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リアーナは待ちに待ったハーフタイムショーで会場を赤一色に染め上げ、名曲の数々で会場を盛り上げた。ファッション業界は彼女が着ていた緋色のロエベのジャンプスーツに釘付けになっていたが、我々はというと彼女のリストウェアに注目していた。
彼女の袖が見えるやいなや、すぐに時計の特定にとりかかった。さて、ダイヤモンドベゼルに赤い文字盤、そしてレザーストラップ。ピアジェか? ヴァン クリーフか、いや、違うな……。などと考えていたら、その正体が突然明らかになった(ベゼルに輝くダイヤモンドだけでは、十分な手がかりにならなかったようだ)。ジェイコブ(Jacob & Co.)である。
具体的には、ジェイコブ ブリリアント スケルトンノーザンライツと、それに合わせた赤いストラップだ。確かにこれは時計マニアの話題にはあがらないモデルだ。しかし、月曜日にオフィスのウォータークーラーの近くで(あるいは2023年の現時点で、居心地が悪いZoomチャットで)は、誰もが噂する時計になるに違いない。
時計本体は直径44mmでSS製である。しかし、これはこの時計に関する情報の半分でしかない。251個のラウンドカットダイヤモンドがパヴェセッティングされており、リューズには30個のラウンドカットホワイトダイヤモンドをセット。総じて、これでもかというほどのダイヤモンドが使われている。
この時計は、赤いミネラルクリスタルの文字盤にリーフ針も備えている。防水性能は、カンクンでシュノーケリングを楽しむのに最適な30mだ。101本の限定生産モデルで、小売価格は7万2000ドル(約954万円)となっている。だが、スーパーボウルでリアーナの手首に巻かれていたことから、市場価格は上昇する運命にありそうだ!
もちろん、腕時計を着用していた有名セレブは、彼女だけではない。例えばレブロン・ジェームズは、オーデマ ピゲのロイヤル オークと思われるつや消しの時計を身につけて、ボックス席から観戦していた。以下に、我々が目撃したそのほかの例を挙げていこう。
ジェイ・Z: リシャール・ミル RM 47 トゥールビヨン(サムライダイヤル)
ジェイ・Zは先日のグラミー賞で、人類が身につけることができる最もスタイリッシュなパテックこと、グランドマスター・チャイムを身につけて登場した。だがこの夜、彼はそれとは異なる一風変わった腕時計を選ぶことにしたようだ。スケルトンダイヤルにサムライの刀が交差する、RM 47 トゥールビヨンだ。ジェイ・Zのコレクションは尽きることがない。彼が身につける時計は成功者のための一品ばかりだが、その顔ぶれの多彩さには驚かされる。
ゴードン・ラムゼイ: ロレックス サブマリーナー Ref.5512
ゴードン・ラムゼイが時計好きであることは以前から知っていたが、セレブがヴィンテージピースを身につけている姿はいつ見てもクールだ。今回は、美しく焼けたマットダイヤルを持つヴィンテージのロレックス サブマリーナー Ref.5512を、NATOストラップで装着していた。
マイケル・ストレイハン: ローズゴールドのパテック フィリップ トラベルタイム Ref.5990R
リアーナのパフォーマンスの直前に、マイケル・ストレイハンという放送作家を見かけた。彼はアメフトの元ディフェンシブエンドで、かなりの巨漢である。彼の腕には、パテック Ref.5990Rのゴールドブレスレットが、まるでリンクが3つほど多いかのようにぶらさがっていた。こんなことってあり得るのか? パテックには我々が知らない、ビッグ&トール部門があるというのだろうか?
ボビー・フレイ: シャイノラ ランウェル クロノグラフ
有名シェフのボビー・フレイは、試合前のフェニックスでプレイヤーズテイルゲートと呼ばれるイベントを開催していた。彼は、手首にクロノグラフをつけたまま料理を振舞っていた。その時計がシャイノラ ランウェル クロノグラフであることを知ったときにはそれほど興奮はしなかったが、我々が発見した時計のひとつには変わりないだろう。
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