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時計コレクターの皆さん、お待たせしました。今週は、A.ランゲ&ゾーネ、ブライトリング、カルティエ、シャネル、ショパール、グランドセイコー、エルメス、ウブロ、IWC、ジャガー・ルクルト、モンブラン、オリス、パネライ、パルミジャーニ・フルリエ、パテック フィリップ、ピアジェ、ロレックス、タグ・ホイヤー、チューダー、ヴァシュロン・コンスタンタン、ゼニスから新しい作品が大公開される(深く息を吸って)。そして、さらに、、、。破壊的なインディーズブランドから18世紀の伝統的なブランドまで、まだまだたくさんある。そのほとんどが、ジュネーブで開催されるWatches and Wondersに出展されるのだ。HODINKEEは、この1週間にわたって、最も重要なニュースをお届けする。
ここ数年以上、時計と時計製造に携わっている人なら誰でも覚えているだろうが、昔々、2大見本市が毎年開催されていた。全盛期のバーゼルワールドは、LVMHグループ傘下のブランドからスウォッチグループ全体、さらにはパテック フィリップやロレックスなど、1000社以上が出展する大規模なものだった。もうひとつの大きなショーは、SIHH(Salon International Haute Horlogerie)と呼ばれる、より高級な展示会で、出展者数は数分の1ながら、ハイエンドに特化したものだった。ボーム&メルシエやカルティエなどリシュモングループのブランドが中心で、そのなかにはオーデマ ピゲなど他のブランドも含まれていた。
トレードショーは、製品を実際に見て、その年の注文を書き込むために訪れる業界関係者と、多くの場合、新しい時計を実際に見て体験する初めての機会を得るジャーナリスト両方のためのものだった。そして、ふたつのショーはそれぞれ異なる運命に見舞われた。バーゼルワールドは、出展費用の高騰と代替されるコミュニケーション・プラットフォームの台頭により、出展企業の撤退が相次いだ。SIHHは世界的なパンデミックに直面したことで撤退し、2021年に純粋なデジタル・グローバル・プラットフォームとして生まれ変わった。Watches & Wondersという名称は、もともとSIHHの主催者が小規模かつローカルマーケット版のSIHHのために作ったものだった(2015年、HODINKEE入社後わずか3ヵ月でWatches & Wonders香港に行ったことがある)。
しかし、今年は、デジタルと対面式のフィジカルな体験の双方を備え、このショーが復活(主催者は、ふたつのアプローチを表現するために、"フィジタル(phygital) "というぎこちない新語を用いた)。その結果、スイスでは最大規模となる高級時計見本市が数年ぶりに開催されることになったのだ。Watches & Wonders 2022は、ジュネーブのパレクスポ(Palexpo)で開催されるが、このセンターは、長年SIHHの開催地であった会場だ。
ショーには、SIHHに出展していたブランドの多くが参加し、リシュモングループのブランドもフル参加するが、例年とは打って変わって、バーゼルワールドにしか出展していなかった主要ブランドの姿もある。パテック フィリップ、ロレックス、チューダー、そしてLVMHの大御所であるタグ・ホイヤー、ウブロ、ゼニスなどだ。また、シャネル、ショパール、グランドセイコーも、以前はバーゼルだけの出展であった。スウォッチグループは、各ブランドが独自のカレンダーに従うことに甘んじるようだ。ブライトリング(ジョージ・カーンCEO就任後、展示会の習慣を打破し、独自路線を歩んできたパイオニア)を始めとする、展示会に参加しない他の主要ブランドもまた、今週、新作を発表する予定となっている。
HODINKEEも楽しみにしているといえば、そうなのだ。初日の朝、何が出てくるかわからない大きな展示会場に足を踏み入れるのは、直感的な興奮があるものだ。これは、普段から実際に時計を見たり、触ったりすることができるようになったということも意味している。プレスリリースの技術は、さまざまなブランドによって多様に実践されているが、突き詰めれば、現実に勝るものはないのだ。
今週は、1週間にわたってHODINKEEのエディターがジュネーブに集結し、高級時計業界で最も重要かつ話題のブランドの新作に関するニュ ース、インタビュー、分析などをお届けする。また、HODINKEE Radioの特別エピソードにもご注目を。我々と一緒にWatches And Wonders (And More)を体験いただければ幸いだ。それでは、会場(もしくはオンライン)でお会いしましょう
独立系ブランドも含むすべての出展社リストなど、Watches & Wonders Geneva 2022の詳細については、公式サイトへ。
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