Introducing グランドセイコー　SBGW273、SBGW275、SBGW277が北米限定で登場　あなた好みのグリーンダイヤルはどれ？（編集部撮り下ろし）

　しかし、グランドセイコーは、ファンに人気のある手頃な価格のモデルを残さないわけではないことも見逃せないポイントだ。私のようにSBGM221が欲しければ、それを手に入れても55万円で済むのだ。もうひとつ、ファンのあいだで人気の高いSBGW231は、グランドセイコー特有のエレガンスを凝縮した超シンプルな手巻き式時計で、価格は49万5000円だ（すべて税込）。

　グランドセイコーは、今年のセイコー創業140周年に合わせて、このモデルの3つの進化形を米国市場向けに140本限定で販売する。また、いつものようにグリーンにもテーマを設定しているため、ご安心いただきたい。グランドセイコーによると、この3モデルは、岩手県の厳美渓からインスピレーションを得たという美しいグリーン文字盤を備えている。

　好評を博しているSBGW231の新バージョンということで、ジャストサイズの37.3mmケース、日付表示なし、センターセコンド付きスタンダードビート機械式ムーブメントの手巻きバージョンである、グランドセイコーCal.9S64を搭載していることがわかる。

　今回の3つの限定モデルは、これらの要素に加えて、グランドセイコーのもうひとつの特徴である美しいカラーダイヤルが加わっている。イエローがかったSBGW273からブルーがかったSBGW275まで、それぞれ微妙に異なるグリーンの色調を備えている。SBGW277は、私の目にはもっと苔のような色合いに見える。どれも素晴らしいと思うが、私にとっては、ブラウンのクロコダイルストラップが素敵な275と273が、最高組み合わせだと思う。先週、オフィスにこの3モデルがあったため、もちろん写真を撮ったし、3つともつけてみた。言うことなしだ。私が持っているアイボリー文字盤のSBGM221とはまったく違うものの、とても魅力的なのだ。本機は4900ドルとSBGW231よりも少し高いが、限定モデルであることと、とても素敵な新しいダイヤルであることが理由だ。そして忘れてはならないのは、グリーン文字盤が今回の主役であり、グランドセイコーが現代の時計デザインのトレンドと無関係ではないことを示しているが、グリーンのフードの下（裏蓋から見える部分）には、クラシックな手巻きムーブメントが搭載されているわけだ。これらの限定モデルは、価格に見合うだけの価値がある。

ブランド: グランドセイコー（Grand Seiko）
モデル名: SBGW273、SBGW275、SBGW277（北米限定）
型番: SBGW273、SBGW275、そしてSBGW277

直径: 37.3mm
厚さ: 11.6mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: 記事を読んで写真でぜひご覧ください
インデックス: アプライド
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: クロコダイルストラップ

キャリバー: 9S64
機能: 時、分、秒
パワーリザーブ: 72時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 24
クロノメーター認定:  静的精度:平均日差+5秒～-3秒

価格: 4900ドル（約54万円）
発売時期: 2021年11月
限定:  各140本（北米限定）

All photos, Tiffany Wade.