンセプトシリーズは、2002年にロイヤル オーク誕生30周年の節目を記念した特別プロジェクトとして誕生。それ以来、コンセプトラインはロイヤル オークの家系図のなかで最もアバンギャルドな部門として運営され、同様に大胆で明確なハイテクなモダン・ロイヤル オークの超限定生産を行っている。
ロイヤル オーク コンセプト フライング トゥールビヨン GMTは2018年にデビューしたが、ベーシックな仕様としては2011年のノン・フライング コンセプト GMT トゥールビヨンまで遡る。グリーンセラミックとピンクゴールドのアクセントが配されたフライングトゥールビヨンを搭載したこのモデルは、厚さ16.1mmの44mmケースを採用。フロントとバックにサファイアクリスタルをまとい、その非凡なムーブメントを見ることができる。
ホワイトセラミックのロイヤル オーク コンセプト GMT トゥールビヨン
ホワイトの方が好き? その記事は、こちらからご覧ください。
今回の新作は、基本的には既存モデルをベースとした新色展開であるものの、(APは前回、鮮やかなブルーのアクセントを纏ったモデルを2020年に発表している)、すべての秀逸なAPキャリバー2954が、このモデルの機能性にもう一度惚れ直す機会を提供してくれるだろう。
Cal.2954は限りなく特別なモデルであり、フライングトゥールビヨンはその始まりに過ぎない。約348個の部品から成るCal.2954は手巻きで、最大237時間のパワーリザーブが実装されている。つまり約10日間巻き。3Hzで動作するこのムーブメントは、文字盤の3時位置に配されたディスク表示によってセカンドタイムゾーンにも対応している。
このディスクのトップはサファイア製で、背景が透明になっており、1~12の時間を表示し、12時間に一度だけ回転する。ケースサイドのリューズのすぐ下にあるグリーンセラミック製のプッシャーを押すと、表示されている時間を進めることで別のタイムゾーンの時刻を素早く把握することができる。サファイアのアワーディスクの下には真鍮製のディスクがあり、24時間に1度だけ回転することで、昼夜を表示する。非常に巧妙かつ繊細な仕組みだ。
また、ムーブメントには、リューズが現在どの機能を制御しているかを示すファンクションインジケーターが搭載されている。“H ”は時刻設定、"R "はパワーリザーブの巻き上げ、"N "はニュートラルを意味する。これらの複雑なすべての機構はスケルトン加工されたムーブメントに実装されており、本機では、ブラックPVD加工されたブリッジにグリーンゴールドとピンクゴールドのアクセントが施されている。
このトラベルウォッチは、特に限定生産ではないが、AP社はそれほど多くの数の製造を行わない予定だ。
我々が思うこと
GMTウォッチのオタクとして、僕が決して買うことのできない時計の数々も含め、ロイヤル オークコンセプトGMTの存在する事実が愛おしく感じる。オリジナルのジェンタデザイン、そしてオーデマ ピゲが長年培ってきた複雑時計のタレント性を継承しながらも、ロイヤル オークの現代性を見事に表現した、実にワイルドなデザインなのだ。
確かにサイズも大きく、僕の最初の家よりも高い。しかし、2002年当時、コンセプトラインは斬新かつ驚異的なことをやってのけたわけで、僕は言いたいことがある。グリーンであろうとなかろうと、コンセプト全体はむしろよく熟成されている、と。
基本情報
ブランド名: オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)
モデル名: ロイヤル オーク コンセプト フライング トゥールビヨン GMT(Royal Oak Concept Flying Tourbillon GMT)
型番: 26589IO.OO.D056CA.01
直径: 44mm
厚み: 16.1mm
ケース素材: チタン
文字盤色: ブラックとグリーン
防水性: 100m
ストラップ/ブレスレット: サンドブラスト加工が施されたチタン製クラスプ付きのグリーンラバーストラップ(ブラックラバーストラップも付属)
ムーブメント情報
キャリバー: Cal.2954
機能: 時、分、フライングトゥールビヨン GMT、デイ/ナイト表示、ファンクションセレクター
直径: 35.60mm
パワーリザーブ: 237時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万1600振動/時(3Hz)
石数: 24
価格&発売時期
価格: 要問合せ
限定: 限定生産ではないが、限られた数の製造