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我々が知っていること
今週初め、ウニマティックはチタン製の3つの新作時計、モデロ ウノ、モデロ ドゥエ、モデロ ウノ GMTを発表することで、いわばファンの手首から負担を取り除いた。どのモデルも、これまでと同じケース形状でありながら、45%の軽量化を実現している。
このダイバーズウォッチは、お揃いのファントムラダーハンドセット、逆ロリポップ秒針、ダブルドーム型無反射サファイアクリスタル風防、300m防水を実現するねじ込み式ケースバック、そして錆びにくいチタンケースを備えている。
チタン製ダイバーズウォッチのモデロ ウノとフィールドウォッチのモデロ ドゥエは、チタンの温かみのあるグレーをアクセントに、シルバーのアクセントとスーパールミノバのホワイトマーカーが青く光るブルーノッテのカラーリングを備えている。そしてケース内には、38時間のパワーリザーブを誇るセリタのSW200-1を搭載する。また、サンドブラスト仕上げのチタン製バックル付きのブルーノッテ TPUツーピースストラップと、ブルーノッテナイロンシートベルトストラップが付属する。
ウニマティックは、同じグレードIIチタンを使用したモデロ ウノのケースに“callerタイプの”ETAムーブメントを搭載したグレースケールGMTも発表している。ブラックダイヤルとダークグレーのベゼルにオレンジの時針がアクセントを加え、42時間パワーリザーブを備えており、価格は1950ドル(約27万1710円)だ。この時計は100本限定で発売され、ほぼ即完売となった。GMTムーブメントにはETA 2893のエラボレグレードが使用されており、シースルーバックから見ることができる。
我々が思うこと
さっそくだが、始めよう。今回のリリースでGMTが少なかったのは残念だった。特にダイバーズウォッチでもあり売り切れる可能性が高いからなおさらだ。GMTがたった100本、ダイバーズモデルでも500本という本数は、このようなブランドの場合、物足りなさを感じてしまう。
私はHODINKEE ウニマティック GMTが本当に好きだった。HODINKEEが行ったコラボレーションのなかで最も好きなもののひとつだが、この最新のチタンモデルのリリースのように、あっという間に売り切れてしまい、私は手に入れることができなかった。買えない時計にあまり時間を費やしたくはないのだが、ウニマティックの素晴らしい作品に賛辞を送りたいと思う。オレンジ色の24時間針は、ロレックスのエクスプローラーIIを彷彿とさせ、チタンケースの暖かみのある色調によく映える。唯一の難点を言えば、私にとっては“フライヤー”GMTムーブメントではなく、“コーラー”であるという点だ。“限定版”であることに反するとわかってはいるが、私は本当に、本当に彼らがこれらをもっと作ってくれることを望んでいる。
しかし、素晴らしい“リリース”を逃した悔しさと同じくらいもどかしいことだが、希望を捨てないで欲しい。今回発売されたウニマティックのダイバーウォッチやフィールドウォッチには、まだまだ魅力的なモデルがたくさんあり、掲載時点ではまだ入手可能なのだから。
最近、チタン製の時計が盛り上がっているように感じる。新しいチューダー ペラゴス 39は今年の目立ったヒット商品のひとつであり、シチズンは軽量で低アレルギー性、そして錆びにくく、(傷がつきやすいとはいえ)丈夫なこの金属を手に入れるのにふさわしい素晴らしいエントリー価格を提示している。パテックもこの金属を使い、ユニークな5270Tをチャリティーのために900万スイスフラン(約13億3210万円)以上で販売した。ウニマティックの場合、うれしいことにペラゴス39と同じグレード2のチタンで、有用性にも優れた(そして、価格についての心配も少ない)サンドブラスト仕上げの美しいチタンケースを手に入れることができる。
モデロ ウノ U1S-T-MPは、ウニマティックが実験と反復を行うための典型的なプラットフォームだ。モデロ ウノはMassena LABとの2番目に好きなウニマティックコラボレーション(HODINKEEモデルに次いで)となった。デザインのフレームワークはシンプルで、小さな決定が大きなインパクトを与える。今回は、チタンケースにふさわしいブルーの組み合わせに、細部までこだわったことがわかる。チタンケースに合わせたブルーの組み合わせは、チューダーのブラックベイ 58を彷彿とさせるものだが、デザイン面ではウニマティックらしさが際立っている。
モデロ ドゥエは、より無骨さを強調した、渋く個性的なケースを採用している。チタンの使用はケース素材としてだけでなく、デザイン要素としてもより明白だ。サイドから見たときに左右対称のラグ形状は、付属のストラップはもちろんのこと、NATOストラップとのバランスもいい。モデロ ウノのクラシックさを考えると、モデロ ドゥエは3本のなかでいちばん好きなモデルではないかもしれないが、その魅力は十分理解している。
魅力を語るうえで、そのスペックに異論はないだろう。モデロ ウノとGMTは幅41.5mm、厚さ11.6mm、モデロ ドゥエは38mm×11.6mmと、ウニマティックはさまざまなテイストのサイズに対応している。ムーブメントはETAとセリタ製。しかし、いちばんの魅力はその価格だ。それぞれ1180ドル(約16万3875円)と900ドル(約12万4990円)で、スティール製からチタン製への追加料金は65ドルアップしただけである。私にとっては、これはとても魅力的なことだ。
基本情報
ブランド: ウニマティック(Unimatic)
モデル名: モデロ ウノ GMT、モデロ ウノ、モデロ ドゥエ(Modello Uno GMT, Modello Uno, Modello Due)
型番: U1S-TGMT(モデロ ウノ GMT)、U1S-T-MP(モデロ ウノ)、U2S-T-MP(モデロ ドゥエ)
直径: 41.5mm(モデロ ウノ GMTとモデロ ウノ)、38mm(モデロ ドゥエ)
厚さ: 11.6mm(全モデル)
ラグからラグまで: 49mm(モデロ ウノ GMTとモデロ ウノ)、47.5mm(モデロ ドゥエ)
ラグ幅: 22mm
ケース素材: グレードIIチタン
文字盤: マットブラックダイヤル(モデロ ウノ GMT)、ブルーノッテダイヤル (モデロ ウノ、ドゥエ)
インデックス: ハンドアプライド夜光
夜光: スーパールミノバ BGW09 ホワイト
防水性能: 300m
ストラップ/ブレスレット: ストームグレーTPU2ピースストラップ、チタンサンドブラスト加工ハードウェア、ブラックコードバンシェル2ピースストラップ(モデロ ウノ GMT)、ブルーノッテTPU2ピースストラップ、チタンサンドブラスト加工ハードウェア、ブルーノッテナイロンシートベルトストラップ(モデロ ウノ、ドゥエ)
ムーブメント情報
キャリバー: ETA 2893(モデロ ウノ GMT)、Sellita SW200-1(モデロ ウノ、ドゥエ)
機能: Caller GMT、時・分表示、秒、日付(モデロ ウノ GMT)、時・分表示、ハック機能付きの秒、日付(モデロ ウノ、ドゥエ)
パワーリザーブ: 42時間パワーリザーブ(モデロ ウノ GMT)、38時間パワーリザーブ(モデロ ウノ、ドゥエ)
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
価格 & 発売時期
価格: モデロ ウノが1180ドル(約16万3875円)、モデロ ドゥエが900ドル(約12万4990円)。
発売時期: 発売中
限定: あり。各500限定(モデロ ウノ GMTは100本限定)
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